イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

氷結プレミアムのディスコティーク/ブギーな曲に心奪われる

普段積極的にテレビを観なくなったからか、どんなCMが流行っているかと知るまでに時間がかかってしまう自分ゆえ、恥ずかしながらとあるCMに乗り遅れてしまいました。それがキリンビール『氷結プレミアム』、そして出演する"NON ANGEL"が放った楽曲。

 

同じくキリンビールでは、夏に『氷結』ブランドのCMとして、NON ANGELメンバーによく似た芸人(最近この手の”似ているけど違う”話多い気もしますが)の相方がラップを披露していましたが。

今回の楽曲では、ビジュアル的にはダフト・パンク、ディスコティーク/ブギーな音楽はタキシードというここ数年の流行を取り入れています。そして生まれた曲はとにかく格好良いのです。自分はこのCMそして音楽を、w-inds.橘慶太さんのツイートで知りました。

ツイートのリンク先で曲を確認出来るので是非ご確認を。バンドとしてのパフォーマンスからしても、やはりタキシードっぽいよなあと実感。

 

この曲、昨今の流行をよく解っている人が作ったんだろうなあと思って調べると。

Sugar's Campaign、さすがです。メンバーのひとり、Seihoさんは三浦大知「Cry & Fight」を手掛け、三浦大知さんのダンスミュージックを新たな次元に押し上げる役割を果たしました(し、同時にこの曲が『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で放たれたことで、大知さんのお茶の間への認知度や注目度も一気に高まりましたね)。

Sugar's Campaign自体も今夏、アルバム『ママゴト』をリリース。タイトルトラックがラジオで幾度となくかかっていたのですが、これが90年代臭全開の快作。その遊び心そして咀嚼力の高さに感心しきりでした(尤も本人たちはインタビューで偶然似てしまったというか、『謎の現象(笑)』と語っていましたが)。タイトルトラックはビーイング的でもあり、また楠瀬誠志郎「ほっとけないよ」を彷彿とさせています。

 

今回のCMにおいて、どのような形でSugar's Campaignにオファーがいったのかは分かりませんが、「ママゴト」の完成度の高さがこの仕事に繋がったのかも...などと勝手な想像にふけっています。そして誕生したNON ANGELの作品は是非ともリリースしていただきたいものです。