イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

RAB上野アナ、NNSアナウンス大賞ラジオ部門大賞受賞

本当に喜ばしいことです。

ラジオ部門大賞 青森放送 上野 由加里(うわの ゆかり)アナウンサー 

2005年入社。年末恒例28時間に渡る生放送番組「2012 RABラジオチャリティミュージックソン」のパーソナリティを務めた他、覆面DJとして登場する「聴いて!(リッスン)」では、普段とは違うクールでハイテンションなキャラクターを開拓。発想の素晴らしさがあれば楽しいラジオを作っていけることを示したことが評価されました。受賞について、「心臓が飛び出しそうなくらいドキドキしていて、盾がずっしりと重く感じます。この賞をしっかりと受け止め、初心に返って、ねぶたの「ハネト」のようにストイックに仕事したいです。」と語りました。

・日テレ 企業・IR情報 - プレスリリース

 - 第34回NNSアナウンス大賞決定 福岡放送 松井礼明アナウンサー テレビ部門大賞受賞より

覆面DJの番組は上野アナのみならずどのアナウンサーも80年代?の(時代錯誤甚だしい)DJ風モノマネで洒落っ気たっぷりにやっていて、それも5分番組なわけで、それが代表番組的に表記されたことはちょっと違和感があったりしますが。

 

 

上野由加里アナウンサーの巧さや音楽への知識の深さについては、弊ブログで以前から何度か記載しています。顔立ちや身体の細さなどからクールビューティと称されることもあり、たしかに彼女がナイターオフ期に担当する洋楽専門番組『Yuka-Rhythm』(RABラジオ 毎週火曜21時 HP更新されていないのが残念…)での在京ラジオ局に引けをとらない巧さ(音楽知識、イントロ乗せなどの曲紹介、曲を切るもしくはBGMに切り替えるタイミングの巧さ等)やニュース原稿読みの格好良さ(これは先輩で平日夕方のローカルニュース枠を独走するテレビ版『RABニュースレーダー』のアンカー、秋山博子アナウンサーのスタイルに近い)を聴けばその例えに納得なのですが、だからといってスキがないというわけでは全くなく、たとえば平日朝の『今日も!あさぷり』(平日8時半 上野アナは水~金曜担当)や先述の『RABラジオチャリティミュージックソン』での柔らかさだったりリスナーの方に笑顔で応対する姿勢も聴いていて心地よいんですよね。硬軟の使い分けが巧く(いや、使い分けというよりはどちらも自然なスタイルなのでしょう)、実にカラフル。テレビは勿論のこと、ラジオで特に映えるアナウンサーのひとりであり、だからこそ今回の賞は実に喜ばしいことだと思いますし、客観的かつ正当に評価されたんじゃないかなと思っています。本当におめでとうございます。

 

惜しむらくは、『Yuka-Rhythm』が今日放送分で(今シーズンの)最終回を迎えてしまうことですね。県内ローカルの音楽番組としては非常に高いレベルの番組のひとつだと思っているので。

 

昨年上野アナが何度か紹介し、RABラジオから流れてきて気に入った曲のひとつ。

Owl City feat. Carly Rae Jepsen「Good Time」(from『Midsummer Station』(2012))

 

 

さて、自分が住む地域は県境にあるため残念ながらFM・AM共に難視聴に近い状態です。そのため最近の【ラジオ放送のデジタル化】関連報道はとても気になるところ。

今後はデジタル放送への参入を目指すラジオ局のほか、放送波が正常に受信できない「難聴」対策としてFM電波を活用する方法など、個別に検討を行う

・TBS News i - ラジオ全局一斉デジタル化せず、民放連発表(3/21付)より

今後RABラジオがFM電波にて流れてきたならば、特に『Yuka-Rhythm』の存在はFM局にとって脅威じゃないかと思います(し、それくらいに焦りを持ってほしいなとも…)。FMが一番似合う県内ラジオDJだと思うゆえ、近い将来FMの電波から声が聴こえてきてほしい、と切に願います。

 

 

(それ以前に、青森のラジオ局がまだradiko.jpに未参入を続けることが機会損失であり勿体無いなと。これは県内のコミュニティFM局のサイマル放送未実施についても同じで、もっといえばフジテレビを呼ばなかったこと(と言うと語弊があるかもしれませんが)における、行政面も含めた青森県の放送(への意識)が後手に回っていることが若年層の取り込みを軽視し青森県離れに繋がっていると思うんですよね。青森は情報インフラや情報"鮮度"が遅いというイメージの脱却って必要だと強く思います。)