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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

ラジオ局のスペシャルウイーク、プレゼント当選者の範囲が絞られている問題が露わに

ぼんやりながら、でも確実に思っていた長年の問題が、クリアになりました。

 

二月に続いて設けられた特別番組『スペシャルウィークを振り返ろう。 TBSラジオぼんやり審議会』(TBSラジオ 4月26日23時)の一コマ。リスナーから寄せられたスペシャルウイークの疑問に対するTBSラジオ側の回答が興味深かったので、以下に書き起こします。

 

<書き起こし>

 

TBSアナウンサー 小林悠

「ラジオネーム…香川県の方です。バンサクツキタさん。(中略) 今週の『たまむすび』、お祭り感がとても感じられてめちゃめちゃ楽しい一週間でした。しかしひとつ気になることがあったので、お聞きしたいんですが、『たまむすび』のスペシャルウイークのプレゼントのビール、私が聴いていた限り当選者はほぼ全員が関東圏の方だったと思うのです。この抽選結果は何か恣意的な操作があるように感じられるのですが、私の考え過ぎでしょうか? 書籍プレゼントの場合には地方の方がちらほら混ざっているのに。率直に言うと、地方に住んでいる方はビールが当たりにくいんでしょうか? お答えにくいことだとは思いますが、宜しくお願いいたします。」

 

TBSラジオ編成局編成部部長 三条毅氏

「どちらの方…?」

 

小林「香川県の方なんですね」

 

三条「あー香川県の方」

 

小林「すいません、私は実際『たまむすび』やっていて、その恣意的なものは一切感じなかったんですが、なんなんでしょう?」

 

三条「『たまむすび』という番組は、今ね、radikoプレミアムとかで、全国で聴けるようになってるんですけど、スペシャルウイークというのは関東エリアを対象にした、言っちゃうと聴取率調査週間ウイークなわけですね。なので、せこい話ですけど、そういう方に聴いていただくためにプレゼントを出しているという部分はあるわけですよね。で、そうすると、そのスペシャルウイークのプレゼントは、聴取エリアの方に当てていくっていうのがどうしても基本線になっていくところは、ありますね。ただ、全国に向けて放送している番組の場合は、関東圏だけじゃなくって、例えば朝の生島さんの番組とかだと、エリアじゃない地域の方にも当選者が出たりってことは、それはありますね、はい。そういう事情です。」

 

小林「すみません、『たまむすび』の場合はそういうことになってしまってるんですが。他のね、スペシャルウイークじゃない時でも結構、ちょいちょいプレゼントってのはありますので、是非、香川県のバンサクツキタさん、また応募してください。当たるように私も頑張ります。」

 

出演者一同「(笑)」

 

<書き起こしここまで>

 

なるほど、TBSラジオに限らず関東圏の各ラジオ局で、スペシャルウイークの時期だけは関東圏以外の方にはプレゼントが当たらないよなあと思っていましたが、この疑問について関東圏ラジオ局の担当者がきちんと述べてくれたのははじめてかもしれません。たしかに、聴取率の対象範囲となる関東圏の方に当たるほうが、仮に当選者が聴取率の聞き取り対象だった場合にプレゼントをくれた局をより聴いていたと答えるかもしれませんね(プレゼントをもらって局への心象がアップするわけで。聴取率調査方法が機械ではない手帳書き込みという方法らしく、そういったアナログ手法では心象が作用する可能性はあります)。

 

他方、この発言に対してTwitterでは、納得出来ないという声の他、"『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ 日曜10時)では地方のリスナーの方も当選していたよ"というつぶやきが散見されました。あくまで仮定ですが、三条氏のいうようにプレゼントは関東圏のリスナー限定でというお達しが局全体にはあったのかもしれません。しかし、『~日曜天国』はたとえネット局ゼロ、純関東圏のみの番組であれど、地方のリスナーを区別しないという精神があるのではないでしょうか。スペシャルウイークだけ関東圏優先というのは区別ではなく"差別"とも捉えられかねずそれは許さんという姿勢、ラジオを聴いてくれる方はエリアに関係なく嬉しいという思いゆえに当選者を限定しないのではないかと。その姿勢が関東圏の全局全番組での1位に繋がっているとしたならば、当選者を限定する手法は必ずしも聴取率には影響しない、有益ではないと思うのですが、いかがでしょうか。radikoプレミアムのエリアフリー(有料)会員が今年初めに15万人を突破したことも相俟って(20万人間近との声も聞こえてきます)、ラジオの聴取範囲を設けるという概念自体を見直す必要もあるのかもしれませんね。