イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

よく聴きゃ似てるこの2曲 ダンスミュージック編

先日はアンダーワールド「Born Slippy」のカバー版を紹介しましたが(グルーヴィーなジャズロック版「Born Slippy」(7月6日付))、そういえば「Born Slippy」に雰囲気が近い曲があったことを思い出しました。

w-inds.「Let's get it on」

そこまでそれっぽいというわけではないかもですが。とはいえ非常に格好良く、この曲あたりから個人的にw-inds.を注目するようになりました。

 

この想起をきっかけに、【よく聴きゃ似てるこの2曲】というテーマでざっと並べてみようと思うに至りました(タイトルは懐かしの『スーパーJOCKEY』テイストを踏襲)。とはいえ挙げるとキリがないので、今回は広い意味での”ダンス(的な)ミュージック”でくくってみます。

 

・The Chemical Broters「Star Guitar」

と、

androp「MirrorDance」

イントロと、リズムに合わせた発光がケミカル・ブラザーズを想起。オリジナル版での、音やリズムとリンクして風景が登場する構図は画期的でしたね。

 

・Jónsi「Go Do」

と、

bonobos「Go Symphony!」

鳥のさえずりにも似た管楽器のウワモノ的使い方。

 

Coldplay「Viva La Vida」

と、

Buono!「ゴール」

Bouno!はライブ音源ですが、鐘やティンパニの使い方、弦楽のリズムの刻み方があまりにもで驚くなど。

 

Janet Jackson「Feedback」

と、

・DOUBLE & 安室奈美恵「BLACK DIAMOND」

「Feedback」を手がけたロドニー・ジャーキンス自体、後に手掛けたプッシーキャット・ドールズ「When I Grow Up」にその雰囲気を踏襲させていますが(それでいながら後者のほうが米チャートでより高い順位だったのは当時の人気の差なのかなと)、ジャネット曲はたとえば「Just A Little While」がBennie K「Dreamland」(→YouTube)にも踏襲されているような気がして、日本ではチャート順位に関係なく影響が及んでいることが分かりますね。ちなみにDOUBLEもBennie Kも(そのリリース当時は)フォーライフ

 

 

 

”よく聴きゃ~”と銘打たなくとも、たとえばブレイクボットとSaori@destiny(BreakbotとSaori@destiny、そして納得のできない引退のこと(2012年11月8日付)に記載)、さらにはスクリレックス登場後雨後の筍の如く登場したスクリレックス的音の数々(”スクリレックス的な音”が入っています(2012年11月13日付)に記載)で取り上げていますのでよかったら。

取り上げたことについて、パクリだと糾弾する意図は全くありません。都合のいい考えかもしれませんが、『自身が作り上げたものが多くのフォロワーを生んだと考えると音楽家冥利に尽きる』と言えるのではないかと(タマフルのスペシャルウイーク『ヒット洋楽・盗作裁判再検証!特集』に先立って、盗作に関する私見(4月12日付)より)。ゆえに、今回はオリジナルは洋楽で影響を受けた作品が邦楽という構図になっていますが(ちなみに上記リンク先ではシェールと嵐という構図も取り上げています)、いずれは邦楽作品が世界を席巻し、洋楽作品に影響を与えるという構図を見て(聴いて)みたいものです。