イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

社会へ向けて

マイリー・サイラス「Flowers」の源流とも言える、グロリア・ゲイナー「I Will Survive」の近年の関連作品群をまとめる

昨日は2023年度上半期における社会的ヒット曲について、洋楽邦楽計10曲を紹介しました。 その中でも取り上げたマイリー・サイラス「Flowers」については、この曲のヒット以降いわゆるフォロワーも登場しているということを記しましたが、そのフォロワーのみ…

音楽フェスのMCで差別発言した歌手に米メディアはNOを示し、音楽チャートにも反映…日本はどう対応する

昨日から開催中の音楽フェス、サマーソニックにてリナ・サワヤマが称賛されています。 サマソニのリナサワヤマ、一番大きいステージで「日本は同性婚ができないG7唯一の国」「日本人であることは誇りに思ってるけど、これは恥ずかしいこと」「愛は愛です」と…

ビルボードジャパンのチャート変革の理由が公開…支持の表明や声を上げることの必要性を記す

一昨日発表されたビルボードジャパン上半期チャートについて取り上げた内容に多くのアクセスをいただきました。心より感謝申し上げます。 このエントリーでも触れましたが、ビルボードジャパンは下半期所有にソングスチャート(JAPAN HOT 100)のチャートポリ…

今後"一発屋"は存在しなくなると言っていい…今年大ブレイクした曲の前後の作品も立派にヒットしている件

先日のリル・ナズ・X「Montero (Call Me By Your Name)」について紹介したエントリーにて、一発屋という言葉はもはや時代錯誤であることを書きました。 『今の時代はSNSで自身の存在を示すことができること、SNSで大きく影響を与えられること、ひとつのヒッ…

さくらは満開、電車はもぬけの殻…異様な状況はいつまで続くのか

5月になりました。青森県南津軽でもようやく春モードになってきましたが、異様な状況が続いています。 超が付くほどの暖冬で開花が早まると予想されながら、4月の悪天候と寒さ続きで見頃が今週にずれこんだ弘前の桜。このずれこみはいつもの年ならば万々歳で…

ドレイクやスチャ&ライムスの新曲、そして"One World: Together At Home"から、マイケル・ジャクソンが生きていたならば…と思わずにはいられない

日本時間の昨日、レディー・ガガの呼びかけにより行われたイベント、【One World: Together At Home】。 レディー・ガガが呼び掛けたチャリティーライブ「One World: Together At Home」試聴方法と全出演者。さきほどローリング・ストーンズの出演も発表__…

この世界に安息を…R&B歌手の遠隔共演による「Count On Me」の美しいカバーに浸る

未曾有の被害が発生し、収束がつかず出口が見えなくて不安な時はエンタテインメントに救われることがよくあります。日本でもこれから自宅にとどまることが増えていくかもしれませんが、そんな中でアメリカではこのような素晴らしいプレゼントが。 One of my …

”選ぶのはキミだ”という歌を何度でも唱える

7月15日付ビルボードジャパンソングスチャート、総合100位圏内は逃していますがラジオエアプレイ指標では15位にRHYMESTER「予定は未定で。」がランクインしました。最新7月22日付では同指標58位にダウンしていますが、この夏ラジオを中心に夏を彩る曲になっ…

ビルボードジャパンソングスチャートで使用曲がヒットの兆し、”2週間で10キロ痩せるダンス”ブームの源流から思いを巡らす

ビルボードジャパンソングスチャートを構成する8つの指標のうち、動画再生においては時折、”なぜ今この曲が上昇中?”と疑問に思う動きがあります…という書き出しは昨日のイエス「Roundabout」でも用いたのですが。 最新の7月22日付ビルボードジャパンソング…

安室奈美恵さんから私たちが学ぶべきこと

本日、安室奈美恵さんが引退します。 引退発表後にリリースされたベストアルバム『Finally』のリリース週に、自分が担当するラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時)で彼女の音楽の変遷を振り返る特集を組みました。その際に自…

今週何度も唱える”人間ナメんな!”という強い言葉と、心を支えてくれる音楽

台風、地震…今週日本は大きな被害に相次いで見舞われています。被害に遭われた方へ心からお見舞い申し上げると共に、少しでも早く復興へ向けて動き出すことを願うばかりです。自分はこの秋に北海道へ、来年には関西へ出向く予定なのでそこでお金を使うなどし…

マイノリティが抱くべき自己肯定感、そしてそのための楽曲集

ゴールデンウイーク最後の2日間開催された、東京レインボープライドは過去最多の動員数を記録したそうです。 自分の知っている人もブースを出していたり、昔の親友が大の浜崎あゆみさんのファンで、今回初めて出演した彼女の応援に駆けつけたり...自分にとっ…

小室哲哉を思う

昨日突如引退した小室哲哉さんについては、各自が会見内容を読み判断するのがよいと考えます。特にメディアの主観をほぼ取り除いた音楽ナタリーの文章を読むことをおすすめします。 自分はツイッターにて幾度となく、メディアの暴挙について警鐘を鳴らしてき…

サウンズ・オブ・ブラックネス「Optimistic」リミックス名から考えた命の"軽さ"への不安

”死ぬなんていう言葉をそう簡単に使うなよ!”という台詞を残したのは金八先生ですが、最近命を軽んじる言葉が巷に溢れているように思うのです。 先週中古CDが安かったので掘ってきたのですが。 この中の『I Love R&B Premium Groove』に収録されていたのが、…