イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

彦摩呂、アイドル時代には出られなかったミュージックステーションに生出演

一昨日の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)、グループ魂の曲、「彦摩呂」のパフォーマンス中に本物が登場…でしたが、正直なところ微妙な印象を受けました。彦摩呂さんご本人が浮いている印象を抱いたと同時に、”曲の途中でサプライズが!”とやたら告知したり、曲前の彦摩呂さんのVTRで”放送当日は観てます”というわざとらしい前振りがあったりという、いわばネタバレがシラケを呼んだのかもしれません(曲自体の印象が悪くなるわけではないので誤解なきよう)。『HEY!HEY!HEY!』(フジテレビ系)では曲中よりもダウンタウンとのトーク時のほうが視聴率高いというのを聞いたことあったので、そういう分かりやすい振りをしなければ曲中の視聴率は下がるのか?と邪推すらしてしまうほど。

それにしても今の彦摩呂さん、グループ魂のボーカルを務める港カヲルこと皆川猿時さんより一回り大きく、体調大丈夫なのか…と、こちらは邪推ではなく心から気になってしまったのです。なんせ、これは彦摩呂さん本人もたまにネタにしていますが、彼自身かつてはアイドルの一員として活動しており、当時のパフォーマンスをテレビで観たことがある者にとっては、今のふくよかな姿はいつまでたっても当時とはリンクしないものでして。

幕末塾「Come On Let's Dance」(1989)

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太田プロダクション所属ということから、先輩である山田邦子さんの番組『邦子のタッチ・みー!』(TBS系 1988-89年放送)に出演しパフォーマンスしていたのを観た記憶があり、光GENJI的なアイドルが出るんだなあと思ったものです。が、よくよく考えたらデビュー曲がTM NETWORKのカバーというのはなんだかオリジナリティに欠けるなあと。幕末塾には実は秋元康氏が深く関わっていたのですが(カバー以外の全シングル表題曲の作詞を手掛けています)、結果的にシングル4作、アルバム2作のみで終わったのは、男性アイドルが育つ、もしくは男性アイドルを手掛けることの難しさを物語っているようです。

 

ちなみに、『ミュージックステーション』で彦摩呂さんのパフォーマンスはどうやら今回が初の模様(番組ホームページのバックナンバーを検索したものの、幕末塾の名前は出てこず)。仮に彦摩呂さんが幕末塾時代に同番組に出ていたのならば、今とは違う形で活躍していたのかも…と思ったのですが、男性アイドルは慣例によって出られないのでした。その辺も不遇に拍車をかけた一因かもしれませんね。