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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

三戸なつめ「前髪切りすぎた」ミュージックビデオの刷り込み効果が凄い

先週水曜の発表ではありましたが、ビルボードジャパンチャートでのラジオオンエア部門【Hot Top Airplay】4月20日付チャートで首位を獲得したのが三戸なつめ(みとなつめ、と読みます)「前髪切りすぎた」でした。4月8日にCDデビューを果たした彼女、発売週のセールスチャートは正直言ってそれほどではなかったものの(オリコン同日付週間シングルチャート36位、1,320枚)、好調なエアプレイを受けた同日付ビルボードジャパンの総合シングルチャート、【Hot100】では8位に躍進しています。

ファーストシングルの詳細については下記に。

三戸なつめ | NATSUME MITO オフィシャルサイト | DISCOGRAPHY

 

モデル出身、CM出演等…については恥ずかしながら全く知らないまま、そしてデビュー曲が中田ヤスタカ氏によるプロデュースだということも存じ上げなかったのですが、エアプレイチャート制覇の直前、ふとしたきっかけで知ったミュージックビデオがあまりに強烈で、それゆえ”三戸なつめ”の名前が強烈に焼き付いてしまいました。ちなみに、自分が住む青森県には三戸と書いて”さんのへ”と読む地域があり、当初はみとなのか?さんのへなのか?と、名字の読み方すらわかってなかったのですが。

鮮烈な印象を与えてくれたミュージックビデオ、それが”落書き篇”。

三戸なつめさんのかわいさや中田ヤスタカ氏が得意とするポップなサウンドと、ハメコミの画とのギャップがあり過ぎて、最早”カオス”以外のなにものでもないのですが…これで本人のイメージが何ら損なわれないのが凄いというか、むしろより気になるようになる不思議。この変な感覚は、たとえば宍戸留美「地球の危機」にも通ずるところがあるなあと思った自分です(公式動画が上がっていないのでコチラにこっそり貼っておきます)。

 

”◯◯篇”と銘打たれていたことを不思議に思い、公式YouTubeアカウントを開いてみたところ、この「前髪切りすぎた」には10本のミュージックビデオがあることが判明(この他にもあるかもしれません)。それも、先月13日に”ダルマ篇”が公開されて以降順次、それも違う監督による作品が公開され続けています。その中でブログ記載段階で桁違いの再生数(17万回以上)を誇るのが、”白菜篇”。

Eテレを模したスタジオ、絶妙にセンスが無い(ようでセンスがありまくりな)人選と服装がツボな逸品。個人的には、バックダンサーでもある男性のダンスのぎこちなさ、笑顔だけど実は必死な様子が、手裏剣戦隊ニンニンジャー(テレビ朝日 毎週日曜7時30分)のエンディングテーマに合わせてダンスを踊るアオニンジャー(加藤クラウド八雲役の松本岳さん。こちらはピンで抜かれたときの表情自体が必死だったりするのですが…)を想起させて余計にツボだったりします。

 

で、これら作品を順次再生していくうちに、「前髪切りすぎた」が完全に刷り込まれてしまったんですよね。多分今年一番聴いた曲になったかもしれないほど。それが狙いだったとしたならば、スタッフの術中にまんまとハマってしまったと言えるかもしれません。でも、それだけ観る価値があるミュージックビデオ群の充実っぷりには見事。アルバムが出るタイミングで付属DVDに全バージョンのミュージックビデオを収録してくれたなら…と思っております。

 

ちなみにこれらミュージックビデオを制作した監督の方々にとっても、互いが一つの土俵に立ち他の監督と比較出来る(される)という点においても好いことかもしれません。売り手にとってはそれだけ予算はかかるかもしれませんが、面白い試みだと思います。