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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

米シングルチャート、ジャスティン・ビーバーおよび『スーサイド・スクワッド』関連曲が上昇

ビルボードシングルチャートを定点観測。 日本時間の火曜早朝に発表された、8月27日付最新チャート。シーア feat. ショーン・ポール「Cheap Thrills」が4週目の首位をキープ。そして映画『スーサイド・スクワッド』関連曲が上位に登場しました。最新チャートについての詳細は下記をご参照ください(トップ10カウントダウン動画もあります)。

先々週2位に初登場したメジャー・レイザー feat. ジャスティン・ビーバー&MØ「Cold Water」が先週5位から2位に返り咲きました。デジタルダウンロードでは「Cheap...」よりおよそ1割近く多く(同部門4位)、またストリーミングでも「Cheap...」のおよそ1.5倍近い成績(同部門1位)ではあるのですが、如何せんラジオエアプレイにいまだ大きな隔たりが。「Cold...」は6400万回再生、4週目のトップ10入り(同部門10位)は立派な記録なのですが、他方「Cheap...」は今週も同部門を制し1億5100回もの再生を記録。倍以上の差が「Cheap…」1位キープの要因と言えるでしょう。来週のチャートでも安泰ではないかと思われます。

 

今週唯一新しくトップ10入りを果たしたのがトゥエンティ・ワン・パイロッツ「Heathens」。アメリカで8月5日に公開され、日本時間の昨日発表された先週末の映画興行収入ランキングでは2週連続の1位を記録する大ヒット映画『スーサイド・スクワッド』のサウンドトラック収録曲で、サントラも最新のアルバムチャートを制しています。

デジタルダウンロード、ストリーミングともに2位。ラジオエアプレイでは2200万回とまだまだですが、他部門が大きく牽引したゆえの4位到達であり、これによりトゥエンティ・ワン・パイロッツは「Stressed Out」(最高2位)、「Ride」(最高6位 今週7位)に次いで3曲目のトップ10入りを果たしました。しかも3曲とも今年に入ってからのランクインなのです。

オルタナティブというジャンルにおいて、2名以上のグループで2曲同時にトップ10入りを果たしたのはトゥエンティ・ワン・パイロッツが初(ちなみにソロではロードが2014年2月に「Royals」と「Team」で記録を達成)。ロック全体で見ると、2名以上での2曲同時トップ10入りは2000年の2月から4月にかけてのサンタナまで遡ります(ロブ・トーマスとの「Smooth」、およびプロダクト・G&Bとの「Maria Maria」)。ロックミュージシャンの楽曲のランクインはさほど多くない現状において、トゥエンティ・ワン・パイロッツの活躍は目覚ましいものがあります。

 

さて、2曲同時トップ10入りという点においては、最新チャートでは先述したトゥエンティ・ワン・パイロッツの他、ザ・チェインスモーカーズそしてリアーナも該当し、なんと最新チャートでは3組がその記録を達成しているのです。3組が同日付で複数曲を同時トップ10入りさせたのは2年前の8月23日付(イギー・アゼリア、チャーリー・XCXおよびアリアナ・グランデ)以来。それも凄いことなのですがなんと上には上が。4組というのがこれまでの最高記録なのです。

2008年9月27日付...T.I.、T・ペイン、リル・ウェイン、カニエ・ウェスト

2008年12月27日付…T.I.、カニエ・ウェストビヨンセブリトニー・スピアーズ

 

で、もしかしたら近いうちに4組同時...という記録が達成される可能性も。現在2位の(メジャー・レイザーに客演参加する)ジャスティン・ビーバーが4組目になりそうな気配...というのも、12位にDJスネーク feat. ジャスティン・ビーバー「Let Me Love You」が初登場を果たしたゆえ。DJスネークのファーストアルバム『Encore』が同日付アルバムチャートで初登場8位を記録し、その勢いに合わせてこの曲も上昇しているのです。既にイギリスでは最新8月20日付チャートにおいて2位に初登場しているこの曲(しかも1位は「Cold Water」であり、ジャスティンはワンツーフィニッシュを果たした形に)、もしも先述した3組および「Cold…」が次週もトップ10圏内に留まり、そして「Let…」が上昇したならば、【4組が同日付で複数曲を同時トップ10入り】することになります。

それにしても、レゲエテイストな曲は2016年のトレンドなのだなと実感しますね。

 

仮に「Let...」が次週以降トップ10入りするならば、ジャスティンにとっては今年に入ってから5曲目のトップ10入りとなり、ドレイクを引き離して単独トップに躍り出ます。その点においても注目したいところです。

 

最後に。『スーサイド・スクワッド』サントラからは「Sucker For Pain」が前週から23ランクも上昇し15位につけました。ミュージシャン名義は、”リル・ウェイン、ウィズ・カリファ&イマジン・ドラゴンズ with ロジック&タイ・ダラー・サイン feat. X・アンバサダーズ”...豪華でもあり、そして長いです。