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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

大切なのはやわらかな言葉

1月の時点で判明していた『ミュージックプラザ』(NHK-FM 月-木曜16時)の終了。局側の意向からか番組内での発表が今週行われたようで、今週に入って弊ブログへのアクセス数が急増しています。自分の思いは以前執筆しました。

コメントもいただきありがとうございます。『ミュージックプラザ』終了を悲しむ声、特に熱烈なファンによる”嘆き”はSNS等を見て実感しています。

ただ…個人的に引っ掛かったのは、その嘆きを記載している人の中に、自分からすれば看過出来ない表現があるのです。

『月曜しか聴いてないけど』

『普段聴かない水曜日も聴いている』

(いずれもTwitterで”ミュージックプラザ”と検索して出てきたツイートより)

こういう表現、よく見ませんか。つぶやいた方は極々自然に書いたのでしょうが、そこに”他の曜日は聴かない”、”その曜日は好きじゃない”という姿勢が見られるようです。さらに匿名掲示板では、ある曜日の担当DJを名指しして嫌いと書くのみならずその意見に同調する者たちで盛り上がるという構図が見て取れました。この匿名掲示板における寄ってたかってという虐め姿勢には気味悪さを覚えますが、そこまでエスカレートしなかったとしても同様の思いが透けて見えるように思うのです。ならば、たとえば先に引用した内容ならば『普段月曜の放送を聴いている』『普段聴かない日もあったけど(終了と知ったので)聴いている』というくらいでちょうどいいのではないでしょうか。

私自身、思うところがあり聴く曜日とそうでない曜日があります。担当DJが(技術力や音楽への愛情等総合的に)巧いか否かという独自の判断基準を用いて聴く聴かないを選択していますが、だからといって以前のエントリーでは特に聴く曜日以外は触れなかったはずですし、特に聴かない曜日をわざわざ”聴きません”と書く必要はないと思っています。それこそ、自分が抱いている”逆謙譲”の考えに則ってのことです。

 

先の『ミュージックプラザ』終了に関するエントリーのコメントにて記載したのですが、番組終了を悲しむ気持ちも、また憤りも解るのですが、ならばその思いをNHKに述べたほうが断然良いと思うのです。それも”矛先を向ける”のではなく、番組への熱意を丁寧な文章にしたためる形で。局の年次計画を踏まえれば今年中に来年春以降の予定を組むでしょうから、今から秋あたりまでが勝負でしょう。自分の経験上、そのような意見(意思表示)が局に届く数は、視聴者/リスナーが思うよりも遥かに少ないため、一人一人の声は重みがあるものなのです。そして、局側も人…攻撃的な意見や、先述した匿名掲示板でのノリは(その意見があるということは局側も理解してはいるでしょうが)心から受け入れようと思いたくないものです。逆の立場になれば自然と解るのではないでしょうか。

下記にNHKの意見集約先を掲載しますのでよろしければ。

 

 

自分は過去の経験から、言葉の裏を必要以上に読む人間になりました。そして物事を人一倍どころか何倍も、ネガティブに捉える癖が出来てしまいましたので、先に引用したつぶやきや匿名掲示板の言葉たちに必要以上に反応したのかもしれないのですが。それでも、個人的に確信しているのは、東日本大震災の発生以降、平然とした他者非難、そして糾弾がより目立ち、際立ってきているということ。震災発生以降余裕がなくなってきた人が増えたことが原因かもしれず、非難の応酬や一方的な刃のある言葉たちに、見聞きしてしまい押し潰されそうになります。

書き記す直前、言いたいことがあれどもそれがもしかしたら誰かを傷つけかねないかもと思うならば一瞬心の中で深呼吸して再考してみてはどうでしょう。そうすることでいくばくかの余裕が出来、書き記すことを撤回したり、もう少しやわらなか言葉遣いになり、わだかまりが出来ることを避けられるのではないかと思います。そうやって嘆きや憤りを前向きな復活希望の熱意に変えて投稿すれば、投稿した人が理想とする方向に行く可能性もゼロではないはずです。先の『ミュージックプラザ』においては、終了決定を下したのも局内の人の意思であり、そして復活させるのも同じく局内の人の意思なのです。そこに人が介在する以上、気持ち良く前向きにさせる言葉を用いて動かしていくことが大事ではないかと思うのです。やわらかな言葉を紡いでいってほしいなと切に願います。