face it

青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

アメリカ版『Now 54』が買えない事案が発生中

 1983年にイギリスで誕生した最新ヒット曲のコンピレーションアルバム『Now That's What I Call Music! 』シリーズ。アメリカでは1998年に発売が開始され、2010年以降は【1枚組・年4回(2・5・8・11月)発売】が定着しています。

今年2月に発売された『Now 53』には、全米14週1位を記録し同時に作者追加が問題になったマーク・ロンソン feat. ブルーノ・マーズ「Uptown Funk」が収録された一方、テイラー・スウィフト「Shake It Off」「Blank Space」未収録に疑問を覚えたのですが(収録曲等はブログエントリー済→2月発売、アメリカ版『Now』の収録内容は今回も好い(1月9日付))、今月4日にリリースされた『Now 54』の内容が問題点を解決した上で内容も結構好かったので、下記に記載します。 

『Now That's What I Call Music! 54』(US版)トラックリスト

  (曲のリンク先はYouTube、曲名右の()内は米Billboard Hot 100最高位)

01. Taylor Swift「Blank Space」(1位)

02. Fall Out Boy「Centuries」(10位)

03. Maroon 5「Sugar」(2位) ※

04. Pitbull Feat. Ne-Yo「Time Of Our Lives」(9位) ※

05. Walk The Moon「Shut Up And Dance」(5位)

06. Ariana Grande「One Last Time」(13位)

07. Nick Jonas「Jealous」(7位)

08. Flo Rida Feat. Sage The Gemini & Lookas「GDFR」(8位)

09. Natalie La Rose Feat. Jeremih「Somebody」(10位)

10. Calvin Harris Feat. Ellie Goulding「Outside」(29位)

11. Robin Schulz & Lilly Wood & The Prick「Prayer In C」

   (動画は” Robin Schulz Remix”)(23位)

12. Tori Kelly「Nobody Love」(60位)

13. Kelly Clarkson「Heartbeat Song」(21位)

14. One Direction「Night Changes」(31位)

15. One Republic「I Lived」(32位)

16. Sam Hunt「Take Your Time」(20位)

 (以下は、”Now Presents What's Next!”として収録)

17. Alex B「Too Cool」

18. Banks「Beggin For Thread」

19. Jukebox The Ghost「Postcard」

20. Betty Who「All Of You」

21. Elijah Blake「I Just Wanna...」 ※

※印:YouTubeはExplicit Versionですが収録音源はClean Version

ウォーク・ザ・ムーンは『Now 53』にて新人登竜門的な位置付けで収録されていたのですが、トップ5入りしたこともあって再収録。また、テイラー・スウィフトの収録には、彼女が頑なにコンピレーションや配信を拒んでいるわけではないという姿勢が見え、安心しました。1位曲が少ないように見えますが、先述した通り「Uptown Funk」が強すぎて他が勝ち上がれなかったためですね。

他方、映画『Furious 7 (邦題:ワイルド・スピード SKY MISSION)』サントラ収録のウィズ・カリファ feat. チャーリー・プース「See You Again」(1位)や、映画『Fifty Shades Of Grey (フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ)』サントラ収録のザ・ウィーケンド「Earned It」(3位)およびエリー・ゴールディング「Love Me Like You Do」(3位)が収録されておらず、サウンドトラック収録曲の『Now』シリーズへの収録は難しいのかなと思っています。とはいえ、全体的には充実していると言っていいでしょう。

 

それにしても。この『Now 54』、なぜか日本では買えないかもしれないという現象が起きているのですよね。HMVでは”購入不可”となっているのです。

f:id:face_urbansoul:20150513075128p:plain

HMVで昨夜商品を検索した結果をキャプチャしましたが、今朝の段階でも同様でした(HMV商品ページをリンクしておきます)。これはなぜでしょう。収録曲増加のためのラジオエディットや子供への配慮のためのクリーンバージョンでの収録については、曲の使い勝手に若干”?”と思うところはあるものの、流行りを抑えるには非常に好いコンピレーションゆえ、流通してもおかしくないと思ったのですが。

他方、タワーレコードAmazonでは在庫ありとなっていました。キャプチャはいずれも今朝の段階。

Amazon(商品ページ)

f:id:face_urbansoul:20150513075908p:plain

タワーレコード(商品ページ)

f:id:face_urbansoul:20150513075930p:plain

Amazon自体に在庫がないということなのでしょうが、それでもタワーレコードの2倍以上の価格というのは非常に高すぎます。タワーレコードでは、自分の住む県にある実店舗でも『Now』シリーズが試聴可能となっており売れ筋商品と思われるため、在庫を多めに抱えているのかもしれません。

 

 

Amazonの高すぎる価格にも驚きますが、それ以上にHMVの”購入不可”には疑問を覚えます。仮にアメリカでの流行を抑えた作品集ゆえ日本で買えないようにするなどの米側の意向があるならば(ほぼありえないとは思うのですが)、レコード会社側がレーベルの枠を越えて日本版『Now』シリーズの制作に着手してほしいと切に願います(洋楽のジリ貧化、そして日本版『NOW』の復活を望む(1月10日付)にて私見を掲載)。他方、本当に廃盤となっているのならばHMV側の流通見通しの甘さではないかと、厳しい物言いながら強く感じます。なぜ”購入不可”になっているのか伺ってみたいところです。