イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

ヒップホップ

Spotifyデイリー56万回超えのCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」を大ヒット曲と比較する

本日発表されるビルボードジャパンソングチャート(1月31日公開分)では、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」の動向に注目です。前週は27→5位と躍進した同曲は、1月28日付の日本におけるSpotifyデイリーチャートでは56万回再生を突破。次回のビルボードジャ…

青森の祭り関連曲集 (2023年夏版)

自分が住む青森県では今週様々な夏祭りが開催されます。新型コロナウイルスが5類に移行したことで(とはいえ実際は油断できないのですが)、全国そして青森においても本格的な祭りシーズンが戻ってきています。 そして青森の祭り、特に青森ねぶたや弘前ねぷた…

米ビルボードがヒップホップ作品の総合チャート首位未達を指摘…一覧表を掲載しチャート動向を捉える

今月中旬、米ビルボードがこのようなコラムを掲載しました。タイトルを訳すと、【2023年、ヒップホップのアルバムやシングルが1位をまだ獲得できていない5つの理由】となります。なお、このコラムにおける”2023年”は2023年度ではなくチャート上の日付を指し…

日本で流行するヒップホップはストリーミングが急伸し牽引…ビルボードジャパンのCHART insightを分析する

最新3月8日公開分のビルボードジャパンソングチャートでは、百足 & 韻マン「君のまま」が7位に入り、初のトップ10入りを果たしています。 今回はビルボードジャパンのCHART insightを基に、日本でヒットするヒップホップのチャート動向を分析します。

(追記あり) 囁かれるロックの復権…支えるのはTikTok、そしてヒップホップ?

(※追記(2023年1月9日19時47分):はてなブログにてビルボードジャパンのホームページを貼付すると、きちんと表示されない現象が続いています。そのため、表示できなかった記事についてはそのURLを掲載したビルボードジャパンによるツイートを貼付する形に切り…

(訂正あり) 音楽の流行は20年前のリバイバル? R&B中心に最近のリリース作品から探る

(※13時22分 追記:歌手名の日本語表記を訂正しました。ご指摘くださった末崎裕之さんに感謝申し上げます。) このブログでも幾度となく紹介した、R&Bやヒップホップを紹介するネットメディアであるbmrが、この春頃からでしょう、閲覧できなくなっています。 …

”ウィズ・カリファ feat. チャーリー・プース「See You Again」はなぜ今も売れ続けているのか問題”に対する自分なりの回答

一昨日のZeebraさんのツイートが気になっています。 これは関係者の間でずっと謎なんだけど、なぜいつまで経ってもSee You AgainがiTMSヒップホップチャートの上位に居るのか。もちろんビッグヒットだし良い曲だからサブスクならまだ理解出来るんだけど、こ…

『フォートナイト』で初披露、ロケットスタートを切ったトラヴィス・スコットの新曲は米ビルボードソングスチャートを制するか

『フォートナイト』×トラヴィス・スコット、凄いことになっています。アンコールも含めて計5回開催されたバーチャルライブ、"Astronomical"についてはその開催前にブログにて紹介しました。 このバーチャルライブ、初回開催時に驚くべき数値を叩き出したので…

『フォートナイト』で開催されるトラヴィス・スコットのライブ、チャート面から注目する理由

音楽業界で今週末大きな話題になりそうなのがこちら。 世界的ラッパー、トラヴィス・スコットがこの状況で新曲披露の舞台に選んだのは、なんと『フォートナイト』! 日本時間の4月24日午前8時から全5回のショーを開催予定 https://t.co/fVZbNVHpcj pic.twitt…

NakamuraEmi、そして彼女に影響を与えたRHYMESTERから感じる”音楽の力”、そしてその言葉へ嫌悪感を表明する者への私見

1月の私的ベストに挙げた、NakamuraEmi「東京タワー」。この曲を収録したベストアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST 2』が今日リリースされました。 私的ベストは下記に。 メジャーデビューして以降彼女の動向を追いかけてきた身には、曲が発表されるたびに…

ゴスペル最新ヒットコンピレーション、カニエ・ウェスト関連…ゴスペルにも未CD傾向が

過去にゴスペルクワイアに所属した経験のある身としては、毎年楽しみにしていたゴスペルのヒット曲コンピレーションアルバム『WOW Gospel』シリーズの終焉が非常に残念でなりません。 上記の2019年版を最後に、『WOW Gospel』シリーズはどうやら終わりを告げ…

ジュース・ワールド、訃報を受けてSpotifyデイリーチャートを席巻…ビルボードソングスチャート初の首位獲得なるか

ラッパーのジュース・ワールドが今月8日、21歳という若さで亡くなりました。日本でもYahoo! JAPANのトップページに記事が登場し、NHKでも紹介されるなど、彼の死の大きさが伝わってきます。 あのスティングもジュース・ワールドに対し哀悼の意を表しています…

カニエ・ウェスト、AIに取り上げられるゴスペル界の大御所、フレッド・ハモンドに注目

先週末、遂にリリースされたカニエ・ウェスト初のゴスペルアルバム『Jesus Is King』はチャート上でも好調で、米ビルボードソングスチャートでは前作『Ye』(2018)を上回る初動を獲得すると予想されています。ソングスチャートについてはブログ等で記載する予…

2019年の大ブレイク筆頭株、ダベイビーが米ソングスチャートで今年最多ランクインを果たす

日本時間で昨日発表された米ビルボードソングスチャートではトップ10入りを逃したものの、ダベイビー(DaBaby)の勢いが凄まじいことになっています。 【米ビルボード・アルバム・チャート】ダベイビーが自身初のNo.1獲得、名盤『アビイ・ロード』が3位に浮上1…

ミッシー・エリオットの復活、そして客演参加したゴスペル曲とそのメッセージ

日本時間の先週火曜に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードでミッシー・エリオットが自身の音楽史の集大成とも言えるパフォーマンスを披露。受賞に相応しい素晴らしさで現役感を示してくれました。 ヒットメドレーの冒頭を飾った「Throw It Back」は…

発表からおよそ20年を経て、大御所のJ-Popが相次いで引用される

先週末にリリースされた、タイラー・ザ・クリエイターのアルバム『IGOR』。その収録曲のひとつ、「Gone Gone / Thank You」に山下達郎「FRAGILE」(アルバム『COZY』(1998)収録)が用いられていることが話題となっています。 「Thank You」は「Gone, Gone」に…

カントリーのジャンルレス問題、リミックス版参加歌手がクールに一石を投じる

今週発表された、米ビルボード4月6日付ソングスチャート。その速報版においてこのようなことを記載しました。 この停滞気味の空気を打破するのは一体誰か…今最も勢いのある曲として紹介されているのがリル・ナズ・X「Old Town Road」。前週から17ランクアッ…

グラミー賞司会&受賞者関連の新作、今週次々にリリース

今年のグラミー賞については様々な見方があり、否定的な声も目立ちます。批判は毎年の様に起こることではありますが。 高橋芳朗と宇多丸 2019年グラミー賞を振り返る https://t.co/kPsXwvtL3T今年のグラミーはなんとなくいままでの批判にお茶を濁した感があ…

アリアナ・グランデ、ニューアルバムに至るまでの布石が昨年のドレイクを彷彿とさせる

昨日、担当ラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時、サイマル放送有ります)の放送中に入ってきた嵐の活動休止報道。様々な思いに駆られていますが、今年ベストアルバムをリリースするものだと予測していたので来年に延期か…と…

わずか3年で全米1位を5曲輩出、プロデューサー/ソングライターのルイス・ベルに注目

最新1月19日付米ビルボードソングスチャートでは首位が交代しましたが、交代する前と後2曲共に関わっているのがルイス・ベルというプロデューサー/ソングライター。 昨年の米ビルボードチャートと照合した良記事があったので勝手ながら紹介(問題があれば削除…

今流行のR&B/ヒップホップのあらゆるトレンドを押さえた? ジョーダン・アームストロングのゴスペル作『Blsd』

米ビルボード最新チャートをひとつかみ。 11月3日付ゴスペルソングスチャートで24位に初登場を果たしたジョーダン・アームストロング「Favor」。一聴するとアダルトなR&Bですね。R&Bっぽいけど歌詞はゴスペルという方は少なくないものの、ここまで大人な感じ…

今押さえておくべき、タイ・ダラー・サインの楽曲集

今のアメリカにおいて、間違いなく覚えておかないといけない存在…それがタイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)でしょう。今日はタイの楽曲をいくつか紹介し、彼の魅力やその幅広い活躍を紹介出来たらと。 彼のバイオグラフィーはbmrに詳しく掲載されています…

コメディアンが歌う「Smile…」、アダルトR&B/ラジオエアプレイから人気に火がつくか?

最新10月13日付の米ビルボードソングスチャートは昨日書いたようにリル・ウェインが大量エントリーを果たしたことで、ほとんどの楽曲が前週からランクを下げています。逆に言えば、それでも前週からランクを上げていたり、下がっても軽微なものは勢いがある…

ニッキー・ミナージュはトラヴィス・スコットを責める資格なし、嵩上げ対策を重ねても首位を獲れなかった『Queen』に思う

以前から引っかかっていたのが、ニッキー・ミナージュがトラヴィス・スコットに喧嘩を持ちかけたことなんですよね。 ニッキー・ミナージュのアルバム『Queen』は8月25日付米ビルボードアルバムチャートで初登場2位どまり。トラヴィス・スコット『ASTROWORLD…

FEFE、BEBE、それとも…紛らわしいタイトル投入は策のひとつかもしれない?次世代ラッパー

最新9月15日付、米ビルボードソングスチャートでは4位にランクイン、8月4日付で4位に初登場を果たして以来3→5→4→4→5→4位と順調に推移しているのがシックスナイン(6ix9ine) feat. ニッキー・ミナージュ「FEFE」。 この「FEFE」が好調を続ける中、シックスナイ…

マック・ミラーの訃報と、7年前に発表していたトランプソング

ラッパー/プロデューサーのマック・ミラーが亡くなりました。26歳でした。 BREAKING: Mac Miller reportedly dead at 26 https://t.co/UHYCJrMZZO pic.twitter.com/ON4fTDvqSw — billboard (@billboard) September 7, 2018 原因は薬物の過剰摂取と伝えられて…

RHYMESTER、20年ぶりの八戸凱旋

一昨日は八戸に行ってきました。 cherry chill will.×RHYMESTER×渡辺志保 Special Talk Session、たくさんの方にご来場いただいております!八戸に関するおはなしも交えながら、ラジオの公開収録のような雰囲気。間近でトークが聴けるぜいたくな時間です……!…

星野源「アイデア」、2番のMPC使いに驚く

星野源さんが今日解禁した「アイデア」。ミュージックビデオも公開されました。 昨日ブログで予想した通り、ミュージックビデオが公開されました。これでダウンロード・動画再生・ラジオエアプレイが本日一切解禁。ビルボードジャパンソングスチャートでのロ…

『ヒプノシスマイク』発のヒップホップが本格的な件

友人の車で流れていたヒップホップに耳を奪われShazamで調査。その曲が『ヒプノシスマイク』に用いられていることを知りました。 ・男性声優キャララップバトル『ヒプノシスマイク』オフィシャルサイト 『ヒプノシスマイク』は、"キングレコードが手掛ける、…

重厚なゴスペルクワイアを効果的に取り入れた最新ヒット

およそ1年9ヶ月ぶりとなる宇多田ヒカルさんのオリジナルアルバム『初恋』が今週リリースされました。冒頭を飾る「Play A Love Song」で、後半のゴスペルクワイアの登場に驚いた方も少なくないはず。自分は以前から邦楽とゴスペルとのつながりについて幾度と…