face it

チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

はじめに

(2020年6月27日更新)

ブログ【face it】担当のKeiです。チャート愛好家として、ビルボードジャパン最新チャートを様々な視点から分析し、記載しています。

お問い合わせやご意見、ご依頼などがございましたら、faceknk @ gmail.com宛にお願いいたします。もしくは、はてなユーザーの方は各エントリーにコメント出来ますので、よろしくお願いします。

 

2020年4月からは米ビルボード、およびビルボードジャパンのソングスチャートを紹介するポッドキャストBillboard Top Hits】も配信していますので、よろしくお願いします。

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ハリー・スタイルズ「Watermelon Sugar」が初の頂点へ、今回も複数の施策が展開…8月15日付米ビルボードソングスチャートをチェック

ビルボードのソングスチャートをチェック。現地時間の8月10日月曜に発表された8月15日付最新ソングスチャート、前週初登場で首位を獲得したテイラー・スウィフト「Cardigan」は8位に後退、ハリー・スタイルズ「Watermelon Sugar」が首位に躍り出ました。

今週の集計期間はストリーミングおよびダウンロードが7月31日金曜から、ラジオエアプレイが8月3日月曜からの1週間。この間、ハリー・スタイルズは様々な策を実施し、自身初の首位獲得に至りました。

なにより大きいのがダウンロードの急上昇。前週比614%アップの63000を獲得しこの指標を制しました。これはいわゆるフィジカル施策によるもので、ハリー・スタイルズの公式サイトにてカセットもしくはレコードを購入すると、後日届くそれらフィジカルとは別に購入段階でダウンロードも可能となる仕組み。このフィジカル施策に加え、「Watermelon Sugar」とインストゥルメンタルバージョンがそれぞれ69セントという安価でダウンロード可能になったのも、ダウンロード指標押し上げの要因となりました。

ストリーミングは前週比1%ダウンの1420万(同指標18位)。ダウンしてはいますが、言い換えれば1%ダウンにとどめたと言えます。ストリーミングの集計期間初日にあたる7月31日にミュージックビデオの舞台裏(ビハインド・ザ・シーン)が、また8月3日には"Lost Tour Visual"と題したミュージックビデオが新たに公開され、興味を惹き続ける施策が採られているのです。

実は8月3日がアメリカにおけるスイカの日(National Watermelon Day)とのこと。この日、"#NationalWatermelonDay"がトレンド入りしたことも影響しているのではという見方があります。この日が集計期間初日にあたるラジオエアプレイ指標は前週比8%アップの7170万となり、同指標2位に上昇しているのです。

「Watermelon Sugar」により、ハリー・スタイルズにとっては活動休止中のワン・ダイレクションで成し得なかった首位獲得を果たしました(ワン・ダイレクションの最高位は「Best Song Ever」(2013)の2位)。グループからは、脱退したゼイン(・マリク)が「Pillowtalk」で4年前に首位を獲得しており、これで複数のメンバーがソロとして首位の座に就いたことに。グループからソロで複数メンバーが首位を獲得したのはザ・ビートルズが最初で、最終的には4人全員がトップに立っています。

"Watermelon"が付いた曲での首位獲得は今回が初。一方"Suger"は6曲目で、直近では49年前のザ・ローリング・ストーンズ「Brown Sugar」となっています。

 

2週連続2位となったのはダベイビー feat. ロディ・リッチ「Rockstar」。ストリーミングは前週比8%ダウンの3020万(同指標1位)、ダウンロードは同4%ダウンの9000(同指標6位)、そしてラジオエアプレイは同4%アップの7060万(同指標3位)。ラジオエアプレイではハリー・スタイルズ「Watermelon Sugar」に抜かれる形となりましたが、この指標では今週もザ・ウィークエンド「Blinding Lights」(総合4位)が7920万を獲得して首位となり、これで18週連続となりました。

ラジオエアプレイチャートがはじまった1990年12月以降、18週首位はグー・グー・ドールズ「Iris」(1998)と並び史上最長タイとなりました。しかも2位のハリー・スタイルズ「Watermelon Sugar」とは750万の差があり、且つ「Blinding Lights」は同指標において前週比4%アップ。次週この記録を塗り替えることはほぼ間違いないでしょう。

 

6位にはビリー・アイリッシュ「My Future」が初登場。7月30日木曜リリースのこの曲は今週3つの指標がはじめて1週間カウント対象となり、この位置に着けました。

「My Future」はストリーミングが2090万、ダウンロードが15000を獲得し2指標で3位に入ったほか、ラジオエアプレイは740万となりました(同指標50位未満)。ビリー・アイリッシュにとって3曲目のトップ10入りとなりました。

 

前週初登場で首位を獲得したテイラー・スウィフト「Cardigan」は8位に後退。前週は3曲がトップ10入りしましたが今週はこの曲のみとどまっています。ストリーミングは前週比48%ダウンの1750万(同指標5位)、ダウンロードは同88%ダウンの8000(同指標8位)、ラジオエアプレイは同51%アップの1920万(同指標43位)。前週の初登場の際、フィジカル施策および別バージョンリリース(によるオリジナル版への合算)という複数施策を行ったことへの反動は大きいと言えます。

 

最新のトップ10はこちら。

[今週 (前週) 歌手名・曲名]

1位 (7位) ハリー・スタイルズ「Watermelon Sugar」

2位 (2位) ダベイビー feat. ロディ・リッチ「Rockstar」

3位 (3位) ジャック・ハーロウ feat. ダベイビー、トリー・レーンズ & リル・ウェイン「Whats Poppin」

4位 (5位) ザ・ウィークエンド「Blinding Lights」

5位 (8位) セイント・ジョン「Roses」

6位 (初登場) ビリー・アイリッシュ「My Future」

7位 (10位) ジョーシュ・シックスエイトファイヴ × ジェイソン・デルーロ「Savage Love (Laxed - Siren Beat)」

8位 (1位) テイラー・スウィフト「Cardigan」

9位 (12位) クリス・ブラウン&ヤング・サグ「Go Crazy」

10位 (11位) リル・モジー「Blueberry Faygo」

前週のテイラー・スウィフト「Cardigan」同様、ハリー・スタイルズ「Watermelon Sugar」においても複数の策(フィジカル施策、ダウンロード安価販売、新たなビデオの公開)が採られました。「Watermelon Sugar」は「Cardigan」とは異なりある程度ヒットしている段階でこれら施策が導入されているため、デジタル2指標はダウンしてもラジオエアプレイが急落することはないだろうことを踏まえれば次週のトップ10落ちはないものと考えます。とはいえある程度の反動は免れないでしょう。

次週はカーディ・B feat. ミーガン・ジー・スタリオン「WAP」に注目。8月7日金曜リリースのこの曲は米Spotifyデイリーチャートを3日連続で制しており、トップ10内への初登場はほぼ確定と言えるかもしれません。

サブスク未解禁ゆえ多くの方に届かないだろうことを憂い、解禁を心から願う

この1ヶ月の間にリリースされた作品や話題の音楽トピックを踏まえ、関連作品を聴こうとしてもサブスクにないため手軽に接することができないという事態が多く発生しています。というわけで、解禁祈願の意味を込めたエントリーを前週水曜にアップしようとしたところ、米津玄師さんがアルバム『STRAY SHEEP』リリースのタイミングでサブスクを解禁したため当日は急遽内容を差し替え。本日あらためてアップします。

 

 

米津玄師『STRAY SHEEP』と同じく、8月5日にはOfficial髭男dismのシングルCD『HELLO EP』もリリースされています。強力タイアップが3曲収められ、ヒゲダンのハイレベルなポップネスを堪能できるこの作品集から思い出したのが、ヒゲダンが鈴木愛理さんに提供した「Break it down」。

藤原聡さんがソングライトを、Official髭男dismがアレンジを手掛けており、ヒゲダンらしいグルーヴが堪能できるこの作品。鈴木雅之さんとの共演や『うたコン』(NHK総合 火曜19時57分)への出演で実力の高さが証明済ゆえもっと多くの方に届いてほしいと思うのですが、ソロ作のみならず彼女が所属していた℃-ute等、ハロー!プロジェクトの作品群はこぞってサブスク未解禁という状況。実は今年上半期の邦楽ベストSpotifyのリストから選んでいたため、この曲を選び忘れてしまった次第。同じくサブスク未解禁のKinKi Kids「KANZAI BOYA」は選出段階において直近のリリースのため、記憶に深く刻まれていたのですが。

 

 

7月30日に初のライブ映像配信を行った山下達郎さん。その内容の素晴らしさもさることながら、大きなトラブルはなかったと耳にしています。

有料配信等の性質上、チケットを購入した視聴者の多くは山下達郎さんの音源を所有しているでしょうが、観ていない方でも上記のような記事に触れた方ならば、次回配信があれば観たいと思っているかもしれません。ならばサブスクで予習をと思っても、ごく一部の曲がごく一部のサービスで解禁されている以外はサブスク未解禁という状態が続いており、いずれ全ての曲が全てのサービスで解禁されることを望んでいます。特に映像配信でラストに披露された、竹内まりやさんによるシティ・ポップの名曲「プラスティック・ラブ」のカバー。ライブアルバム『JOY -TATSURO YAMASHITA LIVE-』収録のバージョンが絶品ゆえ、強く願うばかりです。なお竹内まりやさん版のミュージックビデオはYouTubeにアップされていますが、ショートバージョンとなっています。

 

 

ベテラン歌手のサブスク(ほぼ)未解禁といえば、中島みゆきさんも同様。今年に入りAmazon限定で解禁され、Amazon Music Unlimitedでは今月はじめの段階で91曲が用意されています。この解禁状況については以前、「糸」が映画化されることでヒットに至れるかを考えた際に紹介しています。

ここで取り上げるのは「兆しのシーズン」。シングル「ジェラシー・ジェラシー」のカップリング曲ながらファンも多く、作曲は筒美京平さんが担当。この曲を先月、星屑スキャットのメンバーであるギャランティーク和恵さんがシングルとしてリリースしています。

アレンジは以前からプロデュースを手掛けているKASHIFさんで、シティ・ポップの要素も取り込みつつ独特な粘り気を放っているのが特徴的。オリジナルは先述したAmazon Music Unlimitedでは解禁されていますが、他サービスでも…と願うばかりです。

 

 

先月25日に放送された『SONGS』(NHK総合 土曜23時)では岡村靖幸さんの疑似結婚式が行われ、その企画に度肝を抜かれた方も多かったと思います(個人的には小田切千アナウンサーの登場がいい意味でミスマッチだったなあと)。「だいすき」以外の2曲は4月にリリースされたアルバム『操』からの先行曲であり、RHYMESTERとの「マクガフィン」同様サブスクで解禁済ですが、『操』自体は未だ解禁されていません。アルバムで「ステップアップLOVE」前後の流れを聴くとその曲の良さがさらに増幅されていると感じるはずです。

 

 

先月『音楽の日』(TBS)に初出演し、祈りや願いを込めた3曲で圧巻のパフォーマンスを届けてくれたMISIAさん。先月末には『MISIA SOUL JAZZ BIG BAND ORCHESTRA SWEET & TENDER』が映像盤化されています。MISIAさん自身はサブスクを解禁しているのですが、個人的に白眉だと思う曲が未解禁のまま…その曲とは、久保田利伸さんにフィーチャーされた「FLYING EASY LOVING CRAZY」。12年前にリリースされたデュエットはもっと広まって欲しいと思うのですが、久保田利伸さんが一切サブスクを解禁していない(さらに公式動画も見つからない)ゆえ紹介できないのが悔しい限り。先述したOfficial髭男dismのEPタイトル曲「HELLO」のAメロにおけるドラムのフレーズがほんの少し「流星のサドル」感があったゆえ尚の事、聴きたくても聴けないという悔しさが募ります。

 

 

最後は嵐「カイト」。ダウンロードも未解禁であることの理由を色々と考えてみたのですが、公式SNSにおける「IN THE SUMMER」との扱いの差を比べると、デジタル未解禁に納得しかねる自分がいます。

NHKの公式YouTubeチャンネルからアップされた上記動画が、Foorin「パプリカ」同様にISRCが付番されないだろう点に関しては昨日紹介しました。 米津玄師さんの作品群が解禁されたゆえ尚更、非常に勿体なく思います。

 

 

今回サブスク未解禁(一部サービス、一部楽曲のみ未配信を含む)として紹介した歌手においては、その未解禁は意図したものであるのかもしれません。しかしながら、米津玄師さんの解禁に対するとあるサブスクユーザーのリアクションは、サブスクサービスを使うおそらく多くの方にとって共通認識になってきているのではと思うのです。

米津玄師さんがサブスクを解禁したことで、いよいよサブスク未解禁歌手は進退を迫られたというのが自分の見方です。現に今回のサブスク解禁記事を引用し、”自分の好きな歌手が揃ったからサブスクだけで十分”とつぶやく方もいらっしゃいました。サブスク未解禁の歌手はその方にとって存在しないことになるわけです。

自分は好きな作品については購入し、また基本的に借りられる作品はレンタルして音源を手に入れますが、しかしながら先述したような「Break it down」失念問題が発生。おそらくは自分の中にも上記の認識が宿っていることは否定できません。

MISIA「好いとっと」ミュージックビデオのYouTube掲載先に安堵する理由…Foorin「パプリカ」や嵐「カイト」の動画再生指標が加算されない問題に関連しているのです

MISIAさんによるNHK福岡放送局開局90年テーマソング「好いとっと」のミュージックビデオが先週公開されました。

方言によるラブソングといえばDREAMS COME TRUE「大阪LOVER」を思い出します。そういえば両者はサルソウル的な「I miss you 〜時を越えて〜」でも共演していましたね。

昨日放送の『ライブ・エール』(NHK総合)でも圧巻のパフォーマンスを披露したMISIAさん。上記ミュージックビデオはリリックビデオ的要素もあり、また「アイノカタチ (feat.HIDE(GReeeeN))」を提供したGReeeeNによる作曲(今回の作詞はMISIAさん本人)、亀田誠治さんがアレンジを担当したことでよりキャッチーな作品となっています。

 

さて、個人的には「好いとっと」のミュージックビデオがMISIAさんの公式YouTubeチャンネルでアップされたことに安堵しています。

一方でダンスミュージックビデオはYouTube未掲載ですが、仮に載ったとしてもNHKYouTubeアカウント発だった可能性が高かったでしょう。もしミュージックビデオもNHK発だったならば、チャート上で損をする可能性が高かったと言えるのです。

その前例として、Foorin「パプリカ」が挙げられます。

ISRC(国際標準レコーディングコード)を付番する動画がビルボードジャパンソングスチャートにおける動画再生指標の加算対象となるのですが(詳細はこちらをご参照ください)、Foorin「パプリカ」は同指標がほとんど加算されていないため、おそらくISRCが未付番であると推測されます。ごく一時的に加算されていたのはUGC(ユーザー生成コンテンツ)によるものと思われ、上記ダンスミュージックビデオが昨夏に1億回今月6日に2億回再生を突破したのとは対照的に動画再生指標の少なさが目立つのです。世界観やFoorin楽団等、各ビデオの総再生回数が2億5千万を超えるため尚の事。以下のチャート構成比(ビルボードジャパンのCHART insight)では上が総合チャートおよびチャート構成8指標の動向を、下が総合チャートと動画再生指標のみを抽出したものですが、動画再生指標の少なさが如実に解ります。

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他方、米津玄師さんによるセルフカバーバージョンのミュージックビデオは1年前の今日公開。こちらはNHKの公式YouTubeアカウントからも短尺版がアップされていますが、米津玄師さんのYouTubeアカウントでも発信。ビルボードジャパンソングスチャートにおいて動画再生指標がきちんと加算されています。このセルフカバー版が公開からおよそ10ヶ月で1億回再生を突破していることを踏まえれば、この1年間で1億回再生に至ったFoorin「パプリカ」がISRCを付帯していれば米津さんのセルフカバー版に近い形で動画再生指標を加算できたと考えるのが自然でしょう。

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Foorin「パプリカ」同様、米津玄師さん関連曲で動画再生指標が加算されていないのが、米津さんが曲提供した嵐「カイト」。デジタル未解禁ながら、昨年の『NHK紅白歌合戦』でのパフォーマンス動画は年明けにNHKの公式YouTubeチャンネルで公開されましたが、最新のビルボードジャパンソングスチャートで首位を獲得した同曲のチャート構成比をみると、動画再生指標は一度として加算されていません。

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「パプリカ」のFoorinバージョンと米津玄師さんのセルフカバー版、嵐の「カイト」…これらを踏まえれば、NHKの公式YouTubeチャンネルでアップされた曲にISRC(国際標準レコーディングコード)が付番されていないだろうことが確定したと言っていいでしょう。以前からその可能性を指摘していながら問題が放置されているとなると、NHK側がISRCに対する知識や意識を強く持ち合わせていないのではないかと捉えてしまいます。多くの方に支持される動画がチャートアクションに影響しないのは至極勿体ないことであり、その楽曲における損失とすら言えるでしょう。ISRCは後からでも付番可能ですので、メディア関係者の意識付けの徹底を強く求めますし、このような状況がなくならないゆえにMISIA「好いとっと」のミュージックビデオがMISIAさんの公式YouTubeチャンネルに載ったことは一安心、なのです。

LINE MUSICにおいて米津玄師等に混じり上位進出している曲に共通して行われているキャンペーンへの私見

8月5日にサブスク解禁した米津玄師さん。Spotifyでの動向について昨日取り上げたところ、多くのアクセスをいただきました。

ビルボードジャパンソングスチャートのストリーミング指標(サブスクの再生回数に基づく)、その速報では米津玄師さんの作品群が大量エントリーを果たしています。

8月3~5日における動向において「感電」は7位に登場。勢いの凄まじさを感じます。

Spotifyでは、8月6日付で再生回数や順位がダウン。「感電」は日本のSpotifyデイリーチャートにおいて再生回数が287603→248868となり、順位も首位から3位へ後退。米津玄師さんの主演曲は200位中52曲に減りました。それでもDAOKOさんとの「打上花火」、中田ヤスタカさんへの客演となる「NANIMONO」を含めれば54曲となり全体の4分の1以上を占めているわけで、「感電」が主題歌に起用された『MIU404』の放送やそのドラマ主演陣との対談企画、ニュース番組でのインタビュー、そしてなにより『フォートナイト』でのイベント開催がどう影響するのか気になるところです。

 

米津玄師さんの勢いはLINE MUSICでも如実に表れているのですが、順位をみると気になることが。

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8月7日付デイリーチャート、トップ10には米津玄師さんの曲が4曲登場している一方、YOASOBI「夜に駆ける」や瑛人「香水」等常連曲も登場。また、もさを。「ぎゅっと。」やオレンジスパイニクラブ「キンモクセイ」はいずれも上記ビルボードジャパンストリーミング指標の記事でも言及されている注目曲なのですが、それらの中にあってSUPER★DRAGON「SAMURAI」が2位に登場しているのです。

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ブログ執筆時点となる8日5時のリアルタイムチャートをみると「SAMURAI」は2位。そして1位にTOMORROW X TOGETHER「Drama (Japanese Ver.)」、3位にはTREASURE「BOY」が入り、これら2曲とも7日付デイリーチャートで高位置につけています(「Drama (Japanese Ver.)」は13位、「BOY」は21位)。この3曲について調べると、共通の理由が。

8月5日(水)配信スタートの新曲「SAMURAI」をLINE MUSICでたくさん聴いてくれた方の中から、 上位の方に3つのコースからプレゼント!!!!!!!!!

【LINE MUSIC キャンペーン】Digital Single「SAMURAI」 / SUPER★DRAGON official website(8月4日付)より

TOMORROW X TOGETHER の新曲「Drama [Japanese Ver.]」をLINE MUSICアプリで500回以上聴いた方の中から抽選で30名様をTOMORROW X TOGETHERのオンライントークイベントにご招待!

【LINE MUSIC会員限定♪】TOMORROW X TOGETHERのオンライントークイベントにご招待!🗣💻💕(参加者全員にLINEプロフィール背景画像をプレゼント!🎁) - LINE MUSIC(8月7日付)より

1st Single『THE FIRST STEP : CHAPTER ONE』収録の「BOY -KR Ver.-」(1曲)をLINE MUSICにてフル尺再生で、たくさん聴いていただいた方の中から上位24名様に、"LINE MUSIC限定 TREASUREメンバー直筆サイン入りソロ・ポラロイド(ランダム)"をプレゼント!!さらに、キャンペーンにご参加頂いた全ての方に「LINE MUSIC限定 TREASUREメンバー全員サイン入り待ち受け画像」がDLできるURLをプレゼントします!たくさん聴いてご応募ください♫

TREASURE 1st Single『THE FIRST STEP : CHAPTER ONE』の配信を記念して、各配信ストアでのキャンペーン実施が決定!! - NEWS | | TREASURE(トレジャー)OFFICIAL WEBSITE(8月7日付)より

回数が明示されているところもあればそうでないところもありますが、いずれにせよ”沢山聴いた方が当選もしくはその条件に該当する”キャンペーンが実施されているのです。これは邪推の域を出ませんが、ともすれば深夜から明け方にかけてはサブスクサービス利用者が少なく、他方キャンペーン実施歌手のファンの方が(自身も就寝中かもしれませんが)対象曲を常にループさせていることにより、リアルタイムチャートのトップ3がキャンペーン対象曲で独占されたのではないかと思うのです。

 

TREASURE「BOY」においては他のサブスクやダウンロードサービスでも似たキャンペーンを行っていますが(上記リンク先参照)、各サービスの中でLINE MUSICが特にこの種のキャンペーンを多く展開しています。先月はBTSが、昨年秋は加藤ミリヤさんが、そしてその少し前にはテイラー・スウィフトが行っていました。しかしこれら”沢山聴いた方が当選もしくはその条件に該当する”キャンペーンについて、個人的には当時から疑問を呈しています。

テイラー・スウィフトに会える!と謳ったキャンペーンに当選するためには、『「ME! (feat. Brendon Urie of Panic! At The Disco) (feat. Brendon Urie)」をより多くLINE MUSICでフル尺再生で聴いた上位30名様』に入らないといけないのです。時間の有る方が該当曲を四六時中流しっぱなしにしないといけないこのキャンペーン、当選するのは有る種簡単かもしれませんが、それがユーザーのライフサイクルに支障をきたしかねず、またチャート上で不自然な動きを生み出した点においてもこのやり方は支持できない

(追記あり) サブスクを使用したキャンペーン、もっとスマートなものはないものか? レディー・ガガ、テイラー・スウィフトの例から考える(2020年3月22日付)

チャート上ではこのキャンペーンがたしかに有効に作用しているようにみえるのですが。

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テイラー・スウィフト feat. ブレンドン・ユーリー(パニック・アット・ザ・ディスコ)「Me!」はLINE MUSICキャンペーン効果で昨年11月4日付ビルボードジャパンソングスチャートのストリーミング指標で11位、総合では44位に再浮上。上記チャート推移(CHART insight)の真ん中あたりで青(ストリーミング)と黒のグラフ(総合)が盛り上がっていることが解ります。翌週も高く推移したのは、ビルボードジャパンソングスチャートの集計期間にまたがる形でキャンペーンが展開されていたためですが、しかしリリース当初のようにストリーミング以外の指標で盛り上がらなかったためキャンペーン終了後に急激に失速。ここから、キャンペーンが非常に限定的であることが解ります。

尤も「Me!」がリリースからしばらく経ってからのキャンペーン開催であるのに対し、SUPER★DRAGON「SAMURAI」やTOMORROW X TOGETHER「Drama (Japanese Ver.)」、TREASURE「BOY」といった楽曲は新曲ゆえ他指標も盛り上がる可能性はあるでしょう。しかし同じサブスクサービスのSpotifyではブログ執筆段階で最新となる8月6日付で200位以内に、Apple Musicでは8月8日6時時点で100位以内にこれら3曲は登場していません。サブスクサービスの中でも盛り上がりが限定的であっては、他指標に波及することも難しいのではないでしょうか。

 

今回取り上げたキャンペーンのすべてを否定するつもりはありませんし、むしろ上手く用いれば対象曲やその歌手の認知度を向上させる大きな武器になることも考えられます。しかしながら、たとえば彼らの公式Twitterアカウント発のつぶやきから、このキャンペーンを機により多くの方に聴いてほしいという思いをあまり感じなかったのは自分だけでしょうか。「夜に駆ける」を大ブレイクに導いた一因と言っても過言ではない、YOASOBIのTwitterアカウントにおけるファンとのエンゲージメントの徹底っぷりに幾度となく触れた身には、YOASOBI側が如何に優れているかをあらためて感じた次第です。その内容は下記ブログエントリー等で確認できます。

LINE MUSICをはじめとする、”沢山聴いた方が当選もしくはその条件に該当する”キャンペーンがコアなファンの域を出ず、しかもそのファンの負担を強いかねない可能性があることから、現状においてあまり好ましいと思えないのが自分の見方です。ビルボードジャパンソングスチャートにおいてストリーミングは接触指標群に該当しますが、接触指標群は本来ライト層の動向が強く示されるものであり、それらライト層はいずれコアなファンに昇華するかもしれないにもかかわらず、今回紹介したキャンペーンからはその可能性が感じられない気がします。

ビルボードジャパンソングスチャートにおいてストリーミング指標が単発的なヒットで終わっていないか、他指標もきちんと上昇しているか等、キャンペーン対象曲については中長期な動向を見て真に社会的なヒットとなったかを見極めないといけません。

 

 

このキャンペーンで得する方は何方なのかと考えてみて、ふとある歌手の言葉を思い出しました。その方は自身の作品をサブスク解禁したタイミングで、再生される毎に利益が増えるサブスクサービスの仕組みを説いた上で、ミュートした状態でリピートし続けるのもアリだと語っていたのです。それを聞いて虚しい思いに襲われた自分がいます。

米津玄師のサブスク解禁が与えるインパクトの大きさ…サブスクに関する歴史が変わろうとしている

サブスクに関する歴史が変わろうとしています。

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2枚のキャプチャは共にSpotifyのデイリーチャート。ひとつは7月24日金曜、テイラー・スウィフトのアルバム『Folklore』リリース日におけるアメリカのもので、『Folklore』スタンダードエディション収録の16曲が16位までを独占。そしてもうひとつは8月5日水曜における日本のSpotifyデイリーチャートの動向。米津玄師『STRAY SHEEP』リリース日であり、米津玄師さんのほとんどの作品がハチ名義も含め、サブスク解禁された日でもあります。テイラー・スウィフトのように独占とはいかなかったものの、アルバム収録の15曲は42位までに全て登場し、うち7曲がトップ10を占めています。

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日本のデイリーチャートのカウント開始時間は0時ではない模様ゆえ、前日(8月4日)にも一部がランクインしていますが、それにしてもこの再生回数および順位はとんでもないものになっています。

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とりわけ『MIU404』(TBS 金曜22時)主題歌の「感電」は8月5日に日本のSpotifyデイリーチャートで首位に躍り出ており、近年サブスクで人気の曲と比べてもそのインパクトの大きさが解ります。

SpotifyはLINE MUSICと比べて順位が上がりにくい一方ロングヒットしやすい傾向があることはサブスクで人気の瑛人「香水」はSpotifyで未だ首位ならず? サブスクサービスを比較すると面白い特徴がみえてくる(5月17日付)で述べた通りですが、そのSpotifyで急上昇というのですから、米津玄師さんの作品を如何に多くの方が待ち焦がれていたかがよく解ります。

 

米津玄師さんの楽曲においては、『STRAY SHEEP』収録曲以外も大挙ランクインを果たしています。

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上記表における米津玄師さんの楽曲はハチ名義を含め44曲。これに『STRAY SHEEP』収録の15曲、さらにDAOKO×米津玄師「打上花火」(8月5日付 63位)、中田ヤスタカ feat. 米津玄師「NANIMONO」(同日付 132位)も含めれば、8月5日付においては61曲が200位以内に登場したことになり、200位までの占有率は3割を超えるのです。

 

冒頭で、”サブスクに関する歴史が変わろうとしています”と書きましたが、これは大げさではないはずです。

仮に『STRAY SHEEP』のセールスを優先するならば、サブスク解禁をずらすという施策を採ることができたはずです。実際に新作のみサブスク未解禁という歌手も少なくありませんが、『STRAY SHEEP』は発売日に同日解禁されることでチャート寡占というインパクトを残すことができました。しかもアルバムのCDセールスはビルボードジャパンの先ヨミ記事において既に50万を突破しており、サブスク解禁が所有を抑えることにはさほど至らないことが証明されたと言えるかもしれません。なお、ダウンロードセールスの先ヨミ記事は本日公開される予定です。

また、新譜も含めほぼ全ての楽曲を一斉解禁したことも大きいですが、新譜が旧譜を押し上げる効果があるというのはSpotifyデイリーチャート動向を見れば明らかです。

さらに米津玄師さんのサブスク解禁により、サブスク全体の再生回数が押し上がるという効果も生まれています。日本のSpotifyデイリーチャートにおける200位曲の再生回数は8月3日が19253回、4日が20140回に対し5日が23549回と躍進。米津玄師さん楽曲の再生回数は徐々に落ち着いてくるでしょうが、それでも今後200位曲の再生回数が2万を下回ることはなくなりそうです。

 

チャート寡占というインパクト、新譜による旧譜の押し上げを踏まえれば、新譜をリリースと同時にサブスク解禁することは歌手にとって非常に効果的。また米津玄師さんのサブスク登場により全体の再生回数が一気に押し上がりました。これらは他のサブスクサービスでも同様と思われます。となると、先述したような新作のみサブスク未解禁という施策を採ることが大きな意味を成さないことも、そもそもサブスク未解禁ということが如何に勿体ないかということも示されたように思います。”サブスクに関する歴史が変わろうとしています”と書いたのは米津玄師さんの動向や記録自体が理由でもありますが、この動向や記録がサブスクに明るくない方の背中を押す可能性もあると考えるゆえでもあります。

 

 

「感電」は、次週8月17日付ビルボードジャパンソングスチャートにおいて首位争いに絡む可能性があると米津玄師が遂にサブスク解禁、ビルボードジャパンソングスチャートへの影響はどうなる(8月5日付)にて指摘しました。『MIU404』の放送、ドラマ出演者との対談企画や日本人歌手初となる『フォートナイト』イベント参加等により、「感電」はSpotifyで初となるデイリー30万再生も見えてきたように思います。他方、次週はSexy Zone「RUN」が前作を大幅に超えるポイントを獲得するという指摘があり(チャートを予想、分析するあささんのツイートを参照。勝手ながら紹介させていただきました。問題があれば削除いたします)、「感電」は仮に1万5千ポイント以上を獲得しても首位到達は厳しいかもしれません。しかし、サブスク解禁がポイント前週比の下落率を抑えること(Aimer、ミスチル、米津玄師…サブスク等未解禁の影響がチャートアクションに響く例が今週明らかに(4月3日付)参照)を踏まえれば、「RUN」がデジタルに明るくならない限り、年間チャートでは「感電」が上回る可能性が高いでしょう。

8月10日付ビルボードジャパンソングスチャートを制した嵐「カイト」の各指標の動向、および前週のチャートに抱いたルックアップ指標への疑問に対するビルボードジャパンからの回答

毎週木曜は、前日発表されたビルボードジャパン各種チャートの注目点を紹介します。

7月27日~8月3日を集計期間とする8月10日付ビルボードジャパンソングスチャート(Hot 100)は、嵐「カイト」が63万を超えるシングルCDセールスを武器に、首位の座に就きました。

初週のシングルCDセールスは、前週首位を獲得したSixTONES「NAVIGATOR」(今週7位)とほぼ同じですが(「NAVIGATOR」の初週CDセールスは652277枚)、ポイントは「NAVIGATOR」のシングルCDセールス初加算週が51273ポイントに対し、「カイト」は39590ポイントとなっています。

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SixTONES「NAVIGATOR」のシングルCDセールス初週のチャート構成比(CHART insight)は後述するリンク先に記載されていますが、シングルCDセールスによるポイントは「NAVIGATOR」「カイト」共にどちらもおよそ3万と推測されます。

 

嵐「カイト」を指標毎にみていくと、動画再生指標を獲得できていないことが判ります。「NAVIGATOR」はショートバージョンながらミュージックビデオがアップされているものの「カイト」のミュージックビデオはアップされていません。一方で昨年の『NHK紅白歌合戦』での映像がアップされていますが、発信元がNHKの公式YouTubeアカウントのためでしょう、加算対象となるISRC(国際標準レコーディングコード)が未付番となりカウントされていません。尤も付番されながら再生回数が300位に満たなかった可能性もありますが、NHK関連動画ではFoorin「パプリカ」が未加算を続けていた前例があるため今回の仮説は成り立つものと考えます。この点において、非常に勿体ないと感じています。

「カイト」はラジオエアプレイで26位を獲得。この指標は6月以降のジャニーズ事務所所属歌手のシングル作品が安定して20位前後につけていますが、前週リリースされたデジタルシングルの「IN THE SUMMER」(総合5位)がラジオエアプレイでは41位となっており、2曲で票割れを起こした可能性があります。そしてなによりダウンロードやサブスク等が未解禁のため、デジタル指標群が獲得できていません。ブログ執筆の段階でも未解禁につき、次週はシングルCDセールスの急落に比例してポイントが大きく落ち込むものと思われます。

 

そして「カイト」と、先に示した「NAVIGATOR」との大きな差はルックアップにあります。「カイト」のルックアップに伴うポイントはおよそ8300ポイントと推定され、これは上記チャート構成比におけるルックアップの割合と総合ポイントから割り出せるものですが、一方でSixTONES「NAVIGATOR」は前週同指標で18000ポイント以上を獲得しました。彼らにおいてはデビュー曲「Imitation Rain」のシングルCDセールス加算初週におけるルックアップでの獲得ポイントがおよそ4200だったことから、この突出が「NAVIGATOR」と「カイト」の差につながり、さらに「NAVIGATOR」が今年初且つ唯一の週間5万ポイントを獲得した要因となっています。 

さて、この突出について前週のブログエントリーに疑問を提示させていただきました。「NAVIGATOR」のシングルCDセールス加算初週のチャート構成比等も下記リンク先に掲載されています。

この疑問に対し、ビルボードジャパンポッドキャストで回答がありましたのでお知らせします。

 

ルックアップとは、パソコンにCDを取り込んだ際にインターネットデータベースにアクセスされた数を指しますが、前週のSixTONES「NAVIGATOR」についてはポッドキャストでまずは結論が述べられています。曰く、『高いけど、不自然ではない』というのがビルボードジャパンの回答でした。

ルックアップは実際のアクセス回数に何らかの係数を掛けてポイント化しているもので、その係数についてや「NAVIGATOR」が歴代何位なのかは言及されていません(後者については順位を言及できないと明言)。このルックアップが高い歌手はあいみょんさんやOfficial髭男dism等も該当し、ジャニーズ事務所所属歌手に限っても嵐やSnow Man、King & Prince等が例示されています。またルックアップの数値の高さは一度のみではなく何週もであり(同指標10~20位以内で長く推移)、今年に入ってからは特に多いとのこと。これらを踏まえれば、ルックアップの高さは購入したCDを結果的にパソコンに読み込む文化が根付いてきているゆえではないかと推測されています。ルックアップは他指標と比べて決して高いわけではないものの、レンタルの市場等をデータとして反映させる目的で導入しているものであり、最後に”長い目で見ていかないと”と強調されていました。これがルックアップにおけるビルボードジャパンポッドキャスト担当者からのコメントをまとめ、要約したものです(詳しくは是非ポッドキャストをご確認ください)。

ひとつ、こちらが抱いた疑問として明確に誤っていたのは、同じCDを同じパソコンに何回取り込んでもカウントは1回ということ。それゆえ不自然な現象は起こりにくいという点には納得しました。その疑問を抱いたこと、記載したことについては訂正しお詫び申し上げます。前週のブログエントリーにもこのエントリーへのリンクを貼り、対応しました。

 

今回の回答をいただいたことについて、ビルボードジャパンのポッドキャストをはじめとするスタッフの皆様へ御礼申し上げます。

長ーい目で見て、と小松政夫さんの往年のギャグを用いてスタッフの太田明宏さんが仰っていましたので、この点については中長期に渡り追いかけていこうと思います。ポッドキャストではルックアップの高さが今年増えてきていることが示されていますので、仮にこのルックアップ高騰という現象がみられ、その理由に不自然さがみられると感じた際はあらためて提示させていただきたいと思います。