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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

米テレビドラマ『Saints & Sinners』のサントラが面白いことに

2011年に放送開始したアメリカのテレビチャンネル、Bounce TV。同局初となるオリジナルドラマとして今月スタートした『Saints & Sinners』のサウンドトラックが個人的に大変なことになっているのでメモ。トラックリストはBillboard.comに掲載されています。

ドラマのホームページは下記に(音が出ますので注意)。

 

南部の大教会を舞台とするドラマだけあって、ゴスペル要素の強いサントラに。冒頭を飾るのはゴスペル姉妹デュオ、メアリー・メアリーのエリカ・キャンベルと、ドラマ出演中の俳優キース・ロビンソンに間違いなしの好ミディアムとなっています。

そして2曲目にはなんとヒップホップ界からジージーが参加。カースワードは消されているようですが骨太のナンバーに。

続けて3曲目はゴスペル界よりディトリック・ハッドンが登場。昨年のアルバム『Masterpiece』収録の「Sinners (Saved By Grace)」を、アウトキャストのビッグ・ボーイが客演したバージョンで収録。ヒップホップのベテランが相次いで登場とあらば、普段ゴスペルを聴かない人たちも楽しめるのではないでしょうか。

全8曲収録のサウンドトラックは3月25日に発売開始。CDでのリリースはない模様ですが、上記3曲はiTunes Storeで予約購入すればその場でダウンロード出来ます。またブログ執筆の段階では900円で購入出来、お得です。

 

アルバムには他にも、聖俗(ゴスペルとR&B)を行き来するケリー・プライスが1月にリリースしたばかりの「Everytime (Graceful)」(→YouTube)、キース・ロビンソンのソロ曲、米オーディション番組『The Voice』シーズン8で4位に入ったコリン・ホーソーンによるナンバーも収録されているのですが、注目すべきはクリスチャン・ヒップホップ歌手のデレク・マイナーを客演に迎えた「Oh My God」を歌うクラーケント。先述したデイトリック・ハッドンの弟ジェラルドや、ゴスペル界で有名なエリック・ドーキンス、アイザック・キャリー等実力派が揃ったR&B/ゴスペルグループなのです。以前ミゲルの「All I Want Is You」を(リミックス名義とはなっていますが)カバーした動画も公開されていますが、もしかしたら今回が初のオリジナル曲ではないかと。メンバーの詳細は下記ブログに掲載されていますので勝手ながら紹介させていただきます。ミゲルのカバーも掲載されていますので是非。

Authentic R&B: Nodeci復活!名前改め超ビッグR&BグループKlarKent!その実体に迫る!(2011年4月10日付)

 

そしてR&B好事家にとっては、アルバムラストを飾るレクレー「Lord Be With Me」に客演参加するジョンテイ・オースティンの名を見て喜ぶのではないかと(ちなみにメディアによっては"ジョンタ"と書くところもありますが、bmrでの表記を使用させていただきます)。裏方で20年も活躍し続け、マライア・キャリー「We Belong Together」やメアリー・J・ブライジ「Be Without You」等の大ヒット曲を共作した実力者ながら、一方(自身名義で)の歌手活動では、2005年以降シングルをリリースしながらアルバム『Ocean Drive』発売タイミングを見計らっていたものの、シングルヒットがなかったからかアルバムはお蔵入りに。2012年の暮れにEP『Love』を無料配信(こちらでダウンロード可能)したもののそれ以降の動きはないままでしたので、今回が久々の表舞台での(客演名義ながらも)リリースとなるわけです。これを機に再び注目が集まるのか…いや是非とも注目されて欲しいと切に願うばかり。「Lord Be With Me」は現段階でまだ試聴出来ませんが今から楽しみです。

 

 

ドラマ『Saints & Sinners』初回はBounce TV開局以降最大の視聴者数を獲得した模様。その勢いのまま、サウンドトラックも注目されて欲しいものです。