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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

ボブ・ディランのノーベル賞受賞で知ったこと、思い出したこと

ボブ・ディランといえば、「Blowin' in the Wind (邦題:風に吹かれて)」(1963)あたりしかきちんと知らない自分にとって、ボブがノーベル文学賞を受賞したと知ったときには受賞を称える思い以上に自分の不勉強さを痛感する感情がより強く...そしてさらにこの曲のオリジナルもボブ・ディランだということを、翻訳家の押野素子氏のツイートではじめて知った次第です。

・アデル「Make You Feel My Love」(from『19』(2008))

こちらはテレビ番組でのパフォーマンス。

このアデル版がすっかりオリジナルだと思いこんでいたくらいの素晴らしいパフォーマンス。オリジナルは『Time Out Of Mind』(1997)に収録されています。アルバムのAppleMusicリンク先はこちらに。

ボブのリリースと同年にはビリー・ジョエルが、そして翌年にはカントリーシンガーのガース・ブルックスがカバー版をシングル化。

個人的に、アデルが”哀しい愛の歌うたい”と勝手ながら認識していたのですが、和訳を見てこれは深い慈しみを湛えた”愛の歌”なのだと実感。自分のアデルへの勝手なイメージ付けに申し訳ない気持ちでいっぱいですし、またこの一曲だけをみても、ボブ・ディランがいかに言葉の紡ぎ方に優れているかが理解できるというものですね。和訳サイト、勝手ながらリンクを貼らせていただきますので是非チェックしてみてください(問題があれば削除させていただきます)。

 

そういえば、ボブ・ディランの曲を様々なゴスペル歌手がカバーした作品、『Gotta Serve Somebody : The Gospel Songs of Bob Dylan』(2003)の存在も、音楽評論家の林剛氏のツイートを機に思い出しました。ボブの曲はゴスペルというジャンルにおいても歌い継がれるわけですから、彼が紡いだ曲が聴き手の心を穏やかに、豊かにしていく...ということに、何ら疑いの余地がないのです。となると、彼に平和賞をという思いも個人的には芽生えてきています。