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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

元ワン・ダイレクションのゼイン・マリク、米シングルチャートで1Dも成し得なかった悲願達成

ビルボードシングルチャートを定点観測。

 

日本時間の今日、早朝に発表された2月20日付のシングルチャートにまたも大きな動きがあったことから、まずはビルボードの”中の人”が生配信で紹介という形に。その最新チャートについては下記のリンク先をご参照ください(カウントダウン動画は削除されることから、今後はチャート動向を記したページのリンク先掲載にとどめます)。

元ワン・ダイレクションのゼイン(・マリク)によるデビューシングル、「Pillowtalk」が初登場で1位を獲得しました。ビルボードシングルチャートにおいて初登場首位というケースはこれで25曲目。配信やストリーミング部門等を制したこの「Pillowtalk」は、初登場1位を獲得したイギリス出身者という点においてエルトン・ジョン、アデルに次いで3組目、無論デビューで1位となると英国出身者初という大記録に。

そして、ゼインが所属していたワン・ダイレクションでは6曲の全米トップ10ヒットがありながら「Best Song Ever」の2位が最高記録だったため、ソロで悲願の1位達成となるわけです…が、これ、ワン・ダイレクション本人たちも、そして彼らのファンからしても素直に喜べないのでは?と思うのは考え過ぎでしょうか。ちなみに”ソロ作で念願の1位”という記録はベリンダ・カーライル以来のこと。ゴーゴーズ時代に「We Got The Beat」(1981)が2位どまりだったもののソロで放った「Heaven Is A Place On Earth」(1987)で首位を獲得。この「Heaven~」が先述した”中の人”動画の冒頭BGMに用いられていたわけですね。

その他にも「Pillowtalk」は様々な記録を達成しました。そのあたりについてはおそらく明日、ビルボード・ジャパンのサイトに掲載される洋楽ニュース(チャート動向)を、上記ニュースと合わせて御覧ください。

 

トップ10初登場は「Pillowtalk」の他にも2曲。G・イージーとベベ・レクサによる「Me, Myself & I」が2ランクアップの10位、そしてドレイク「Summer Sixteen」が初登場で6位に。「Summer Sixteen」は4月に発売されるアルバム『Views From the 6』からの先行曲で、おそらくは先日大ヒットした「Hotline Bling」(最高2位)も収録されるかもしれません。シングルの勢いを維持したままアルバムが発売に至れば、この春はドレイク祭りになるかもしれません。

そのドレイクが参加したリアーナ「Work」は2ランクアップの7位。配信部門ではゼイン、ドレイクに抜かれ3位にランクダウン(売上は前週比23%アップ)したものの、前週はわずか2日間で12万以上のセールスを記録していたわけですから、リアーナの勢いがわかろうというものです。アルバム『ANTI』は発売2週目にして自身2作目の首位を獲得しています(リアーナ新作が全米チャート1位に上昇 アデルは米セールス800万枚突破 | bmr(2月8日付)より)。ちなみに”ミリオン超え”となった無料配布分は売上枚数にカウントされていません。

 

 

この2週で一気にチャートの様相が変わってきました。さらに今後はスーパーボウルグラミー賞そしてアカデミー賞の関連曲がランクイン(ランクアップ)すると考えられ、ますます面白くなっていくでしょう。特にスーパーボウルに合わせて発表されたビヨンセミッシー・エリオットの新曲の動向が気になるところだったり。その中で、ゼインの新曲がどこまで首位記録を伸ばすのか注目です。