イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

私的プリンス代表曲とチャートアクション

先日速報を紹介した、最新5月7日付の米ビルボードシングルチャート(5月7日付)。訃報を経て、プリンスのシングル6曲が再浮上しています。

17位:Prince And The Revolution「Purple Rain」(最高2位)

20位:Prince「When Doves Cry」(最高1位)

28位:Prince And The Revolution「Kiss」(最高1位)

29位:Prince「Little Red Corvette」(最高6位)

39位:Prince And The Revolution「Let's Go Crazy」(最高1位)

41位:Prince「1999」(最高12位)

アルバムチャートでは首位を獲得したベストアルバムを皮切りに200位内に8作品がランクイン。翌週のアルバムチャートではプリンスの作品がトップ10内に5作品ランクインするのではないかという予測もあり、となるとシングルチャートでもプリンスが台風の目になることは間違いありません。

 

さて、自分が洋楽好きとなったきっかけは、近所の理容室で有線放送が流れていたこと。お店の人と話すうちに、米ビルボードシングルチャートが流れるチャンネルがあることを知り、興味本位でテープに録音してもらったのを聴いて、今に至ります。大学生になってバイトの給料でトップ40ランクイン曲を全てCDで手に入れていたのですが(当時の自分、R&Bもロックもカントリーも関係ありませんでした)、そこではじめてプリンスの曲を手に入れたのです。国内盤がエイベックス発だったということを強く覚えています。

・The Artist Formerly Know As Prince「The Most Beautiful Girl In The World」(from EP『The Beautiful Experience』(1994))

この曲はリアレンジを施されたバージョンが翌年のフルアルバム、『The Gold Experience』に収録されていますが、個人的にはEP版に軍配を。初めて買ったプリンスの曲は、そのメロディやファルセットがまさに美しさの極みといった感があり、自分におけるプリンスの代表曲と言っても過言ではありません。
 
プリンスにとって、この「The Most Beautiful Girl In The World」が最後のトップ10ヒットとなりました。尤もその後3曲をトップ40入りさせていますが、今回の大量リエントリーによって、「Black Sweat」(2006)以来の100位内ランクインを達成しました。達成理由がプリンスの死というのは寂しい限りですが、来週は是非、20年以上ぶりとなるトップ10入りを願うばかりです。