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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

新体制下で放たれた東京女子流「リフレクション」に撃ち抜かれる

先月のTBSラジオでの推薦曲の効果なのでしょう、自分の中でこの曲への中毒性が上がっております。

東京女子流「リフレクション」(2015 アルバム『REFLECTION』収録)

メンバーの小西彩乃さんの脱退(アルバム制作には参加しておらず、またリリース直後の12月28日に脱退および芸能界を引退)、またこれまでメインプロデューサーとして彼女たちに”黒い" フレーバーを与えてきた松井寛氏がリミックスのみの参加にとどまる…等、正直心配のほうが強かったのですが、アルバム冒頭を飾るこの曲を聴いて、心配は杞憂だったと実感。聴き心地は松井氏のそれを踏襲しているように感じられたのです。

今回のメインプロデューサーは、BLU-SWINGのメンバーとしても活動する中村祐介氏。福井出身ということで、福井経済新聞で大きく取り上げられています。

『「過去曲を聞き返して作ったデモ曲を持ち込んだら『松井さんっぽいですね』と評され、独自色を出すことにした』(記事より)とのこと。たしかに新しさもありますがその一方で、「リフレクション」においては最初のサビから一番の出だしまでの間奏が長く用意されており、通常なら半分の長さで済んでもおかしくないところを長尺にこだわる姿勢が松井氏っぽいよなあとニヤリ。この長尺の採り方こそ東京女子流らしさですよね。

そして、ラップを担当する中江友梨さんの内に秘めた野望もまた格好いいのです。特に”君、ドキンとするよな”の”キ”の部分には、聴いているこちらがドキドキしてしまうほど。ラッパーのサイプレス上野さんとのテレビ番組『サイプレス上野と中江友梨の青春日記』(MTV)、およびそこから登場したヒップホップユニット、サ上と中江での活動がラップスキルの上昇につながったことは間違いないでしょう。

・サ上と中江「SO.RE.NA」(2015 アルバム『ビールとジュース』収録)

東京女子流はここへ来て新章に突入したように感じられました。今後どのような変貌を遂げていくのか、実に楽しみです。