face it

青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

J-WAVE最新チャートはブラックミュージック的邦楽が台頭

アメリカでは7月4日が祝日のため、日本時間の毎週火曜早朝に発表されるシングルチャート速報は延期に。というわけで今日は、一昨日放送された『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 毎週日曜13時)の最新チャートからひとつかみ。

Nulbarich(ナルバリッチ)のファーストシングル「Hometown」は、フィジカルではタワーレコードおよびライブ会場等で発売中。iTunes Storeでも配信されていますがカップリング曲は未配信ゆえ、試聴して気に入ったらタワレコで買うのが最良の形かもしれません。

Hometown - Single

Hometown - Single

  • Nulbarich
  • ロック
  • ¥250

(Apple Musicでも聴取可能です。)

バンドの正体は不明ですが、ティーザー映像のセンスがとても好いですね。ブラックミュージックを基調としたバンドサウンドにおいてはヴォーカルの声がやや細いような気もしたのですが、聴き込むうちに気にならなくなるかもしれません。ちなみに彼らのバイオグラフィーでは『ブラックミュージックをベースに』と記載されており、R&Bではないのがミソ、でしょうか。

 

最新7月3日付のチャートでは、Nulbarich同様、ブラックミュージックを基調としたバンドの曲がトップ10内に複数ランクインしています。”(ドス)黒さ”は曲によって異なりますが、どれもやはりブラック的。

6位にはシティポップ感全開のAwesome City Club「Don't Think, Feel」。

5位にはSuchmos「MINT」。安室奈美恵さんとは同名異曲ですね。

アメリカでは、ブラックミュージックを奏でるバンドば最近ではハイエイタス・カイヨーテが出てきたものの、第一線で活躍となるとベテランのミントコンディションなど少数になってしまった感じがします。一方で日本では、新人のNulbarichを含め少しずつ増えてきているのがなんだか嬉しい限り。いや、彼らの音は厳密にはブラックミュージックといえないかもですが、フリーソウルムーブメントの興隆や米ビルボードのシングルチャートでR&Bが席巻した90年代に生まれた人々がバンドを立ち上げたとあれば、ブラックミュージック/R&Bを基調とするのは自然な成り行きなのかもしれません。

ちなみに、最新チャートを制した水曜日のカンパネラ「ツチノコ」は90年代終わりに流行った2ステップを基調。厳密にはハウスのジャンルに入るでしょうが、イギリスのR&B歌手、クレイグ・デイヴィッドが用いて世間一般に浸透したことを踏まえれば、「ツチノコ」もまたブラックミュージック/R&Bを咀嚼した曲といえるかもしれません。