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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

20世紀版シャミールか? アタ・カクのオバ・シマが無限ループ

アタ・カク、オバ・シマ。どちらが曲名でどちらが歌手名か混乱すること請け合い。

そして、曲に触れると…その中毒性に間違いなくヤラれます。昨夜からこの曲が無限ループ…。

Ata Kak「Obaa Sima」

昨日生配信された、TOWER REVOLVE PROJECT=タワレボの番組、『高橋芳朗 presents タワレコ渋谷洋楽第二企画室』(毎月第2・第4月曜夜)にて、タワレコバイヤーのオススメとして紹介されたのがこのアタ・カク。はっきりいってしまえばチープな打ち込みのトラックに、性別不明な(いや、超越した)声が乗り、これまたチープなコーラスが同じフレーズをループしたかと思えば後半突然のラップ…なんだこれ!?というのが第一印象でしたが…どんどんハマっている自分がいます。

ジャケットを見ると明らかに男性。男性でこの声と音楽センスというのは、現代におけるシャミールじゃないかとふと。

 

そもそも、このアタ・カクとはいったい何者なのでしょう。

ガーナ出身のAtta Owusuによるソロプロジェクト。トロントに移住し乳飲み子を育てながら自宅のリビングルームやお風呂場で一人で音楽制作に没頭する。2002年にガーナとカナダだけで”Obaa Sima”のカセットテープを50個リリースする。その後、ATFAのレーベルオーナーBrianに発見され、14年の時を越えワールドワイドでCD/LP/カセットをリリース。

Ata Kak “Obaa Sima” | Inpartmaint Incより

 (リンク先にて全曲フル試聴可能)

ATFAとは【Awesome Tapes From Africa】のこと。『アフリカの素晴らしい作品をリイシューしてきたAwesome Tapes From Africaが、2002年にガーナの露店で出会い、その後2006年に最初にブログを始めるきっかけとなった記念すべき作品』(上記リンク先より)がアタ・カクのアルバム『Obaa Sima』だということ。たった50個しか世に出なかったカセットテープを入手したということだけでも凄いことですが、その鮮烈さに魅了されブログを開設し世に彼の音を紹介、そして10年以上の時を経て広く世界中にその音を、それもフィジカルとして届けるというのは本当に素晴らしいことです。ATFAのおかげで私たちが彼の音の楽しさを享受出来るわけで、本当に感謝しきりです。

ちなみにCDジャケットもおそらくは、当時50個用意されたカセットテープのジャケットからそのまま復刻。このセンスもまたいいですね。

 

 

アタ・カクをTwitterで検索すると、昨日のタワレボの他、(高橋芳朗さんと同じく)TBSラジオで活躍するジェーン・スーさんが毎週金曜に配信している”シケ金”こと『ORDINARY FRIDAY~つまりシケた金曜日~』(sora×niwa(ソラトニワ) 毎週金曜20時)のハッシュタグが。どうやら”シケ金”では何度かオンエアされたようですね。

(タワレコバイヤー経由ですが)高橋芳朗さんも、そしてジェーン・スーさんも魅了した(であろう)アタ・カク。ぜひチェックしてみてはいかがでしょう? 聴いたら最後、しばらく脳内再生され続けるかもしれませんが…。