先日、”ワイドFM”について記載しました。
東北地方のAM局に比べて、RABラジオ(青森放送)の"ワイドFM化"が遅いと指摘し、『のんびり構えているのでは?』と書いたのですが、昨日同局が下記の報道を取り上げた際、RABラジオの2017年秋のワイドFM化を明言。放送内容をシェアします。
青森放送は今日、総務省仙台総合通信局から、FM補完中継局の予備免許を交付されました。
交付式では青森放送の長崎社長が、仙台総合通信局の岡野局長から、FM補完中継局の予備免許を交付されました。
全国の民間放送AMラジオ局は、都市部の難聴対策と、災害時の情報伝達手段確保のため、国からの補助金を得て、FM補完中継局の整備を進めています。青森放送はこれまでのAMに加えて、FMでも番組を放送することになり、同じ番組をAMとFM、2つの電波で放送します。
予備免許が交付された青森地区補完局と共に、八戸地区補完局の準備も進めており、創立65周年を迎える来年秋の開局を目指しています。
来年秋からは、『AMもFMもRABラジオ、ラジオもテレビもRAB』をキャッチフレーズに、これまで以上に地域密着型の放送局を目指します。
・RABラジオ『GO!GO!らじ丸』2016年10月18日放送ニュースより
RABラジオの"ワイドFM"開始時期は以前のエントリーで取り上げたものと変わっていませんが、はっきり宣言されていることに安堵した次第。また、青森地区補完中継局の予備免許が交付されるまで宣言を待っていたとも言え、"のんびり構えている"と書いたのはやや言い過ぎだった気もします。申し訳ありません。
現在同局で開催中の"RABラジオ収穫祭ウイーク"では、プレゼント商品の中に"ワイドFM"対応ラジオも用意されています。とはいえ自分がその商品をラジオで聴いた際、ワイドFMとは何かの説明がなかったため、リスナーの中には"AMなのになぜFMを強調するの?"という疑問が芽生えているかもしれません。先の宣言、そして商品を踏まえるに、RABラジオにはこの1年、"ワイドFM"の周知徹底が求められるでしょう。
そして個人的に強く気がかりなのは、地元AM局のFM参入(と思われてもおかしくない状態)を、エフエム青森がどう思っているについて。というか、これまで指摘させていただいた危機的状況について解決しようとしていない(ようにみえる)状況をみるにつけ、来年のFM参入で更にリスナーが奪われる可能性は高いわけですから、焦りを抱いていただかないと困る...と辛口ながら思う次第です。
※ 追記 (10月20日 7時14分)
青森放送のホームページで、ワイドFMについて個別のページが設けられています。ワイドFM周知徹底に向けてきちんと取り組むことの意思表示だと感じています。