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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

米ビルボードシングルチャート、イビザリミックスがトップ10入り。メーガン・トレイナーは?

ビルボードシングルチャートを定点観測。

 

日本時間の火曜早朝に発表された3月26日付最新チャート、リアーナ feat. ドレイク「Work」が4週連続で首位をキープしました。そしてルーカス・グラハムが4ランクアップで5位につけています。最新チャートについての詳細は下記をご参照ください(トップ10カウントダウン動画もあります)。

「Work」が強いといいつつ、ラジオエアプレイ以外のストリーミング等指標は1割前後下降中であり、早期の首位交代もあるかもしれません。そうなると、4ランクアップで5位に上昇したルーカス・グラハム「7 Years」が次の首位を狙えそうな気がします。各指標においてもデジタルソングスチャートでは首位に到達、ストリーミング・ラジオエアプレイ共々(ランキングではなく再生数等の)伸び率はいずれも前週比120%以上。今最も勢いがあり、停滞しつつある4強(リアーナ、2位のジャスティン・ビーバー、3位のトゥエンティ・ワン・パイロッツそして4位のフロー・ライダー)の壁を次週以降打ち破る可能性が高いと言えるでしょう。

10位にはマイク・ポスナー「I Took A Pill In Ibiza」がトップ10初登場。マイクにとっては6年前の「Cooler Than Me」(最高6位)に次ぐ2曲目のトップ10入りとなるこの曲は、オリジナル以上にSeeBによるリミックスが浸透している模様。SeeBはノルウェーのプロデューサー2人組で、最高4位を記録したショーン・メンデス「Stitches」のリミックスも手掛ける新鋭。

SeeBはNeev(共に日本語表記不明のため英語にて記載します)を客演に迎えた「Breathe」のリリックビデオを3日前に公開し同時期に配信リリース。彼らのYouTubeアカウントによれば「Breathe」が初の動画となります(なお、昨年4月に「Simple Life」を配信リリースしていたことは確認済)。マイク・ポスナーのヒットを受けてリーダー曲もヒットに至るのか注目です。先述したルーカス・グラハムはデンマークのバンドでしたので、北欧陣の勢いがビルボードに強く反映されている形に。そういえば過去にもエイス・オブ・ベイスがチャートを席巻していたことがあったのですが、もう20年以上も前のことなんですよね。

 

トップ10は逃したものの11位に初登場したのが、今年のグラミー賞で最優秀新人賞を獲得したメーガン・トレイナーによる「No」。再来月リリースとなる1年4ヶ月ぶりのアルバム『Thank You』からの先行シングルで、『クラブで女友達と楽しんでいるときに言い寄ってくる男の子たちにむかって、”NO! 自分たちだけで楽しくやっているから、お誘いはお断り!“っていうイメージの曲』(本年度グラミー最優秀新人賞に輝いたメーガン・トレイナー、待望の新曲は”お断りソング”「NO」!ニュー・アルバムは5月13日発売決定! | Sony Music(3月7日付)より)。メーガンらしい宣言曲といえるかもしれませんね。デジタルソングスチャートで2位、そしてラジオエアプレイでは21位に初登場。配信等に比べてチャートを駆け上がるのが遅いラジオエアプレイにおいて、ここ10年でみるとレディーガガ「Born This Way」(2011年 6位)、ビヨンセ feat. ジェイ・Z「Déjà Vu」(2006年 15位)に次ぐ高位置での初登場。それだけラジオ局はメーガンの新曲を心待ちにしていたのかもしれません。ミュージックビデオが解禁になればさらにチャートを駆け上がる可能性も十分にあります。

 

ちなみに5月のリリース予定作品で個人的に注目しているものは既にたくさんあり、ジャズシンガーのグレゴリー・ポーターが5月6日(→bmrの記事)、コリーヌ・ベイリー・レイが5月13日(→bmr)、アリアナ・グランデが5月20日(→bmr)、そしてロバート・グラスパーによるマイルス・デイヴィス生誕90周年記念トリビュートが5月27日(→bmr グラミーを受賞したR&Bアルバム『Black Radio』の流れを汲む参加陣に注目)…既に予算ギリギリ、嬉しい悲鳴です。