イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

R&B

この1年におけるR&Bアプローチのジャニーズ曲をおすすめし、あらためてデジタル解禁を心から願う

このブログでは毎月リリースされた新曲から、私的トップ10ソングスを選出し紹介しています。最新9月分はこちら。 Spotifyで解禁している曲が前提となるため、未解禁曲を紹介できないのは残念です。実はデジタルでの未解禁が多いジャニーズ事務所所属歌手の作…

アリーヤをはじめとするブラックグラウンドのサブスク解禁が遂に…その経緯と動向を注視すべき

以前ラジオ番組に出演の機会をいただいた際、ノーマニ feat. カーディ・B「Wild Side」を紹介しました。 「Wild Side」についてはアリーヤ「One In A Million」を敷いているだろうもののサンプリングかは不明と紹介し、上記ブログエントリーでも記載しました…

(訂正あり) 音楽の流行は20年前のリバイバル? R&B中心に最近のリリース作品から探る

(※13時22分 追記:歌手名の日本語表記を訂正しました。ご指摘くださった末崎裕之さんに感謝申し上げます。) このブログでも幾度となく紹介した、R&Bやヒップホップを紹介するネットメディアであるbmrが、この春頃からでしょう、閲覧できなくなっています。 …

相次ぐサンプリングにより高まる"アッシャー熱"、その楽曲をまとめてみる

あの頃再び? R&B歌手、アッシャーの新曲「SexBeat」にリュダクリス、そしてリル・ジョンが招かれており、さながらこの3組による米ソングスチャート首位獲得曲の「Yeah!」(2004 アルバム『Confessions』収録)を思い出さずにはいられません。 音楽評論家の林…

この世界に安息を…R&B歌手の遠隔共演による「Count On Me」の美しいカバーに浸る

未曾有の被害が発生し、収束がつかず出口が見えなくて不安な時はエンタテインメントに救われることがよくあります。日本でもこれから自宅にとどまることが増えていくかもしれませんが、そんな中でアメリカではこのような素晴らしいプレゼントが。 One of my …

ジャスティン・ビーバー「Yummy」、米ソングスチャートの次週動向が気掛かりなのです

昨日トップ10を紹介した、最新1月11日付米ビルボードソングスチャート。Hot 100をみると興味深い点がいくつかあります。 クリスマスソングが一掃された結果、初登場曲を除きほとんどの曲が上昇もしくは再登場。唯一ダウンしているのは94位のジュース・ワール…

90年代R&Bで紡ぐ”Baby Makin' Music”

一昨日のラジオ特集はまさしくツボでした。 #星野源「Ain't Nobody Know」とベイビーメイキングミュージック https://t.co/HqMQq8YgvI 本日放送のTBSラジオ『ジェーン・スー #生活は踊る 』より。星野さんとトム・ミッシュの傑作コラボなど、恋人たちの甘い…

ミッシー・エリオットの復活、そして客演参加したゴスペル曲とそのメッセージ

日本時間の先週火曜に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードでミッシー・エリオットが自身の音楽史の集大成とも言えるパフォーマンスを披露。受賞に相応しい素晴らしさで現役感を示してくれました。 ヒットメドレーの冒頭を飾った「Throw It Back」は…

最新9月2日付ビルボードジャパンチャートから、ジャニーズ事務所運営レコード会社のリリース手法を思う

8月19~25日を集計期間とする、9月2日付のビルボードジャパン各チャートが昨日発表され、ソングスチャートはHey! Say! JUMP「ファンファーレ!」が制しました。 【ビルボード】Hey! Say! JUMP「ファンファーレ!」240,513枚を売り上げ総合1位で初登場、ヒゲダ…

MTVビデオ・ミュージック・アワード受賞、カミラ・カベロに次ぐ活躍なるか? フィフス・ハーモニーから登場したノーマニに注目

日本時間の昨日発表された8月31日付米ビルボードソングスチャート。 ショーン・メンデス & カミラ・カベロ「Señorita」が首位の座を射止めたことで、プロデュース&ソングライトを担当したベニー・ブランコにとって米ソングスチャート8曲目の1位獲得となり…

今、自分の中でトニー・トニー・トニー熱が高まっている

ここ最近、R&Bグループのトニー・トニー・トニー (Tony! Toni! Tone!)に触れる機会が増えています。きっかけは、先月開催されたRHYMESTER主催フェス【人間交差点2019】で、RHYMESTERが初披露した「予定は未定で。」の冒頭における”ダララレイ”。 「予定は未…

ビヨンセ「Love On Top」がラジオから二度も流れる週末が楽しい

ラジオでふと、自分が好きな曲がかかると嬉しくなります。しかも先週末に二度も。 この後、夕方17:00からは #jwave MUSICOLOGY。今週はライブドキュメンタリーも話題の歌姫『ビヨンセ』ゲストには音楽プロデューサーのSTYさん(@STYjp)、R&Bシンガー RIRIさん…

R&B/ゴスペルプロデューサーのフレッド・ジャーキンス、昨年初のゴスペルリーダー作をリリースしていた

最新5月25日付の米ビルボードゴスペルソングスチャートもカーク・フランクリン「Love Theory」が登場16週目にして16週連続の首位を獲得。来週アルバムがリリースされることもあり、アルバムのチャート登場後にソングスチャートでも勢いがさらに増し、「Love …

ゴスペル新鋭の作品に招聘されフックアップする”ミスター・トークボックス”に注目

弊ブログで随時追いかけている米ビルボードゴスペルソングスチャート。5月18日付でもカーク・フランクリンが強く、「Love Theory」は登場15週目にして15週連続で首位の座に就いています。 そんな中、「Love Theory」の1ヶ月前にチャートに初登場したこの曲が…

「Dancing With A Stranger」が米トップ10入り目前、サム・スミスと共演するノーマニが辿る偶然の一致

ここ数週、米ビルボードソングスチャートにおけるラジオエアプレイの”弱さ”が目立っていることを危惧しています。数週間前までは同指標首位が1億超えで推移していたのですが、最新4月20日付において、同指標トップのアリアナ・グランデ「7 Rings」が8200万…8…

グラミー賞司会&受賞者関連の新作、今週次々にリリース

今年のグラミー賞については様々な見方があり、否定的な声も目立ちます。批判は毎年の様に起こることではありますが。 高橋芳朗と宇多丸 2019年グラミー賞を振り返る https://t.co/kPsXwvtL3T今年のグラミーはなんとなくいままでの批判にお茶を濁した感があ…

アリアナ・グランデ、ニューアルバムに至るまでの布石が昨年のドレイクを彷彿とさせる

昨日、担当ラジオ番組『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 日曜17時、サイマル放送有ります)の放送中に入ってきた嵐の活動休止報道。様々な思いに駆られていますが、今年ベストアルバムをリリースするものだと予測していたので来年に延期か…と…

わずか3年で全米1位を5曲輩出、プロデューサー/ソングライターのルイス・ベルに注目

最新1月19日付米ビルボードソングスチャートでは首位が交代しましたが、交代する前と後2曲共に関わっているのがルイス・ベルというプロデューサー/ソングライター。 昨年の米ビルボードチャートと照合した良記事があったので勝手ながら紹介(問題があれば削除…

告発ドキュメンタリー『Surviving R.Kelly』の反響は米チャートにも…その内容と自分の思い

昨日ソングスチャートの速報を紹介した、米ビルボード最新1月19日付各種チャート。今日は【Social 50】チャートについて紹介します。 【Social 50】チャートは2010年12月11日付でスタートした、『Facebook、Twitter、Instagram、YouTubeなどのデータを基盤に…

クリス・ブラウンの大ネタ使いで注目のシャニース、ベイビーフェイスとのタッグが最高なのです

最新1月13日付、『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)チャートで80位にランクインしたのがクリス・ブラウン「Undecided」。こんな大ネタ使い、オリジナルが好きな身には嬉しくなりますね。 用いられているのは90年代のR&B定番曲、シャニース(・ウィル…

マライア・キャリー、ニューアルバム『Caution』および旧譜のチャートアクション

マライア・キャリーが今月リリースした4年半ぶりのオリジナルアルバム『Caution』、最新12月1日付米ビルボードアルバムチャートで5位に初登場を果たしました。アルバム初登場時、収録曲のストリーミングが伸びればソングスチャートにランクインということも…

素晴らしい歌い手ながらお蔵入りを経験したアンジー・フィッシャーが復活

1990年代、R&Bに”ニュークラシックソウル”ムーブメントをもたらしたディアンジェロの名曲、「Brown Sugar」。 この曲をジャズ寄りなアプローチで用いたのが、当時インディに所属していたR&B界屈指の実力派、レデシーによる「Sugar / Brown Sugar」。 そして……

ビヨンセが思い出させてくれた25年前のR&B名盤

少し前になりますが、ハロウィンの話。 ハロウィンの衣装は死にまつわるモノが正しい…そんなことを聞いたことがあったのですが、日本では特に仮装大会になっている模様。しかしアメリカでも、日本寄りな仮装があったので遅ればせながら紹介したいなと。 ビヨ…

V6「Crazy Rays」は今年屈指のポップソングだと思う

昨日は、ジャニーズ事務所がリリースした楽曲の中でKing & Prince「シンデレラガール」がビルボードジャパンソングスチャートでとりわけ高得点を叩き出していることを書きました。最終的には事務所へのデジタル解禁切望という個人的な思いを綴る形になりまし…

今流行のR&B/ヒップホップのあらゆるトレンドを押さえた? ジョーダン・アームストロングのゴスペル作『Blsd』

米ビルボード最新チャートをひとつかみ。 11月3日付ゴスペルソングスチャートで24位に初登場を果たしたジョーダン・アームストロング「Favor」。一聴するとアダルトなR&Bですね。R&Bっぽいけど歌詞はゴスペルという方は少なくないものの、ここまで大人な感じ…

今押さえておくべき、タイ・ダラー・サインの楽曲集

今のアメリカにおいて、間違いなく覚えておかないといけない存在…それがタイ・ダラー・サイン(Ty Dolla $ign)でしょう。今日はタイの楽曲をいくつか紹介し、彼の魅力やその幅広い活躍を紹介出来たらと。 彼のバイオグラフィーはbmrに詳しく掲載されています…

ジャネット、米ダンスクラブソングスチャートで20曲目のナンバーワンを達成

マルーン5 feat. カーディ・B「Girls Like You」が4週連続で首位を制した10月20日付米ビルボードソングスチャート。こちらについては昨日書きましたが、一方で同日付米ビルボード、ダンスクラブソングスチャートで新たに首位の座に立ったのはジャネット・ジ…

「Lovely Day」カバー合戦を機に、ビル・ウィザースのオリジナルとカバーをチェック

先週日曜の『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)で50位にランクインしていたのが、ホセ・ジェイムズ feat. レイラ・ハサウェイ「Lovely Day」。ビル・ウィザースによる名曲のカバーであり、先月発売されたビル・ウィザーストリビュートからのナンバー…

ゴスペル/R&Bプロデューサー、ウォーリン・キャンベルを巡るあれこれ

今週月曜に続いて、”攻めのゴスペル”最新曲を紹介。 前週10月6日付米ビルボードゴスペルソングスチャートで3位に初登場を果たしたのがエリカ・キャンベルとウォーリン・キャンベルによる「All Of My Life」(最新10月13日付では14位に急落)。これが実に逞しい…

コメディアンが歌う「Smile…」、アダルトR&B/ラジオエアプレイから人気に火がつくか?

最新10月13日付の米ビルボードソングスチャートは昨日書いたようにリル・ウェインが大量エントリーを果たしたことで、ほとんどの楽曲が前週からランクを下げています。逆に言えば、それでも前週からランクを上げていたり、下がっても軽微なものは勢いがある…