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旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

米ビルボードシングルチャート、ピンクのサントラ曲がトップ10入り

ビルボードシングルチャートを定点観測。

 

日本時間の火曜早朝に発表された、6月18日付最新チャート。ドレイク feat. ウィズキッド&カイラ「One Dance」が通算4週目、3週連続となる1位を獲得。ジャスティン・ティンバーレイク「Can't Stop The Feeling!」は3位に留まったものの、ラジオエアプレイ部門で5週目にして首位に到達、異例の速さで同部門の頂点に立ちました。最新チャートについての詳細は下記をご参照ください(トップ10カウントダウン動画もあります)。

Drake No. 1 on Hot 100 for Fourth Week, P!nk Hits Top 10 | Billboard(6月6日付)

 

最新チャートでは1位から7位までが前週と変わらず、カルヴィン・ハリスとリアーナによる「This Is What You Came For」が返り咲いて9位(一方でリアーナとドレイクによるNo.1ヒット「Work」が遂にトップ10落ち)、そしてピンク「Just Like Fire」が6ランク上昇し10位へ。ピンク自身15曲目となるトップ10入りを果たしました。

ピンク自身もソングライトに関わっていますが、プロデュースはマックス・マーティンやシェルバック等。ヒット請負人が今回も責務を果たしたと言えそうです。

この「Just Like Fire」は、日本で7月1日に公開される映画『アリス・イン・ワンダーランド~時間の旅~ (原題:Alice Through the Looking Glass)』のテーマ曲。先月22日に行われたビルボードミュージック・アワードで披露されたことで、前週のチャートでは10ランクアップの16位につけていましたが、映画が5月27日に北米で公開(同時にサウンドトラックも発売)されたことがトップ10入りを後押しした形です。ちなみに「Just Like Fire」のリリースは4月15日で映画公開の1ヶ月半近くも前のこと。映画使用曲を前もってリリースすることで映画の周知につなげようという狙いもありそうですね。その『アリス...』はアメリカで初登場2位を記録。ちなみに『アリス…』を阻んだのは『X-MEN:アポカリプス』でした。

 

映画使用曲でいえば、ジャスティン・ティンバーレイクが5月6日にリリースした「Can't Stop The Feeling!」も同じなのですが、その映画『Trolls (原題)』の公開日はなんと発売から半年も先となる11月4日。さすがに曲のリリース早すぎだろうと思うのですが如何でしょう。今後『Trolls (原題)』サントラからシングルカットを続けていき公開までつなげていくのかどうか、気になるところです。