イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

立つ鳥跡を”濁す”、弘前ねぷたまつり観客マナーの改善案を考える

写真右下の白いの、何だと思いますか?

https://www.instagram.com/p/BmYMASNh0cq/

8月12日の弘前市土手町。ひっかき傷のようなものは、8月はじめに開催された弘前ねぷたまつりにおいて観客が場所取りで使っていた紙のガムテープ(以下、紙テープ)跡なのです。紙テープは布のガムテープより剥がしにくいため残ってしまいがち。そして奥には点字ブロックの上に堂々と停めた自転車もあり、マナーを守らない人が景観を、いや弘前のレベルを落としていると言っても過言ではありませんね。

 

紙テープ等、弘前ねぷたまつりのマナー問題については3年前のラジオで触れた際にここに書いたほか、今月5日の『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)でも問題だと話しました。

しかしながら今年も結局...とため息が出る始末。この問題はFMアップルウェーブの動画ニュースでも配信されています。下記ツイートの引用元からたどることが出来ますので御覧ください。

弘前ねぷたまつり運営側の問題と書いたのは、紙テープ場所取りの景観問題において運営側が前もって、きちんと指摘していないのはおかしいと思うゆえ。

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上記は公益社団法人 弘前観光コンベンション協会ホームページ内、弘前ねぷたまつり紹介頁に掲載されたチラシ(のPDF。翌年以降変更となる可能性があるためスクリーンショットを掲載。問題があれば削除いたします)。自撮り棒やドローンについての注意は書かれていますが、それら道具の登場以前から問題だったはずの紙テープについて記載はなく、場所取り問題においては”歩行の妨げとなる場所取りはおやめください”としか書かれていません。

上記は2年前の記事。運営側がマナーを訴える看板を制作しているのですが、紙テープについてはこの看板でも触れられず。しかし記事内で強く訴えられているのはまさにその紙テープ問題なのです。しかしながら、記事から2年経過しても状況が変わらないというのには本当に辟易します。

 

この問題において、マナーを守らない人が悪いのは当然のことです。しかしながら紙テープを使うことがNGという点について、実は自分はラジオに携わってはじめて知ったわけで、もしかしたらその知識を持ち合わせていない方が少なからず(むしろかなり多く)いらっしゃるのでは?と思うのです。となると、マナーを守っていただくためには”そもそも何がマナーなのかを提示すること”が必要になるはず。ゆえに弘前ねぷたまつり運営側が紙テープ問題についてはっきり示すことが重要だと考えます。マナーの悪さを注意しても結局いたちごっこだと聞きますが、いくら商店街等が注意しても”だってきちんと書いてないから知る由もなかった”と言われたら、指摘した側が損をするだけです。一番上にいる人が明確なルールを提示すれば、商店街等側も注意しやすくなることでしょう。

弘前ねぷたまつりの問題が改善すれば、観客も弘前を心から気に入り再訪してくれるでしょうし、優れたモデルケースとして他の自治体等が視察研修等で訪れ、長い目でみればプラスになるはず。マナーを守ってという提示は一見すると口うるさく感じられるため観客離れを起こすかもしれませんがそれは短期的視野であり、且つ一部のマナーが守れない人による反発かと思いますので、あまり気にすることはないと考えます。運営側には是非とも検討いただくことを願うばかりです。

まつりの評価は、観客マナーが優れているか否かも関わってくると考えます。まつりの評価が高ければ、自治体のレベルも上がり、そして住民のマナー意識向上にもつながっていくものと期待しています。

米ソングスチャート、トラヴィス・スコットがトップ10に2曲を送り込む

ビルボードソングスチャートを定点観測。

現地時間の8月13日月曜に発表された、8月18日付最新チャート。ドレイク「In My Feelings」が5週連続の首位を獲得、トラヴィス・スコットの新曲が2曲、初登場でトップ10入りを果たしました。

記事は下記に。

そしてトップ10はこちら。

ドレイク「In My Feelings」は今週のチャートにおいて、ミュージックビデオの再生回数がストリーミングに反映。そのタイミングで『もしかしたら歴代最高記録を更新するかも』と先週書いたのですが、結果は9270万で前週比3%ダウン。”#InMyFeeingsChallenge”ムーブメントが収束に向かい、ミュージックビデオ公開でもストリーミングの下降を止めることが出来なかった...と捉えるのが自然かもしれません。デジタルダウンロードは前週比20%ダウンの58000、一方ラジオエアプレイは12%アップの1億740万。ラジオエアプレイ3位、他2指標1位という成績で他を寄せ付けてはいませんが、ピークは過ぎつつあるようです。

2ランクアップで2位につけたのはマルーン5 feat. カーディ・B「Girls Like You」。マルーン5にとっては3年前の春に「Sugar」が記録して以来となる2位に到達。ラジオエアプレイでトップを走るのみならず(しかも前週比4%アップし1億2890万)、ストリーミングは7位で3100万(前週比変わらず)、デジタルダウンロードは2位(ただし前週比5%ダウンの39000)とデジタル2指標も比較的安定。ドレイクとの差を少しずつ埋めてきているように思います。

4位に「Sicko Mode」、そして8位に「Stargazing」と、トップ10内に2曲送り込んだのがトラヴィス・スコット。ストリーミングではそれぞれ2位(5510万)と4位(3900万)、デジタルダウンロードでは5位(22000)と47位(7000)につけています。

2曲が収録されたアルバム『Astroworld』は同日付米ビルボードアルバムチャートで、537000ユニットという高い数値をマークし堂々1位を記録。2018年発売作品ではドレイク『Scorpion』に次ぐ数値となっています。

アルバムからは収録された17曲すべてがトップ100入りを果たし、以前エントリーしていた「Butterfly Effect」が50位に返り咲いた他はすべて初登場。そのうち2曲がトップ10入りを果たしたわけですが、トップ10内に複数曲を送り込んだ記録としてはトラヴィス・スコットが4組目となります。

エド・シーラン (2017年1月28日付)

「Shape Of You」(1位)、「Castle On The Hill」(6位)

・ドレイク (2017年4月8日)

「Passionfruit」(8位)、「Portland (feat. クエヴォ&トラヴィス・スコット)」(9位)

・ドレイク (2018年2月3日付)

「God's Plan」(1位)、「Diplomatic Immunity」(7位)

・J・コール (2018年5月5日付)

「ATM」(6位)、「Kevin's Heart」(8位)、「KOD」(10位)

・ドレイク (2018年7月14日付)

「Nonstop」(2位)、「In My Feelings」(6位)、「Emotionless」(8位)、「Don't Matter To Me (feat. Michael Jackson)」(9位)

・トラヴィス・スコット (2018年8月18日付)

Sicko Mode」(4位)、「Stargazing」(8位)

ラヴィス・スコットが4組目と書きましたが、ドレイクは過去に3度も達成しているため通算では6回目の記録となるわけで、ドレイクが如何に凄いか解ります。トラヴィス・スコットのトップ10入りは、そのドレイクにフィーチャーされた「Portland」に次ぐもの(主演作では初)であり、しかも「Sicko Mode」はノンクレジットながらドレイクが共作&声の参加を果たしているわけで(トラヴィス・スコットが新作を発表 ドレイク、フランク・オーシャン、ザ・ウィークエンド、ファレルら参加 [全曲フル試聴可] | bmr(8月8日付)より)、チャートにおけるドレイクの強さを思い知らされます。

 

さて次週は、トラヴィス・スコットが2週目も残っているか(前週初登場したDJキャレドは早くもトップ10落ちしているので不安も)、そしてドレイク「In My Feelings」が特にストリーミングにおいてどこまで粘れるかが気になるところです。

ボインの灯火

お盆の時期恒例。昨日の『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)の音楽特集は【あの歌声をもう一度】ということで、この1年の間に惜しくも亡くなられた方の作品を中心にお届けしました。特集後半になるにつれどんどん曲が色濃くなり、最終的にはピンクの世界へなだれ込んでいきました...というわけで、特集最後の2曲。

月亭可朝嘆きのボイン

 (※下記は昨年リリースの別バージョン)

朝丘雪路「スキャンドール」

嘆きのボイン」はあのディズニー曲でお馴染みの歌手がカバーしたのも絶品だったり(アレンジはこれでいいの?と思ったりもしますが)。そしてこの2曲はスタッフ側のこだわりにつき、双方フルOAさせていただきました。

ちなみに「嘆きのボイン」の前に用意していた曲はいただいたリクエストに差し替えたのですが、変更がなければ森雄二とサザンクロス「母性本能」を予定しておりました。

母性本能→ボイン→スキャンドール...夕方から失礼しました。それにしても、”ボイン”の名付け親である大橋巨泉さんも亡くなられていて、またコンプライアンスのこともあり、ボインの灯火は消えつつある気がします。

『ヒプノシスマイク』発のヒップホップが本格的な件

友人の車で流れていたヒップホップに耳を奪われShazamで調査。その曲が『ヒプノシスマイク』に用いられていることを知りました。

男性声優キャララップバトル『ヒプノシスマイク』オフィシャルサイト

ヒプノシスマイク』は、"キングレコードが手掛ける、男性声優12人によるラップバトルプロジェクト"(Wikipediaより)。先週『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ 月-金曜18時)に登場したラッパーのKEN THE 390さんが、同作品にリリックを提供していると言っていて驚くなど。で、ヒップホップを(それほど多くはないものの)普段から聴く身には、影響源もみえてきて面白かったり。

動画の1分34秒からはじまる「シナリオライアー」(夢野幻太郎 CV:斉藤壮馬)はラップというよりポエトリーリーディング。トラックは重々しくもあれど、この声やリズムのとり方、語尾などは小林大吾さんっぽいなあと。

声優の基本的技術である滑舌の良さはラップするに違和感なく(ラップにおける大事な要素であると、RHYMESTERのみなさんが話していたのを以前聞いたことがあります)、また声質的に斉藤壮馬さんをポエトリーリーディングに充てがうのは合っている気がしますね。

「シナリオライアー」が収録されたシブヤ・ディビジョン Fling Posse『Fling Posse-F.P.S.M-』(2017)には、もはやアイドルラッパーとは言わせない、ラッパーとして日本の最前線にのし上がった氏を彷彿とさせる「3$EVEN」や、トラック面でケイティ・ペリー「Last Friday Night (T.G.I.F.)」を思わせる可愛らしい「drops」というカラフルな3曲が収録。その他"イケブクロ"や"ヨコハマ"などのバージョンもあり、しかも後者にはサイプレス上野さんがリリックを提供しているなど、制作陣も本格的なのです。

アニメだから声優だから企画モノだから...とたかをくくるのはご法度。一度聴いてみて自分のアンテナに引っ掛かったなら掘り進めるべきかと。かくいう自分が事前情報なしの"曲先行"で惹かれたのですから。

極私的、ゴスペルを聴くことの意義

Twitterのタイムラインに流れてくる不条理な現実やその事項への反応における心無い、相手を平然と傷つけて構わないとする言葉に侵され、毒を溜め込み、デトックスが必要な状況に陥っている自分がいます。そんな今、この曲を聴いて少し心が和らいだ気がします。

・ジェイソン・ネルソン「Forever」(from『Answer』(2018))

37歳でメジャーデビューを果たしたゴスペル歌手、ジェイソン・ネルソン。『ドナルド・ローレンスのレコーディングへの参加、マーヴィン・サップの大ヒットアルバム「Thirsty」への曲提供、そしてカーク・フランクリンのオープニング・アクトなど』を務め、ゴスペル界で徐々にその名が浸透(『』内はJASON NELSON / ジェイソン・ネルソン / JESUS REVEALED | diskunion.net SOUL / BLUES ONLINE SHOPより)。メジャーデビュー以降は『Shifting The Atmosphere』(2012)が米ビルボードゴスペルアルバムチャート3位、『Jesus Revealed』(2015)が首位を獲得、今作『Answer』も6月2日付でトップに立ちました。この「Forever」は最新作からのシングルで、最新8月11日付ゴスペルソングスチャートにて6位に初登場を果たしています。アルバムが早々に週間チャートトップ25から消えたことで「Forever」をシングル化した...かどうかは分かりませんが、チャートアクションに関係なく好い曲ですね。ジェイソンが時折力強く歌い上げ、バックは伝統的というよりコーラス的なクワイアであるためコンテンポラリーゴスペルに近いというか、R&Bファンにも聴きやすいかもしれません。

 

こういう優しさや慈悲深さに溢れた曲を聴くと傷が癒える...というのは至極単純な発想かもですが、ゴスペルを歌っていた身にはやはり沁みるもの。ギスギスしてしまったときには(ゴスペルを歌っていた当時の)良い想い出を引き出す効果のある曲達に触れるのがいいのかも、と感じています。

星野源「アイデア」のリリース手法はビルボードジャパンソングスチャート首位狙い?

昨日のビルボードジャパンソングスチャート分析...というか、DA PUMP「U.S.A.」が未だ首位を獲れずじまいなのに対する"このタイミングが絶好!"と書いた件についてですが、とても大事なことを忘れていました。

8月20日午前0時配信開始。この曲のリリース内容について星野さんは、今週火曜放送の『星野源オールナイトニッポン』(ニッポン放送 火曜25時)内で触れていました。

気になったのは、仮にファンクラブ的サイトで「アイデア」をパッケージリリースすることになった際、『CDチャートに乗っちゃうんですよ。で、CDチャートには乗りたくないっていう、なんか複雑なというか、そんな気持ちもあって』(上記書き起こしより)と振り返っていた点。CDパッケージが好きな星野源さん側は最終的に、CDの"ガワ"だけを売るという手法を採るわけですが、CD化するとシングルCDセールスチャートに載ることをあたかも躊躇するように見受けられたのが気になったのです。しかも、仮に8月20日週にリリースするとして、シングルCDセールスチャートだけをとってみても勝てると思うんですよね。

・8月8日発売 乃木坂46「ジコチューで行こう!」

・8月15日発売 欅坂46アンビバレント」、ジャニーズWEST「スタートダッシュ!」

8月20日配信開始 星野源「アイデア

・8月22日発売 BLACKPINK「DDU-DU DDU-DU」、ENDLICHERI「one more purple funk...-硬命 katana-」、back number「大不正解」

・8月29日発売 A.B.C-Z「JOYしたいキモチ」

上記は昨日付ブログ掲載内容の一部追記。仮に8月22日にCDリリースされるとして、トップ3には入りそうな気がするのです。「恋」(2016 初登場2位 初週10.2万枚)→「Family Song」(2017 初登場1位 初週19.2万枚)→「ドラえもん」(2018 初登場1位 初週14.4万枚。以上オリコンランキングより)と実績を残しているだけに尚の事。ある程度の利益も確保出来そうと考えるに、それでもCD媒体での発売を避けたのがやはり気になったのですが。

今回は先にラジオで流すってことはしません。

なので発売した瞬間からラジオ解禁なんです。今回は月曜日だから……その日に『おげんさんといっしょ』の放送があって、その次の日にこのラジオがあるんだよね。

星野源 新曲『アイデア』配信決定を語る - miyearnZZ Labo(8月8日付)より

これはすなわちこういうことではないかと。

ここ最近の、星野源さんが所属する芸能事務所、アミューズの販売手法に関し、【タイアップがありながらシングルCDを出さない】傾向があることを、「アイデア」リリース情報が出たタイミングで書きました。

ただ、ここに掲載したどの曲、どの歌手においても今回のような一斉スタート的なことはしていなかった気がするのです。シングルCD未リリースによるセールスおよびルックアップゼロというハンディキャップはありますが(なお星野源さんの近年のシングルはアルバム同様に後日解禁となっていたはずで、レンタルによるルックアップ加算分は3週ずれて反映開始)、ダウンロードやラジオエアプレイ、そしてなにより前回の『おげんさんといっしょ』でのTwitterにおける盛り上がりを踏まえるにツイート数が解禁週に一気に爆発し、シングルCD未リリースながら首位を狙えるかもしれません。

いや、これは意地悪な見方ですが、タイアップやテレビ出演タイミング等戦略に長けているアミューズにあって、シングルCD未リリースの状態でより大きなうねりを作るにはどうするかを「アイデア」でもって探って(図って)いるのかもしれません。この一斉解禁のタイミング等手法はアメリカのビルボードソングスチャートで高位置に初登場する曲のやり方に似ているのです。アメリカではデジタル2指標(ダウンロード、ストリーミング)が金曜集計開始であり同日解禁するのですが、前日までにリリースを匂わせて需要喚起したり、また日曜に放送されることの多い賞レース等で楽曲の初パフォーマンスを行うことでニーズを高めることもあります。「アイデア」における売り出しのアイデアはそれらを踏襲しており、もし今回ビルボードジャパンソングスチャートを制したならば、アミューズ側はシングルCDという媒体をより控えつつ、効率的且つ効果的な手法に徹していくのではないかと思うのです。無論自分の考え過ぎのきらいはありますが、とはいえ少なくとも、オリコンランキング以上にビルボードジャパンソングスチャートを重視するという姿勢は見て取れたように考えます。

 

と、ここまで書いてみて、これでDA PUMP「U.S.A.」の首位獲得確率がかなり低くなった気がするのですが、なによりもまず、「アイデア」がロケットスタートの成果、初週どこまで数値を伸ばすかに注目してみます。もしかしたら、発売初日にミュージックビデオを解禁し、チャート構成指標のひとつであるYouTube再生回数もカウントできるようにしてくるのではないかと勝手ながら想像しています。

遂に1万ポイント超え! しかし未だ首位を獲れないDA PUMP「U.S.A.」がその座を狙う絶好の機会は?

最新8月13日付のビルボードジャパンソングスチャート、Hey!Say!JUMP「 COSMIC☆HUMAN」が首位を獲得しました。一方、DA PUMP「U.S.A.」は順位をひとつ落としながらもとんでもない伸びを示しています。

日付 総合順位 総合ポイント

 各指標順位(ダウンロード/ストリーミング/シングルCDセールス/ルックアップ)

6/18 3位  7554ポイント 2位/10位/10位/30位

6/25 5位  6551ポイント 5位/1位/19位/18位

7/  2 3位  6236ポイント 3位/2位/29位/14位

7/  9 4位  7243ポイント 2位/1位/23位/7位

7/16 2位  8033ポイント 2位/1位/15位/5位

7/23 2位  8090ポイント 1位/1位/27位/4位

7/30 2位  8371ポイント 1位/1位/20位/5位

8/  6 3位  9923ポイント 3位/1位/22位/4位

8/13 4位 11390ポイント 1位/1位/20位/4位 ←New

前週比15%近く上昇し、遂に1万ポイントを突破した「U.S.A.」。『動画再生では、前週の約750万回から当週は945万回と、約200万回週間再生数を増加』させており(『』内は上記記事より)、未だ衰えを知りません。

他方オリコンでも別の視点から同曲の勢いを紹介。

今週は、8月5日に開催されたハロー!プロジェクトの全国ツアー『モーニング娘。誕生20周年記念コンサートツアー』の中野サンプラザ公演にDA PUMPがサプライズ出演。モー娘。メンバーたちとともに歌った「U.S.A.」のパフォーマンスがメディアで大きく取り上げられていたほか、「ガチャピンちゃんねる」でのガチャピンとムックのアバンギャルドな「USAゲーム」をISSAがツイートしたことで広く拡散された。

【YouTubeチャート】DA PUMP、3週連続1位キープ 再生回数17%アップで圧倒 | ORICON NEWS(8月9日付)より

YouTube再生回数が前週比17%アップしたことについては上記が理由と説明していますが、コンサートの開催、ならびにガチャピンチャンネルをISSAさんが紹介したのは共に8月5日日曜。集計期間が月曜はじまりであることを踏まえれば次週はさらに伸びる気がします。そうなると1万5千までとは言わないまでも、1万ポイント超えを数週続ける可能性は高く、ビルボードソングスチャート首位の座を獲得するときが遂に...!と思いたいところですが、シングルCDリリース情報をみると8月下旬までは強力な作品が多く、難しいところです。

・8月8日発売 乃木坂46「ジコチューで行こう!」

・8月15日発売 欅坂46アンビバレント」、ジャニーズWEST「スタートダッシュ!」

・8月22日発売 BLACKPINK「DDU-DU DDU-DU」、ENDLICHERI「one more purple funk...-硬命 katana-」、back number「大不正解」

・8月29日発売 A.B.C-Z「JOYしたいキモチ」

オリコンのシングルCDリリース情報をざっと確認しただけですので漏れがあるかもしれませんが、「U.S.A.」が1位を狙うとしたら8月29日発売(チャート上では9月10日付に反映)のタイミングでしょうか。A.B.C-Zの前シングル「終電を超えて~Christmas Night」は昨年12月25日付で4157ポイント(初登場5位)でしたので、今作も5千ポイント前後になるのではと予想しています。無論「U.S.A.」が首位を獲るためには曲が勢いをキープしていることが前提とはなるのですが、社会現象化した曲が週間で1位を獲れずじまいというのは本人たちにとっても悔しいと思いますし、チャート上で正当に評価されていないのでは?とも思ってしまうのです(ビルボードジャパンのソングスチャートにおけるシングルCDセールス指標のウェイトを見直すことも必要かもしれません)。おそらく年間チャートではトップ10入りしそうですが、是非とも8月29日発売週(8月27日からの一週間が集計期間)には意地をみせてほしいと強く思います。

 

※追記:翌日付のブログにて、ここで触れるのを忘れていたある配信限定曲について書きました。そちらも併せて御覧ください。