イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

同じ作曲家による作品であることがよく分かる3曲

今度の日曜、『わがままWAVE It's Cool!』(FMアップルウェーブ 毎週日曜17時)の音楽特集は、当日の父の日にちなんだ”チチ”特集。お父さんソングではなく巨乳ミュージシャン特集という...たまにはこのようなふざけたものもアリかなと。実は2011年以来、2回目となるこの特集ですが、ここ最近はそれを売りにするミュージシャンが減ったような気が。アイドルや女優が歌手活動しなくなったのもありますが…新キャラが浮かんでこないのでどなたか力を貸して欲しいとすら。

 

そんな中で思い出したのが、映画でのドロンジョ役がピッタリだった深田恭子さん。小西康陽さんプロデュースの「キミノヒトミニコイシテル」も好きなのですが、不穏な空気を醸したデビュー曲「最後の果実」(1999)が個人的には特に思い入れがあったりします。

思い入れ...というか、この曲が『aikoの「あした」のリメイクであり (中略) 同じく小森田実による作曲・編曲による』(最後の果実 - Wikipediaより)という点で好きなのです。「あした」(1998)はaikoさんにとってデビュー曲ながら唯一の非自作曲。ゆえに「あした」は黒歴史的な意味で捉えられかねないのですが、実は最近ライブで結構頻繁に披露しているらしく、「あした」を黒歴史と捉えるこちらの見方が卑しいだけなのかもしれません。

 

「最後の果実」が「あした」からの派生であるということはかなり前から知っていたのですが、「最後の果実」をニコニコ動画で確認したところそこには”コモリタ三部作”なるタグが。不思議に思いクリックすると...曲の展開、アタック強めなシンセが印象的なアレンジなど、まさしくコモリタ節全開な曲に驚かされました。なぜ知らなかったのだろうと後悔すらするほど。

それがオノ・アヤコTWO OF US」(2002)。

「あした」からおよそ4年後のリリース。比較的長めのタイムラグではありますが、まさかそのタイミングで引用(?)してくるとは。

 

たとえば、その昔大江千里さんが渡辺美里さんに提供した「10 years」と「すき」のAメロが似ていて、歌詞を変えてもしっくりきたということあったりしたのですが、それはあくまで2曲間での話。今回はAメロのみならず全体のメロディがそうですし、そもそも曲の展開が同一とあれば、さすがに手癖という理由では済まされない気がするのですが...それでも”ネタとして”楽しむ分にはいいかもしれません。