イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

女帝メアリー、まずは大人R&Bチャートを制す

ビルボードチャートをひとつかみ。

最新11月12日付の米ビルボードアダルトR&Bソングスチャートの首位が遂に入れ替わりました。新人ながら9週連続で首位を守っていたロー・ジェイムス「Permission」からその座を奪還したのは、女帝。メアリー・J・ブライジの新曲「Thick Of It」がわずか登場4週目にして首位に立ち、貫禄を見せつけた形です。

イントロの♪ダダダ...のところだけで既に”名曲の予感”を抱かせるに十分な重みがある一曲。ソングライティングには、昨年リリースのアルバム『Reality Show』が好事家の間で大評判だったジャズミン・サリヴァンも参加(bmrより)。新旧(と書くとあたかもメアリーは過去の人みたいに聞こえるかもしれませんが)の女歌うたいがタッグを組むとなると最早最強と言えるでしょう。

 

とはいえ、未だ総合シングルチャートにこの曲はエントリーしていないのが気がかり。アルバムタイトルも『Strength Of A Woman』と決定しているそうなので早めのリリースを望みたいのですが...もしかしたらこのシングルのチャートアクションが芳しくないならばアルバム練り直し、ということなのでしょうか。早めのリリースを期待したいところ。

 

ちなみに、首位の座を明け渡したロー・ジェイムス。

『プリンス版の“Nothing Compares 2 U”でデュエット相手を務めたことで知られ、プリンス率いるニュー・パワー・ジェネレーションズ(New Power Generations)の一員だったベテラン女性シンガー/鍵盤奏者のロージー・ゲインズ(Rosie Gaines)の甥にあたる』(こちらもbmrより)とのこと。血筋の素晴らしさたるや、ですね。