読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

face it

青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

R&B界の新鋭、ブライソン・ティラー

ファン投票によるアメリカ最大規模の音楽賞であるアメリカン・ミュージック・アワード(AMA)、およびブラックミュージックの祭典であるソウル・トレイン・ミュージック・アワードが共に10月中旬、ほぼ同時期にノミネーションを発表しました。

アメリカン・ミュージック・アワード ノミネーションリスト

ソウル・トレイン・ミュージック・アワード ノミネーションリスト

AMAは来年のグラミー賞を占う上でも重要な賞と言えますが、このAMAでR&Bの3部門にノミネートされ、更にはソウル・トレイン…では5部門に大量ノミネート、それも新人賞・アルバム賞・楽曲賞およびソングライター賞といった主要部門に絡んでいるのが今回紹介する【ブライソン・ティラー】という男性歌手。日本ではそんなに名前が浸透していない模様ですが、米ビルボードチャートでも成功を収めている彼の名は知っておいて損はないと思います。

というわけで名刺代わりの一曲を。

・Bryson Tiller「Don't」(2015)

昨年10月にリリースされたファーストアルバム、『T R A P S O U L』(とはいえその前週にApple Musicで先行配信されましたが)は米ビルボードR&Bアルバムチャートで2位発進。多くの著名ミュージシャンが発売前からその才能を絶賛し、注目が集まっていたゆえのハイパワーデビューといえます。そのリリース直後までの内容はbmrに詳しく掲載されていますので是非チェックを。

結果的にアルバム『T R A P S O U L』は米ビルボードR&BアルバムチャートのみならずR&B/ヒップホップアルバムチャートでも最高2位、そして総合アルバムチャートでも最高8位を記録するヒットに。先述したシングル「Don't」は米ビルボードシングルチャート最高13位(R&B2位、R&B/ヒップホップ4位)、「Exchange」はシングルチャート最高26位(R&B4位、R&B/ヒップホップ8位)のスマッシュヒットを記録しています。チャート上でも一定の成果を上げたといっていいでしょう。

今の時代を色濃く反映した『チル+ドープ+メロウ』(ディスクユニオンより)な作品集ですが、面白いのはたとえば先述した「Don't」のサンプリング元がマライア・キャリーだったり。

一聴すると解らないかもしれませんが、こういう気付きがあると面白いもので、こういう発見した(したい)!的アプローチから『T R A P S O U L』に入り込んでいくのも面白いかもしれません。

 

 

AMA、ソウル・トレイン...で一定の成果を得ればチャート再浮上は間違いないでしょうし、現地時間で12月6日に発表されるグラミー賞のノミネーションにも絡んでくるかもしれないブライソン・ティラー、覚えていて損はないというか覚えるべき、でしょうね。