イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

現在に通じる音をまとった80年代UKソウル

気になった音楽をメモ。

 

・Phil Fearon & Galaxy「Dancing Tight」(1983)

一昨日放送の『ジェーン・スー 相談は踊る』(TBSラジオ 毎週土曜19時)で流れ、一聴してハマってしまいました。今月の来日公演&サマソニ出演が素晴らしかったと評判のタキシードは、もしかしたらこのフィル・ファーロン&ギャラクシーからも影響受けたかもしれませんね。ちなみにこの曲は全英チャートで4位を記録。

 

フィル・ファーロンについては情報があまりなかったのですが、関心空間によると「Dancing Tight」のヒットの後、あのストック・エイトキン・ウォーターマンと組み、彼らのレーベルであるPWLからシングル「I Can Prove It」を発表しています(1986 全英8位)。


タキシード的な要素も残しつつ、サビのメロディとメロディの間に流れるシンセのウワモノがストック~らしいなと。後のPWLムーブメントの基礎がこの曲から垣間見られるようです。

 

ストック~の音は今でも多く見受けられ(藤井隆、ニューアルバムから「YOU OWE ME」先行配信スタート(5月27日付)などでも言及)、またタキシードも日本でヒット。もしかしたらフィル・ファーロン(&ギャラクシー)は今再評価されるべき方なのかもしれませんね。

 

 

●追記

タキシードが今月、ビルボードライブ東京で行ったステージの模様が、オープニングDJを務めたtofubeatsさんのセットリストと共にアップされています。こちらも是非。