イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

今夜"も”ブギー・バック - ブギー・バック カヴァーズ -

今日リリースされた加藤ミリヤ『TRUE LOVERS』からのリード曲(非シングル化ながらiTunes Storeのソングチャートでトップ10入り)が、小沢健二 feat. スチャダラパー今夜はブギー・バック」。彼女独特の歌声が、曲のメロウ度をいっそう高めているような気がします。

それにしても、「今夜はブギー・バック」ほどカヴァーされる邦楽はないのでは?というくらいに、近年多くのミュージシャンに歌われているこの曲。公式音源化されているもので既に10曲以上、その他にも宇多田ヒカルや嵐の櫻井翔までライヴで披露しているというのだから、J-Popのアンセムといっても過言ではないでしょうね。この曲のWikipediaや【はてな匿名ダイアリー - 「今夜はブギーバック」の色々なバージョン】にカヴァー等の情報があるので是非確認してください。

 

で、ここでは、上記リンク先に未掲載ながら素晴らしいカヴァー(公式音源化済)を2つ、ご紹介します。

 

さかいゆう「今夜はブギーバック(NICE VOCAL)」

オムニバス・アルバム『FUNKY POP』(2009)収録。詳細はコチラにも。同年10月にメジャーデビューした彼ですが、2006年には既にインディよりデビューしており(2008年にインディでセカンドアルバムをリリース済)、インディ時に強く持ち合わせていた黒いグルーヴの片鱗が残る好カヴァー。とはいえメジャー以降に強くなったポップネスとのバランスも良く、ポップ/ソウル両ジャンルのファンから支持されそう。

 

田島貴男 feat. スチャダラパー今夜はブギー・バック

 試聴はコチラから。

 

田島貴男『ひとりソウルショウ』(2012)収録。詳細はコチラにも。(CD収録順では)前の曲となる「カミングスーン」にスチャダラパーが登場し(動画はコチラ)、その流れでこのスペシャルな共演が実現、アコギとDJセットのみというシンプルな構成ながら実にグルーヴィー! 田島貴男のソウルフルな歌声がグルーヴを牽引し(ゆえに?BPMは早め)、負けじとスチャダラパーも応戦するその掛け合いが実に楽しい。好カヴァー。

 

 

Wikipediaなどに、是非この2曲を加えてほしいなあと思ったり。

ちなみに、リミックスではあれどこれも好いですね。というか、ヴォーカル差し替えのアイデアが面白いと同時に、謎が残ったりもしますが。

 

スチャダラパー feat. 小山田圭吾「今夜はブギー・バック (smooth rap) Remixed by 小山田圭吾」

スチャダラパー『サイクル・ヒッツ~リミックス・ベスト・コレクション~』(1995)収録。声に宿る独特の気だるさは、小沢健二小山田圭吾共にそっくりな気もします。