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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

ジョルジオ・モロダー74歳、”新しい24歳”が放つ音

ジョルジオ・モロダー。音楽プロデューサー。御年74歳。そのモロダーが近年クラブDJとして活躍している(WIRE13にも”降臨”)というのも素晴らしいことですが、アーティストとして30年ぶり(!)となるアルバムをこの春にリリース予定。そのアルバムから、カイリー・ミノーグを客演に迎えた「Right Here, Right Now」が公開されました。サビのファルセット、そしてファルセットに合わせてギターが音階を駆け上がるのがとにかく気持ち良すぎます。

最後の最後にブレイク的な要素を入れるのはもはや余裕がなせる技でしょう。そして、カイリーとの相性の好さよ…!

 

 

ジョルジオ・モロダー。たとえその名を知らずとも彼が手掛けた曲を知れば興味持つこと間違いないでしょう。

「ホット・スタッフ」はモロダーと彼の盟友であるピート・ベロッテとの共同プロデュース。特にドナ・サマー作品を手掛けた多いほか、映画音楽にも多数参加しています。彼のアーティスト名義の作品も含めて、Giorgio Moroder / 10 Essential Discs of Giorgio Moroder | クラブミュージック情報サイト HigherFrequencyを参照することをお勧めします。

 

 

モロダーが30年の時を経てアルバム制作を行った理由。それはダフト・パンク『Random Access Memories』への参加が根底にあるのは間違いないですね。

モロダーはダフト・パンクの『Random Access Memories』(2013年)でフィーチャーされたが、これが再び脚光を浴びるきっかけになったそうだ。(中略)「彼らにアルバムに参加するよう頼まれてから、いままで一度もやったことがなかったDJのオファーが舞い込むようになった。素晴らしいことだ。それから、レコード契約のオファーが来た」と話している。

74歳のジョルジオ・モロダー、30年ぶりにニュー・アルバム | Giorgio Moroder | BARKS音楽ニュースより

モロダーの参加の形がいかに特別であり、”象徴的”かというのは、ロックジャーナリストの久保憲司氏によるコラム、70s回帰の新作に見る、ダフト・パンクの音楽愛 - TOWER RECORDS ONLINEを参照してください。

『Random Access Memories』は昨年開催されたグラミー賞において主要4部門のうちの一つ、最優秀アルバム賞を含む3部門を、そこからのシングル「Get Lucky」は同じく主要4部門のうちの一つ、最優秀レコード賞を含む2部門を受賞。間違いない、昨年のグラミー賞の主役はこの、生音主体のディスコティーク回帰作であり、そしてその”語り部”としてジョルジオ・モロダーが参加したことで、モロダーへの再評価の機運が高まってきているのは自然なことですね。

 

 

そのモロダーが間もなくリリースするアルバム、タイトルは『74 Is New 24』。モロダーはアルバムタイトルの理由について、”74歳だろうが24歳だろうが構わない。なぜなら…74は新しい24だから!”と発言。めちゃめちゃ自信に溢れているじゃないですか! そして先行曲はその自信を見事に証明してみせた作品なわけで、アルバムを期待せずにはいられませんね。