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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

アメリカのふたつの病巣がより深くなってしまうのではと懸念する事件が発生

最悪の事態が起きてしまった…そう思います。

デモが起きるきっかけとなったふたつの黒人殺害事件については昨日のエントリーで触れています。

そこで取り上げたビヨンセの言葉には、『目には目をというような復讐心を煽る要素は無』かったはず(『』内は昨日のエントリーより)。デモは平和裏に行われており、デモを行った黒人(を中心とする差別に反対する人たち)には事件への怒りはあれど、ビヨンセが掲げた意志にならい行動していたわけで、白人警察官が殺されることを正しさとは思っていないでしょう(ましてや流れ弾などによってデモ参加者自身も殺される可能性があったわけです)。

 

今回の白人警察官殺害事件もまた、”(差別を行った白人警察官の集団を殺してもよいとする、容疑者の)差別感情の社会的正義へのすり替え”と”銃規制が出来ない実態”というアメリカの病巣を浮き彫りにした形であり、特に前者には復讐心も加味されているのが非常に恐ろしいと感じています。復讐心の連鎖が結果的に人種間の対立を呼び、その結果自己防衛を大義名分として銃所持をあらためて認める社会になるのだとしたら、それはアメリカの理想とは真逆。ともかく今は、誰もが冷静になることを臨むばかりです。