イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

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ILLIT「Magnetic」、日本および世界のチャート施策における絶妙なタイミングについて

最新4月17日公開分ビルボードジャパンソングチャートではCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が12連覇を達成した一方でポイントがダウンしていることについては、一昨日のエントリーで紹介しました。 そして次週、4月24日公開分においては「Bling-Bang-Bang…

【ビルボードジャパン最新動向】11連覇”BBBB”のライバルになるか...トップ3入りのILLIT「Magnetic」に注目

最新4月10日公開分(集計期間:4月1~7日)のビルボードジャパンソングチャートでは、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が11連覇を達成しています。 (記事はブログの後半に掲載しています。)

前週および当週の上位初進出曲、CHART insightから真のヒット曲に成るかを読む (2024年3月13日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。 前週のエントリーはこちら。 ビルボードジャパンの…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】グローバルでも上位進出の「Bling-Bang-Bang-Born」、その勢いと動画に関する提案

(※追記 (2月11日5時13分):当週の総合ソングチャートで50位以内に入った曲のポイント前週比を示す表において、ポイントの公開日欄に誤りがありました(ポイント自体の訂正箇所はありません)。つきましては、正しい公開日を掲載したものを再掲しています。心よ…

Spotifyデイリー56万回超えのCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」を大ヒット曲と比較する

本日発表されるビルボードジャパンソングチャート(1月31日公開分)では、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」の動向に注目です。前週は27→5位と躍進した同曲は、1月28日付の日本におけるSpotifyデイリーチャートでは56万回再生を突破。次回のビルボードジャ…

"日本人の洋楽離れ"をどう改善させるか…ストリーミングにおける提案を記す

一昨日付のエントリーでは、arne代表の松島功さんによるポストを踏まえてこのようなエントリーを掲載し、昨日付ではその改善提案のひとつとしてラジオ業界に向けた内容を記しました。 今回は、ストリーミングに関する改善提案を記します。

前週および当週の上位初進出曲におけるCHART insightから、真のヒット曲に成るかを読む (2024年1月24日公開分)

今回のエントリーでは、ビルボードジャパンソングチャートにおいて前週上位に初めて進出した曲の翌週動向、そして最新週における上位初進出曲の状況をチェックし、真の社会的ヒット曲に成るかを読みます。 前週のエントリーはこちら。 ビルボードジャパンの…

(追記あり)【ビルボードジャパン最新動向】tuki.「晩餐歌」がソングチャート初制覇、上昇の要因を探る

(※追記(7時44分):YouTubeにおけるtuki.「晩餐歌」の関連動画投稿数推移を紹介した徒然研究室さんによるポストを追記しています。) 最新1月24日公開分のビルボードジャパンソングチャート(集計期間:1月15~21日)では、前週通算22週目の首位を獲得したYOASOB…

Creepy Nutsが世界でヒットの兆し、そして乱高下するキングリーとは…Spotify直近の注目動向

今回は直近のSpotifyデイリーチャートにおいて、注目すべき点をふたつ取り上げます。 まずは、日本から新たなグローバルヒット曲が誕生する兆しについて。Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」がその作品です。

(追記あり) ビルボードジャパン年間チャート発表、2023年度のチャートトピック10項目を挙げる

(※追記(6時49分):掲載当初、チャートトピックが11項目となっていたため訂正を実施しました。失礼いたしました。) (※追記(8時00分):ビルボードジャパンがソングチャートにおけるTop Singles Salesチャート(フィジカルセールス指標の基となるチャート)の記事…

最新米チャートで「Lovin On Me」が首位獲得…ジャック・ハーロウの施策とその効果を考える

日本時間の昨日発表された12月2日付米ビルボードソングチャートでは、ジャック・ハーロウ「Lovin On Me」が初の首位を獲得しています。 この曲、いわゆる"チラ見せ"公開がヒットにつながっています。

【ビルボードジャパン最新動向】Ado「唱」ソングチャート3連覇、ポイントが伸び続けている理由とは

最新10月11日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:10月2~8日)では、Ado「唱」が3連覇を達成しています。 【ビルボード】Ado「唱」が総合ソング3連覇、JUNG KOOKの新曲が初のトップ10入り&YOASOBI「勇者」が2位に急上昇<10/11訂正> https:/…

【ビルボードジャパン最新動向】2週連続首位のAdo「唱」、活用人気が連覇の可能性を高めることについて

(※追記(11月5日6時5分):ビルボードジャパン総合ソングチャートの記事(リンク先)が読めない状況が続いています。それを踏まえ、記事が転載されたAERA dot.のリンクを貼付しています。) 最新10月4日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:9月25日…

【ビルボードジャパン最新動向】Ado「唱」が登場3週目で首位到達…総合トップに寄与した"活用"の重要性

最新9月27日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:9月18~24日)では、前週初登場で首位を獲得したBE:FIRST「Mainstream」が4位に後退。Ado「唱」が登場3週目にして、同曲初となる首位の座に就いています。 【ビルボード】Ado「唱」が総合ソング…

米ビルボードが"TikTok Billboard Top 50"を新設…チャートの中身、そして初回の結果からその動向を確認する

昨日のエントリーではビルボードジャパンが9月14日に新設した2種類のチャートについて紹介しました。 このエントリーでも触れたのですが、実は米ビルボードでもこの日、新たなチャートをローンチしています。今回はその【TikTok Billboard Top 50】について…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」17連覇達成、好調の理由および今後の動向を読む

最新8月9日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月31日~8月6日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から17週連続で首位を獲得。3週前にOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り単独最長首位記録を樹立したこの曲が、その記録をさらに伸ばしていま…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」単独最長首位記録達成…”異次元”ヒットに至った様々な要因

最新7月19日公開分ビルボードジャパンソングチャート(集計期間:7月10-16日)ではYOASOBI「アイドル」が初登場から14週連続で首位を獲得。連続での最長首位獲得記録を更新すると共に、不連続を含む首位獲得週数においてOfficial髭男dism「Subtitle」を上回り…

「ちゅ、多様性。」「オトナブルー」の流行、その肌感覚と音楽チャートとの差から考えること

本日はビルボードジャパン各種チャートの更新日。Mrs.GREEN APPLEがアルバム『ANTENNA』の初登場に伴いトップアーティストチャート(Artist 100)をはじめて制するかに注目です。この点については先日記載しています。 さて今回は、上記エントリーでも紹介した…

【ビルボードジャパン最新動向】4連覇を達成したYOASOBI「アイドル」について、ポイントの伸び率に注目する

5月1~7日を集計期間とする最新5月10日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が4週連続で首位を獲得。ポイントをさらに伸ばし、2週連続で2万ポイント超えを果たしました。 【ビルボード】YOASOBI「アイドル」異次元の強さは変わらず…

英でFIFTY FIFTY「Cupid」がK-POP女性グループ初のトップ10入り…英メディアが語るヒットの理由、そして私見

先週発表されたイギリスの最新ソングチャートでFIFTY FIFTY「Cupid」が9位に入り、K-POP女性ダンスボーカルグループで初となるトップ10入りを果たしました。 Making UK chart history, @we_fiftyfifty are the first K-pop girl group to reach the Top 10 …

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」3連覇、ポイント上昇に貢献した"活用"の重要性

4月24~30日を集計期間とする最新5月3日公開分ビルボードジャパンソングチャートはYOASOBI「アイドル」が3週連続で首位に。ポイントをさらに伸ばし、今年度初の2万ポイント超えを達成しました。 【ビルボード】超ハイレベルの首位争いを制したYOASOBI「アイ…

カラオケでの”年齢層の価値観や嗜好の違いが小さくなり歌える曲が増加傾向”の理由を、「サウダージ」を例に考える

4月27日に登場したこちらの記事が、音楽分析者の間で話題となっています。 この記事について、noteプロデューサー/ブロガーの徳力基彦さんが記事公開の翌日に早速noteにて紹介しています。 そしてnoteのアップと同じ4月28日に徳力さんが実施したTwitterのス…

【ビルボードジャパン最新動向】YOASOBI「アイドル」”異次元”ヒットの理由、そしてライバルに必要なものとは

4月17~23日を集計期間とする最新4月26日公開分ビルボードジャパンソングチャートは、YOASOBI「アイドル」が2連覇を達成しました。 【ビルボード】ストリーミング・動画再生・ダウンロードで1位、異次元の加点でYOASOBI「アイドル」2週連続総合首位 https://…

YOASOBI「アイドル」は世界的ヒットに至るか、グローバルチャート発表前に現在の動向をまとめる

YOASOBI「アイドル」が日本のSpotifyデイリーチャートで最高再生回数を更新しました。 日本における4月22日付Spotifyデイリーチャートでは #YOASOBI「#アイドル」が591,391回再生を記録。あささん(@musicnever_die)のツイートにもあるようにこれまでのデイリ…

米でTikTokが全面禁止となる可能性を踏まえ、米ビルボードがTikTokと”一発屋”との関連性に言及した記事を読む

先日のブログエントリー、通常より多くの反響をいただいております。感謝申し上げます。 米でTikTokが禁止となった場合に音楽チャート(主に米ビルボードソングチャート)に起こる可能性について、米ビルボードが5つのポイントを挙げています。そのひとつが【…

米でTikTokが全面禁止となる可能性を踏まえ、米ビルボードがソングチャートの今後を予測した記事を読む

昨日のエントリーでは、ビルボードジャパンとTikTokによるTikTok Weekly Top 20の動向を踏まえ、日本のTikTokでヒットする曲の変動についてまとめました。 このエントリーの最後にも書きましたが、今後TikTokが米において政府関係者のみならず広く国民全体で…

TikTok内でのヒット曲に変化、その理由を分析しつつ真のヒット曲とは何かを考える

日本のTikTokで人気となる曲の傾向が変わりつつあります。 ビルボードジャパンはTikTokと組んだ新たな音楽チャート、TikTok Weekly Top 20を昨年度よりスタートさせています(チャートの詳細はこちら)。そのチャート動向について、徒然研究室さんが以下のよう…

エド・シーラン、ニューアルバムのリード曲「Eyes Closed」の施策が興味深い

エド・シーランのニューアルバム『- (Subtract)』が5月5日にリリースされ、国内盤も同日登場します。 【Ed Sheeran】/#エド・シーランアルバム「マスマティックス・プロジェクト」最終作『- (サブトラクト)』5/5リリース決定\30曲以上の中から厳選された14曲…

King & Princeが動画再生指標トップ5を寡占した理由、そして今後考えられることへの私見

最新2月15日公開分のビルボードジャパンソングチャート、動画再生指標ではKing & Princeが5位までに4曲ランクインしています。下記は最新のビルボードジャパンソングチャート、CHART insightにて動画再生指標の1位から順に並べたものです。 「ツキヨミ」は11…

マイリー・サイラス「Flowers」はなぜ世界的大ヒットに至ったのか、米ビルボードが提示した5つの理由

マイリー・サイラス「Flowers」が世界の音楽チャートを席巻しています。 1月12日19時(東部標準時)にリリースされた待望の新曲は、1月13日からの1週間を集計期間とする米ビルボードソングチャート、そして米ビルボードが2020年に新設したふたつのグローバルチ…