R&B界で独自の世界観を築き上げ、最新アルバム『blackSUMMERS'night』も好評なマックスウェルが昨日、デビュー20年で初となる来日公演を行いました。
マックスウェル初来日公演
— ソニー・ミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) 2016年8月19日
「ディス・ウーマンズ・ワーク」→「ライフタイム」→「レイク・バイ・ジ・オーシャン」と繋ぎます。
最高の流れ✨✨#Maxwell来日 pic.twitter.com/tjfdNMDwYE
マックスウェル初来日公演が熱狂の中終了!ファルセットヴォイスで聴かせ、軽快なダンスで観客を踊らせる素晴らし過ぎるライヴでした✨#Maxwell来日 #セトリ pic.twitter.com/uKKKQYIsqQ
— ソニー・ミュージック洋楽 (@INTSonyMusicJP) 2016年8月19日
曲の流れやセットリストを観て、想像しながら悶絶...と書くと変質者みたいでアレですが、観に行った方のコメントはまさにそのくらい、心も身体も溶けるレベルのリアクションばかり。最高の夜になったことでしょう。
一生に一度でいいから、いつか生で彼のファルセットに包まれてみたいものです。ちなみに「This Woman's Work」はケイト・ブッシュのオリジナルを全編ファルセットで貫いた美しいカバー。
さて、驚いたことにこの日本で、マックスウェル的なアプローチを施した作品が今年登場していました。しかもアイドルの作品。正直言って歌声は残念ながら大きな差があるのですが、アレンジのアプローチがマックスウェル(もしくはディアンジェロにむしろ近いかも?)を彷彿とさせる、まさしくソウルな逸曲なのです。
・Especia「Rittenhouse Square」(2016 アルバム『CARTA』収録)
この曲を作ったRillsoul氏は、この曲の(おそらく初となる)ライブ披露のタイミングでツイートしています。
今日のEspeciaのライブで披露したRittenhouse Square、反応どうだったのかなー。前回のWest Phillyよりもさらに好き放題やらせてもらった感じです。まだ彼女たちの
— Rillsoul (@Rillsoul) 2015年12月28日
歌唱が追いついていないかもだけど、これからも成長するであろう名曲になればと思っています!
Especiaは大阪を拠点に活動していたユニットで、『CARTA』のリリース後に拠点を東京へ。そのタイミングでメンバーが3名抜け、夏に1名が追加。現在は3名体制で活動しています。サウンドはディスコからジャズ系まで、いわゆる”黒さ”に溢れているため独自のファン層を持っている(ゆえに、『CARTA』の冒頭に配された山根康広×藤井尚之両氏によるビーイング的な曲には賛否両論が巻き起こった)のですが、その中でもまさかここまで振り切った曲を用意するとは...Rillsoul氏をはじめとするスタッフが楽しく制作しているという印象を受けます。
Especiaは今月、4曲入りEP『Mirage』をリリース。EP収録の「Savior」もなかなかに攻めています。体制変更等を経て彼女たちがどのように進化していくか、今後チェックしたいと思います。「Rittenhouse Square」も生バンドで披露してほしいものです。