イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

2015年邦楽界はビクターに注目 その三 ”和製ノラ・ジョーンズ”と評される藤原さくら

先月リリースされたアルバムからのリード曲が心地良すぎるのでメモ。

 

藤原さくら「Walking on the clouds」

同曲を収録したアルバム『à la carte』は3月18日に発売済。iTunes Storeなどで試聴出来る他、ダイジェストムービーもYouTube公式アカウントにアップされています。

 

J-WAVEを何気なく聴いていてそのあまりの心地良さに耳を奪われ、調べてみると日本人だった、それもまだ10代ということに驚かされました。J-WAVE TOKIO HOT 100では最新チャートで26位に初登場、同番組に次回藤原さくらさんがゲスト出演することも決定しています。

 

『可憐で瑞々しい容姿からは想像できないスモーキーな歌声で注目』とiTunesスタッフが推薦する藤原さくらさん(公式サイトはコチラ)は、ビクター内のスピードスターレコーズより今年メジャーデビューを果たしました。アルバム収録曲で2月に先行配信された「just one girl」がドラマ『学校のカイダン』(日本テレビ系)挿入歌となっていたこと、さらにベルメゾンのCMで♪寒さなんてホットコット~と歌っているのも彼女ですので声に聴き馴染みあるという方は実は少なくないはず。後者については公式動画がないのでこっそり載せておきますが、スモーキーでありながらぬくもりがあり、日本語詞が英語に聴こえるのはなんだか不思議ですね。日本語詞が…というので真っ先に思い出したのがLOVE PSYCHEDELICOでしたが、そういえば彼女たちもビクターでした。

 

そのスモーキーな声で、メディアでは”和製ノラ・ジョーンズ”と評される彼女。iTunesではこの春からの新企画、NEW ARTISTスポットライトにて藤原さくらさんをピックアップしており、注目の高さが伺えます(iTunes注目新人にShiggy Jr.、藤原さくら、Crossfaithら - 音楽ナタリー(3月18日付)より)。ちなみに公式サイトのプロフィールやiTunes Storeでのスタッフコメントではその文言は見当たらず、穿った見方ですが”和製~”というのはメディアの安易な評し方ではないかと思ってしまうのですが、彼女の声の魅力をより多くの方に伝える意味では、ノラの名を出すことは現段階では有効でしょう。”和製ノラ・ジョーンズ”というフレーズに惹かれチェックした方が実際に藤原さくらさん独自の魅力にハマっていくならば、そのきっかけとしてはアリなのかもしれませんね。