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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

米シングルチャート、ザ・チェインスモーカーズがシーアから首位奪回

ビルボードシングルチャートを定点観測。 日本時間の火曜早朝に発表された、9月3日付最新チャート。シーア feat. ショーン・ポール「Cheap Thrills」が首位から陥落、替わりにトップに立ったのはザ・チェインスモーカーズ feat. ホールジー「Closer」でした。ザ・チェインスモーカーズ、ホールジー共に初の1位を獲得。最新チャートについての詳細は下記をご参照ください(トップ10カウントダウン動画もあります)。

 

前週のチャート紹介時において、「Cheap…」を『来週のチャートでも安泰ではないか』と書いたのですが(米シングルチャート、ジャスティン・ビーバーおよび『スーサイド・スクワッド』関連曲が上昇(8月16日付)より)、またもし仮に「Cheap...」が敗れることがあるならばその相手はメジャー・レイザーではとも考えていたのですが、そのどちらも外れる形に。「Closer」はデジタルダウンロードで「Cheap...」の倍以上、ストリーミングでも倍近く引き離し両部門で1位(ストリーミングのうち定額制音楽配信サービス (サブスクリプションサービス)に基づくオンデマンドソングスストリーミングチャートも制覇)。ラジオエアプレイでは19位ながら前週比4割以上伸ばし「Cheap...」の3分の1程度にまで上昇してきたことで、最終的に首位を奪った形といえるでしょう(個人的には、かなり僅差だったのではないかと考えます)。

驚いたことに「Closer」のYouTube動画(公式動画の再生回数がストリーミングチャートに反映)は現段階でリリックビデオのみなのです。かたや「Cheap...」が複数種用意されているのに対し(そのうちのひとつ、”パフォーマンスエディット”はショーン・ポール未参加ゆえ、本来これはカウントしてよいのか?と疑問に思わなくもないのですが)、1種類のみの動画でここまで上昇するというのは、それだけ「Closer」を聴きたいと思ってYouTubeに手を伸ばした方が多いゆえではないかと。

(※ 訂正(8/23):ストリーミングチャートにおける同曲のポイントの過半数は、定額制音楽配信サービスのSpotifyによるものでした。)

デジタルダウンロード、ストリーミングそしてラジオエアプレイでも「Closer」は”ゲイナー”(その週で最も伸びたことを示す指標)を獲得。この記録は今年最大のヒットのひとつであるドレイク feat. ウィズキッド&カイラ「One Dance」が初めて1位に到達した5月21日付以来の記録であり、「One Dance」同様に大ヒットとなるか注目です。

 

2人以上のグループによる1位到達は、これがなんと2年以上ぶりということに。カナダのバンド、MAGIC!が「Rude」で2014年夏に6週1位を獲得して以降、1位を獲得した19曲はいずれもソロ歌手による作品が続いていました。

List of Billboard Hot 100 number-one singles of 2014 - Wikipedia

List of Billboard Hot 100 number-one singles of 2015 - Wikipedia

List of Billboard Hot 100 number-one singles of 2016 - Wikipedia

主演作がソロ歌手であるのみならず客演参加する歌手についても同様、しかも客演が複数いたとしてもいずれもソロ歌手ばかり。この”ソロ歌手による連続1位獲得曲数”は、2006年から翌年にかけての24曲が最高記録とのことです。

 

先週のエントリーでは【4組が同日付で複数曲を同時トップ10入り】する可能性を示唆していたのですが、今週は二組(ザ・チェインスモーカーズ、トゥエンティ・ワン・パイロッツ)のみに留まりました。リアーナは「Needed Me」が陥落し、またジャスティン・ビーバーはDJスネークとの「Let Me Love You」がトップ10入り出来ませんでした。また先週水曜付エントリーでドレイクの連続トップ10入り記録が歴代2位タイになったと報じましたが、最新チャートで「One Dance」が7位となったことから、エイス・オブ・ベイスを抜いて単独2位となりました。

 

 

もうすぐトップ10入りが見込まれる曲のうち、個人的に特に注目しているのは5ランク上昇し20位に到達したフルーム feat. カイ「Never Be Like You」。オーストラリアのビートメイカーでプロデューサーのフルームによるセカンドアルバム『Skin』収録曲で、R&Bにも通じるアンビエント感、幻想的なトラックが実に魅力的な作品です。R&Bにも通じる...とのことで、bmrでもアルバム詳細が掲載されています。

彼の歌手名はボン・イヴェールの曲名から採ったとのこと(bmrより)。ボン・イヴェールも来月アルバムをリリースするんですよね。こちらも期待です。