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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

Da-iCEとマイケル・ジャクソンをつなぐ「Noise」

先日のRABまつりで観て以来、個人的にハマっているのがダンスボーカルグループのDa-iCE(ダイス)。ファーストフルアルバム『FIGHT BACK』はiTunes StoreならびにApple Musicにもあるのでそちらでもぜひチェックしていただきたいのですが、非シングル曲の「Noise」があまりにも素晴らしかったのでそちらをご紹介。

Fight Back

Fight Back

アタック強めのシンセからはじまるのでEDMチックな作品と思いきや、シンセ(?)が奏でるコードのループ、全体的なメロディの流麗さ(特にBメロとサビ後半)がEDMよりはR&Bライクな仕上がりに。というか、これ聴いて想起した曲はまさしくコチラ。

Chris Brown「Fine China」(2013 アルバム『X』(2014)デラックス盤収録)

特にBメロの尺、ベースが奏でるコードの展開がほぼ同一。個人的にこの曲はクリスの中でも大好きな曲なので、EDM主体と思しき(というより、EDMを無理なくPopsに昇華している)Da-iCEがこういう曲を歌っていることに本当に嬉しくなります。

 

さらにいえばこの曲にはBメロからサビ、2番後の間奏に「Fine China」にはないエレクトリックピアノ(エレピ)が挿入されており、エレピが曲により流麗さを与えているかのよう(そしてサビ直後のアウトロでの、下がっていくメロディラインと駆け上がっていくエレピの交差が見事)。そのメロディについて、作曲のクレジットを見るとDa-iCEのメンバーである工藤大輝さんの名前もあり、どこまで工藤さんのメロディが反映されたのかなどは判りかねるものの、もしかしたら工藤さんは「Fine China」のようなR&Bが好きなのでは?と思った次第。今後の作品にR&Bライクな作品が出てくるのではないかと期待せずにはいられません。

 

ちなみに、「Fine China」については、NONA REEVES西寺郷太さんが以前、自身のラジオ番組の中で語っていました。下記リンク先にその書き起こしがあります。

西寺さんは『マイケルのヴォーカリゼーションみたいなもの、ダンスっていうものを今現代の、20代の青年としてやっているという形が、すごく好印象ですね』とクリス・ブラウンを評価しています(書き起こしより)。「Fine China」は流麗なメロディ的にもドラマティックなアレンジ面でもマイケルライクな作品と言えるかもしれず、もしマイケルが生きていたならばこの曲を聴いてニヤリとしたのかもしれませんね。

 

 

Da-iCEの「Noise」においては、たとえばヴォーカリゼーション面でマイケルらしさが垣間見られるということはほぼありませんが、ダンスとボーカルとを両立させるグループならばおそらく多くの人がマイケルを意識しているだろうことを考えれば、クリス・ブラウンを介してマイケル的なことをやりたい、目指したいと思っているのかも?と勝手ながら考えた次第。BPM早めのEDM的な曲も彼らの魅力ではありますが、ミディアムナンバーでこんな素敵な曲を量産出来たなら、ダンスボーカルグループでも群を抜く存在になるのではないかと思っています。