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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

BreakbotとSaori@destiny、そして納得のできない引退のこと

”黒い”フレンチ・ダンス・ポップがJ-WAVEチャートに初登場(11月4日付 100位)。

・Breakbot feat. Irfane「Baby I'm Yours」

 

元々は2010年にEPで発表された作品。2年の時を経て今年9月、この曲も収録されたファーストフルアルバム『By Your Side』をリリースし、チャートインを果たしました。たしかに、『ダフトパンク、ジャスティスを発掘した、ED BANGERレコーズの社長、BUSY Pが、次のジャスティスはこいつらだ!と太鼓判を押した』(ワーナーミュージック・ジャパン掲載のプロフィールより)とだけのことはあり、エレクトロの要素に加えて、ディスコティークな黒さも取り入れ、自然に身体が揺さぶられるような心地良いグルーヴを放っています。

 

実は、ブレイクボットをきちんと知ったのは、Saori@destiny(サオリアットディスティニー、と読みます)の曲「OFF THE WALL」にハマった後のこと。ブレイクボットは確か、iTunes Storeのフリーダウンロードとして配信されたはずで、何気なくiTunesをシャッフルして聴いていたら、”え?「OFF THE WALL」にそっくり!?”となりまして…。

 

Saori@destiny「OFF THE WALL」(2011 アルバム『Domestic domain』収録)

 

最初はあまりにも…だったので苦笑いもしましたが、ここまで振り切れてると気持ちいいですし、音そのものの黒さ、そして歌詞に多数の名曲タイトルを配している(タイトルからしてマイケル・ジャクソンの名曲)などのオマージュや遊びゴコロも評価したいな、と。

(似てることを責めるつもりは一切ないです。いわゆる”パクリ論争”について、唯一責める立場にあるのは似させられた側…この場合はブレイクボット側だけだと考えてます。)

 

 

Saori@destinyに興味を抱いた方がいらしたら嬉しいです。ですが今後、彼女の新しい音楽を手にすることができなくなったということを記載しなければなりません。

 

音楽に詳しい友人から彼女の音楽を紹介してもらい、それで一気にハマったのですが、その友人から、”いい曲多いのにヒットに恵まれない。このままではサオリさんはヤバい”と神妙なトーンで教えられまして…それが非常に残念ながら、”的中”したのです。下記リンク先にSaori@destinyにブログリンク等ありますのでそちらもご覧いただきたいのですが。

誰の意思でこうなっているのかわかりませんが、奥歯にものが挟まってる感じが半端じゃなくあってもやもやしていますね。長引くほどいろんな推測が飛び交って、誰もいい思いをしなそうな気がします。本当に引退したかどうかの真相がわからないので、まだなんとも言えないんですけど(だから余計もやもやするんですけど)。

・OTOTOY - あるアイドルが抱いている葛藤――OP編原田の音楽わくわく☆メモより

Wikipediaには、”活動休止”と記載。彼女自身が記載した(と思われる)ブログも4月2日が最後で、Twitter(同じく4月2日以降更新なし)での最後のほうのツイート『涙が止まらないよ。』に悲しさや悔しさがにじみ出ているよう。たしかに、モヤモヤ感は拭えないという思いをどうしても抱いてしまいますね。

 

今の時代においては、インディでも個人でもアーティストがメジャー並に情報発信できるわけで、ならば一個人としてもしくは(別所属事務所に移籍したならばそこから)発信してもいいはずです。たとえば、業界は違えど、TBSを退社した竹内香苗元アナウンサーは、TBS時代に始めたアカウントをそのまま使用(この場合はTBSから特に言われていないとのことですが。

その発信がないのが、仮に業界自体から引退したからだとして、正式な引退理由が所属事務所側から発表されない(Saori@destiny公式ホームページ(注意:音が出ます)には文言なし。所属事務所のマネジメント欄からは名前が消えています)のは、ファンは到底納得のいくものではないでしょう。そして同時に、これまで音楽を発信し続けてきたSaori@destinyに対しても、彼女の意思を半ば封じ込めているようにも見え、実に失礼では?とも。邪推を抱くのはよくないなと思いつつ、その邪推をさせない意味でも発表は必要ではないでしょうか。それこそが所属事務所側の、アーティストやファンに対する責任だと思います。

 

 

ブレイクボットがヒットすることによって、Saori@destinyの再評価につながり、”復活”につながるのならばこれ以上嬉しいことはないのですが…。