私がDJのひとりを担当している、FMアップルウェーブ『わがままWAVE It's Cool!』(毎週日曜17時)の放送後記です。
●2月17日放送後記
冬の風物詩のひとつ、西目屋村の【乳穂ヶ滝氷祭り】当日。残念ながら今年は完全なる氷柱にはなりませんでしたが(氷柱に成った昨年の幻想的な光景はブログ『青森さ来いへ♪』にあります)、氷柱に成る(はずだった)”滝”にちなんで、【大瀧詠一(と彼の作品集)】でお送りしました。
<今日のオンエア楽曲>
01. 大瀧詠一「幸せな結末」
~ここから音楽特集【大瀧詠一(と彼の作品集)】~
07. 森進一「冬のリヴィエラ」
08. 角川博「うさぎ温泉音頭」
09. 金沢明子「イエロー・サブマリン音頭」
10. 大瀧詠一「恋するカレン」
12. ジャッキー・チェン、エミール・チョウ & チャン・チェンユエ
「妙手空空」(2月ED)
名曲のオンパレードですが、番組らしく?提供曲集のラストは”音頭モノ”を続けて。金沢明子さんのは以前弊ブログで紹介したことはあれど、角川博さんの、それもタイトルがあまりにも謎な音頭モノがあったとは(ドラマタイアップとのことなので、ドラマにちなんでなのでしょうか)。
そして音頭好きなことにたどり着くうちに、片岡鶴太郎さんの、あのマイケル・ジャクソンを元ネタにした「スリラー音頭」「ビート・イット音頭」が存在していたことを知り、たいへん驚いた次第なのです…が、現在音源入手は難しく、87年リリース時には収録されていたものの(アルバム『LET'S ONDO AGAIN』。ニコ動にsnippetがあります)、96年再発時にはカットされた模様。マイケルがそれを許さなかったのか氏自身が収録を控えたのかは不明ですが、是非再度CD化してほしいですね。
この音頭好きという部分を踏まえて、
1970年代から独自の路線を貫き、また、ライブでは洋楽と自身の楽曲をつなげて演奏したりと言った遊び心もあり、他のミュージシャンと競演した際にはよくこういった試みがなされていた。このことから、元祖日本のマッシュアップアーティストとの説もある
という説があるのですが…たしかに納得ですね。
では今日は、”ビート・イット”つながりでこの名マッシュアップを。マッシュアップを特に子どもたちに普及した第一人者はグッチさんだと思うんですよね。
・ハッチポッチステーション 2002年5月放送分 (曲は4分19秒から)
「やぎさんゆうびん」×「Beat It」でマイケル・ハクション。曲同士の自然なつながりとPVを楽しく模した感じが、実に愛のあるマッシュアップになってますね。そういえばハッチポッチステーションのCDでは一部のマッシュアップ曲、マイケルやアース、ウインド&ファイアなどが未収録のままでして…せっかく世に放ったのに勿体無いなと思ったりしています。番組の復活も含め検討して欲しいなと切に願う次第、なのです。
余談ですが、マイケルと音頭を検索しているうちにこんなのが出てきたのですが…
本家を使ってのまさかの盆踊り。しかも我が青森県の十和田市、十和田市現代美術館にある草間彌生さんのオブジェの前で踊るというのがシュールというかカオスというか…いい意味でア然としたことをここに記しておきます。
さて、来週の音楽特集は月末恒例、今月は【”ス”からはじまるアーティスト】。どうやらスタッフ数名の頭の中では”杉様”が待っております。コサキンソングOAなるか?