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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

SHINeeのテミンによるソロアルバムが面白い

先日のグラミー賞で主要4部門のひとつ、最優秀レコード賞を受賞した「Uptown Funk」。マーク・ロンソンによるこの曲のボーカルに招かれたブルーノ・マーズは、リーダー作がわずか2作品と少ないにもかかわらず、スーパーボウルでも二度招かれる(そのうち一度はメインアクト)など、今やアメリカではスーパースターの地位に上り詰めました。

そのブルーノ・マーズの寵愛を受けるとなれば箔がついたようなもの。なんと、SHINeeのテミン(TAEMIN)が今週、地元韓国でリリースした初のソロアルバム『Press It』に、ブルーノ・マーズとステレオタイプスによる制作曲、「Press Your Number」が収録されているのです。これには驚かされました。尤もこの情報はbmr未崎裕之氏がつぶやいていたことが知る切っかけだったのですが、その未崎氏も非常に驚いていましたね

・TAEMIN「Press Your Number」(2016)

この曲の日本語バージョンも今日配信開始とのこと(NEWS | SHINee OFFICIALWEBSITEより)。同じステレオタイプスが手掛けたBoA「Kiss My Lips」については日本語版登場までに半年強かかっていることを踏まえれば、今回の短いスパンでの登場は、日本でのブルーノ・マーズ人気を踏まえているのかもしれませんね。

 

 

今回テミンがブルーノを起用した理由というか流れは判りかねますが、ステレオタイプスとの所属事務所との関係が密であることがよく解ります。その他にもアメリカやイギリスの制作陣が多数参加しており、たとえば「Already」には少女時代「The Boys」などを手掛けK-Popと親密度の高いテディ・ライリーが参加。またアルバム冒頭を飾る「Drip Drop」でソングライターのトップにクレジットされているジャミール・チャマス(Jamil "Digi" Chammas。読み方が誤っていたら申し訳ありません)は昨年リリースされ全米4位を記録したマック・ミラーのアルバム『GO:OD AM』に収録されたミゲルとの曲、「Weekend」の共同ソングライト/プロデュースを担当。ソングライター/プロデューサーチームのオレンジ・ファクトリー・ミュージックの一員であり、同チームではジェイ・ショーン「Down」などを手掛けています(そしてジェイの著作権収入が未払いとなっているとしてレーベルを訴え、勝利を収めました。ジェイ・ショーンの著作権料未払い問題でCash Moneyが敗訴 110万ドル支払いへ | bmr(2月24日付)より)。

・TAEMIN「Drip Drop (Performance Video)」(2016)

…と、ここまで調べた後で、クレジットの詳細が記載されたブログがありましたので勝手ながら紹介させていただきます。

 

テミンが所属するSHINeeの昨年のシングル、「View」を手掛けたロンドン・ノイズも「Guess Who」で引き続き参加していますね。「View」については弊ブログで過去に触れています。

海外の作家陣を積極的に取り入れる姿勢が今回のテミンの作品でも大いに活きていると言えますね。10曲でおよそ38分というコンパクトな作品ですが、聴き応えは十分。Apple Musicでも聴取可能で是非聴いてみてください。もしかしたら、海外の作家陣とシームレスに交わることで、地元韓国の作家陣もワールドワイドな音作りが自然と出来るようになっていくのかもしれません。日本の作家陣にも頑張ってほしいと切に願います。