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face it

青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

クワイアとソロでの圧倒的な差が楽しいゴスペル界の新鋭、チャールズ・ジェンキンス

ビルボード、最新10月1日付のホットゴスペルソングスチャートでトップ15内に2曲送り込んでいるのが、2012年にデビューしたチャールズ・ジェンキンス。15位には自身のクワイア(ゴスペルのコーラスグループ)、”チャールズ・ジェンキンスフェローシップ・シカゴ”名義の「Just To Know Him」がランクイン。20年以上のキャリアを持つバイロン・ケイジを客演に迎えた、ド直球なゴスペルです。

そして3ランクアップし13位に上昇した「Winning」はチャールズ・ジェンキンスのソロ名義。イントロを聴いて、ジャクソン5の「I Want You Back」か?と思うほどにポップ。クワイアを従えて(もしくはクワイアに所属して)出す作品が伝統的なゴスペルである一方でソロ作において現行R&Bに近づける人はいますが、チャールズの作品はR&Bのみならず広くポップに振り切れている...そんな気がします。それは収録曲を聴けば明らか。

チャールズの公式YouTubeアカウントでは、今月発売のソロアルバム『Think About These Things』の収録曲が全てフル試聴可能。アルバム中盤の流れが特に面白く、たとえば5曲目の「We Rock」は初期ヒップホップを思わせるような(いい意味での)隙の多さだったり。

続く「You Got This」は一転してベースミュージック。ゴースト・タウン・DJ's「My Boo」がリバイバルヒットしたのは記憶に新しいですが、まさかゴスペルでベースミュージックとは!

さらには、続く「In My Head」がレゲエのリズム、リディムを用いたサウンドに。2000年代初頭のスマッシュヒット、ニーナ・スカイ「Move Ya Body」(2004 全米4位)を思い出しました。

 

非常にカラフルでありながら、ソロアルバム『Think About These Things』は全10曲で35分弱という潔さ。このアルバム、クワイア名義での前2作品同様ゴスペルアルバムチャートで1位を獲得しており、チャールズの人気、期待度の高さが伺えますね。ゴスペルだと肩肘張らず、楽しい曲が聴きたいと思ったらApple Musicなどを介して触れてみるのをお勧めします。