現在グラミー賞発表の真っ只中ですが、見過ごし厳禁な情報が登場しました。マイケル・ジャクソンの未発表音源が出てきたのです。
マイケルのアルバム『Dangerous』(1991)でプロデュースを務めたテディ・ライリーが所属する男性R&Bグループ、ブラックストリートが歌った「Joy」の”マイケル版”が公開されました。情報源はSoulTracks.com。
・Michael Jackson「Joy Joy Joy」
(曲は0:14より)
・Blackstreet「Joy」(1994 from 『Blackstreet』)
マイケル版では、サビ出だしの♪Joy Joy Joyの直後の部分が歌われていないものの、ブラックストリート版で歌われているメロディの痕跡があります(ボーカルがうっすら残っています)。この「Joy」についての詳細は下記ブログにまとめられています(ので勝手ながら紹介させていただきます)。
もしかしたらブラックストリート版は、マイケルが残していたデモを最大限に活かす形で楽器やボーカルを足していった作品なのかもしれません。そして今回登場したマイケル版はそのトラックからの”引き算”によるバージョンではないか(よってデモとも多少異なるのでは)、というのが自分の考えです。
これがリークされた経緯は解りかねますし、そもそも今回の発表はマイケル(エステート)側の本意じゃなかったのかもしれませんが、マイケル版の存在を知るとやはり『Xscape』(2014)のような形でのリリースを願わずにはいられません。
【追記(2/18)】
先述したSoulTracks.comの記事にて、以下の追記がなされています。
After we posted this, a SoulTracker posted a comment that this is actually the remix of a Michael Jackson soundalike named Marcus Williams.
今回のエントリーにコメントをくださったReiko_tさんから追記されている旨等のご指摘をいただきました(本当にありがとうございます)。マーカス・ジョセフ・ウィリアムズという、マイケルのインパーソネーターによる声でありマイケル本人ではないということです(マーカスの動画も上記リンク先に掲載)。ちなみにインパーソネーターとは『真似をする人の周りの文化やその人自身を深く理解したうえで本物を思い起こさせるような力を持っている人』(インパーソネーターの意味とは?マイケルジャクソンのレベルが高い! | ねこねこメロディータウンより)とのこと。その肩書についても恥ずかしながら知りませんでした。掲載内容を追記し、訂正させていただきます。