イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

音楽業界への疑問

【ビルボードジャパン最新動向】Creepy NutsとSnow Man、双方ともポイントを伸ばせただろうことについて

最新2月21日公開分(集計期間:2月12~18日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が4連覇を達成。Snow Man「LOVE TRIGGER」が2位に初登場を果たしています。 【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」勢い…

日本のSpotifyで新記録樹立のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、今後の動向予想および提案

通常は火曜に米ビルボードソングチャートおよび米ビルボードによるグローバルチャートの速報を紹介するのですが、現地時間の2月19日月曜が祝日により公開が延期となったため、ブログでの紹介も明日となります。ご了承ください。 さて、ビルボードジャパンソ…

アルバムチャートにおけるフィジカル施策の反映を踏まえた、ビルボードジャパンへの提案を記す

最新2月14日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートでは、SEVENTEEN『SEVENTEENTH HEAVEN』が登場16週目にして初登場時以来となる首位に返り咲いています。 この返り咲きについて、ビルボードジャパンの記事に興味深い文言がみられます。 リリースから4…

【ビルボードジャパン最新動向】3連覇のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、次週はSnow Manと対決へ

最新2月14日公開分(集計期間:2月5~11日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が3連覇を達成。ポイントは伸び続けています。 【ビルボード】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」総合3連覇、OWV「BREMEN」は自身最…

Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」のグローバルヒット、日本での伝わり方における疑問を記す

昨日のブログエントリー(→こちら)でも紹介したように、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が米ビルボードによるグローバルチャートのうち、Global 200から米の分を除いたGlobal Excl. U.S.にて7→3位に上昇。Global 200でも21→12位となり好調です。 Global …

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】首位獲得の「Bling-Bang-Bang-Born」がポイントをもっと伸ばせる可能性について

(※追記(8時26分):DJ松永さんがInstagramのストーリー機能にて「Bling-Bang-Bang-Born」のミュージックビデオを撮影した旨を投稿していたと、Xにて情報をいただきました。つきましてはその旨を掲載しています。) (※追記(8時51分):DJ松永さんがXにて、「Blin…

【ビルボードジャパン最新動向】19週ぶり首位の「アイドル」、ポイントはもっと伸びたと考える理由

最新1月17日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:1月8~14日)では、前週初登場で首位を獲得したNumber_i「GOAT」が3位に後退、YOASOBI「アイドル」が19週ぶり、通算22週目の首位を獲得しました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」19週ぶり…

Creepy Nutsが世界でヒットの兆し、そして乱高下するキングリーとは…Spotify直近の注目動向

今回は直近のSpotifyデイリーチャートにおいて、注目すべき点をふたつ取り上げます。 まずは、日本から新たなグローバルヒット曲が誕生する兆しについて。Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」がその作品です。

『NHKスペシャル 世界に響く歌 日韓POPS新時代』の関連データを紹介し、私見を記す

#NHKスペシャル ありがとうございましたYOASOBIのこと、Ayaseとikuraのことが一人でも多くの方に伝わっていたら嬉しいです。2024年、日本でも海外でもたくさんチャレンジをする1年になる予感!引き続きご注目ください見逃し配信はコチラhttps://t.co/zd7sZH1…

日本レコード大賞は変わらず…自省がみられない音楽賞の問題点と、音楽業界への願いを記す

日本レコード大賞が昨日開催され、Mrs. GREEN APPLE「ケセラセラ」が大賞を受賞しました。 Mrs. GREEN APPLEの「ケセラセラ」が、「第65回 輝く! 日本 #レコード大賞」にて、日本レコード大賞を受賞いたしました。⁡楽曲に出会ってくださった皆さま、本当に…

『発表!今年イチバン聴いた歌 年間ミュージックアワード2023』への疑問を記し、改善策を提案する

日本テレビで一昨日放送された『発表!今年イチバン聴いた歌 年間ミュージックアワード2023』への疑問が強くあり、問題点を整理します。 (上記ポストのリンク先はこちら。キャプチャした理由は後述します。)

2023年度、サブスク未解禁により大きなヒットに至れなかったと考える曲をまとめました

このブログでは一昨日、このようなエントリーをアップしました。 この中で番外編として紹介したブレンダ・リー「Rockin' Around The Christmas Tree」は、リリースから65年の時を経て今年遂に米ビルボードソングチャートを制しました。施策も反映されていま…

KAN「愛は勝つ」がソングチャート81位に登場…その原動力、そしてさらに伸びた可能性を考える

11月22日公開分の最新ビルボードジャパンソングチャートでは、KAN「愛は勝つ」が81位に再登場を果たしています。 KAN「愛は勝つ」は元々1990年にリリースされ大ヒット。KANさんは1991年にこの曲で日本レコード大賞(ポップス・ロック部門大賞)を受賞、また『…

米ビルボードが年間グローバルチャート発表…2023年度の傾向、そしてJ-POPの現状を考える

米ビルボードが日本時間の11月22日水曜、2022年度年間チャートを発表しています。このブログでは昨日、ソングチャートを主体にアメリカの動向を紹介しました。 今日はグローバルチャートについてお伝えします。

国内盤シングルCDもリリースの一方でストリーミングは…日本の洋楽における現状を今一度考える

このブログでは一昨日、ザ・ビートルズ「Now And Then」のチャート動向についてお伝えしました。 この「Now And Then」、日本では次週のチャートで上昇する可能性を持ち合わせています。この曲にフィジカルセールス指標が加算されるためです。 なお今回はビ…

旧ジャニーズ事務所所属歌手による音楽作品のデジタル解禁を提案し続ける理由

Hey! Say! JUMPが昨日4曲入りデジタルEPをリリースしたことについては、昨日のエントリーにて記載しました。1曲目に収録されたミュージックビデオもフルバージョンにて公開されています。 昨日も述べましたが、旧ジャニーズ事務所所属歌手の音源リリースはシ…

デジタル後発リリースの総合アルバムチャート制覇と、デジタルを味方にすることの重要性について

最新10月11日公開分のビルボードジャパンアルバムチャートは、Mr.Children『miss you』が総合首位を獲得、YOASOBI『THE BOOK 3』が続いています。 『miss you』はMr. Childrenの21stアルバムで、(中略) 本作はアルバム・セールス150,267枚で1位を記録してい…

ビルボードジャパンとオリコンの違いを、「アイドル」の動向およびダイヤモンド・オンラインのコラムから捉える

このブログではYOASOBI「アイドル」のリリース以降、ビルボードジャパンソングチャートとオリコン合算シングルランキングという複合指標から成るふたつのチャート(ランキング)における「アイドル」の動向を追いかけ、どちらがより社会的ヒットの鑑であるかを…

(追記あり)『24時間テレビ』放送中、なにわ男子の番組パフォーマンス映像がYouTubeで公開された件から考えること

(※追記(9時27分):今回紹介された映像は番組内では流れなかった(会場内でのみ披露された)ものであるというご指摘を直接いただきました。こちらの内容(解釈)に一部誤りがあったことについて、お詫び申し上げます。一方で、番組やテレビ局側と芸能事務所とのス…

SHIBUYA TSUTAYAのリニューアルに伴う、実店舗のフィジカルレンタルの行方を危惧する

先週発表されたSHIBUYA TSUTAYAのリニューアル、そのアナウンス内容について私見を述べるならば、フィジカルレンタルに関しては様々な不安を抱かずにいられません。 『SHIBUYA TSUTAYA』はリニューアルに伴い2023年10月31日から全フロア改装工事に入ります。…

ベテラン歌手のチャートアクションに差が生じていることを、トップアーティストチャートのCHART insightから掴む

ビルボードジャパンにはソングチャートとアルバムチャートを合算したトップアーティストチャート(Artist 100)が存在します。このチャートが『NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか)の出場基準になるだろうことについて、以前このブログで記したところ大きな反響をい…

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲と成るかを読む (2023年8月2日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲(下記エントリー参照)の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の動向をチェックし、真の社会的ヒット曲と成るかを読みます。

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」16連覇、一方で米津玄師「地球儀」の動向から思うこと

最新8月2日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月24~30日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から16週連続で首位を獲得。2週前にOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り単独最長首位記録を樹立したこの曲が、記録をさらに伸ばしています。 【…

『CDTVライブ!ライブ!』以外の音楽番組パフォーマンス映像もYouTube公開…一方で引っ掛かりを覚えることについて

夏の地上波音楽特番真っ只中の状況ですが、一足早く放送された『カミオトー上方音祭ー』(読売テレビ 6月17日放送)については先日までTVerでの見逃し配信が行われていました。前日に放送された『カミオトー前夜祭ー』も同様です。 #カミオト #上方音祭全国の…

「どうしても君が好きだ」のチャートアクション、最近のAKB48のシングルで異なる動向を辿ることについて

一昨日のブログエントリーでは、櫻坂46「Start over!」のチャートアクションについて紹介しました。 (このブログエントリーを紹介したツイート(→こちら)に対し、”LINE MUSIC再生キャンペーンが批判の対象になっている”という指摘をいただきました。その点に…

SixTONES「こっから」は好調ながら早々にダウンする可能性は拭えず…デジタルの方針転換を事務所側に提案する

SixTONESの最新シングル「こっから」。昨秋以降の彼らの作品において最もヒットしているという印象を抱いています。 一方、シングル初週売上497,843枚でシングル1位、ラジオ1位の2冠を獲得したSixTONES「こっから」は、森本慎太郎とKing & Princeの髙橋海人…

ビルボードジャパンソングチャート週間1~5位を定点観測化し、デジタル充実の重要性を今一度唱える

このブログでは2022年度ビルボードジャパン年間ソングチャート登場後に男性ダンスボーカルグループ(男性アイドル)に特化した分析エントリーを掲載しましたが、今年度は現時点では行わない予定です。その代わりに、これまで3位までだった週間ソングチャートの…

オリコンがランキングを用いたプロモーションをTwitterで実施していることについて、違和感を記す

昨日はBMSGから新たに登場した男性ダンスボーカルグループ、MAZZELのファーストフィジカルシングル「Vivid」について取り上げました。 複合指標から成る音楽チャートでは次回公開分にて「Vivid」のフィジカルセールスが初加算されます。同曲についてはビルボ…

目黒蓮は"Snow Man"と記載も佐野勇斗の"M!LK"所属表記は1割未満...『トリリオンゲーム』ドラマ化記事から考えること

漫画『トリリオンゲーム』が映像化され、7月クールのTBS金曜ドラマ枠で放送されます。Snow Manの目黒蓮さんとM!LKの佐野勇斗さんがタッグを組むことも含め、先週アナウンスされました。 $┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄┄$ #目黒蓮 (#SnowMan) ╳ #佐野勇斗 7月スタート 金…

BE:FIRST「Smile Again」がYOASOBI「アイドル」に迫るも2位…一方でストリーミング指標からみえてくるものとは

昨日はビルボードジャパンソングチャートを制したYOASOBI「アイドル」の強さについて紹介しました。 そして最新チャートから今回、BE:FIRST「Smile Again」を今回取り上げます。この曲は集計期間中にフィジカルセールスおよびデジタル双方を解禁し、5月3日公…