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face it

青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

朝に似合う爽やかな、でも実はエロい曲たち

昨日のKIRINJIエントリーの流れで、こんなことをつぶやいたのですが。

数名の方からいいねをいただくとは予想だにしていませんでした。ということは少なからず需要があると解釈していいのでしょうか...?

 

 

今回つぶやいた(兄弟時代の)キリンジによる関連曲2曲は下記に。動画は...こっそりと紹介させていただきます。

冨田恵一 feat. キリンジ「乳房の勾配」

歌詞サイトに未掲載のようなのでこちらを。いきなり"体だけさ~"と歌われるとただただ受け入れざるを得ないでしょう。そこから現KIRINJI堀込高樹さん(兄)によるエロティックワードが炸裂。"恥知らずな漲り"、"歪むシンメトリー"も凄いですが、サビ前に必ず配置される"あたためられた歯"の、十分な事前の戯れを妄想させるパワーワードたるや。当初収録されていたアルバム『PRO-FILE of 11 Producers VOL.1』(1998)が入手困難必至ゆえ、冨田恵一さんのベストアルバム『冨田恵一 WORKS BEST~beautiful songs to remember~』(2011)の初回生産限定盤を手に取ることをお勧めします。

 

キリンジ「癇癪と色気」

シングル「牡牛座ラプソディ」(1999)のカップリングとして初出。オムニバス『SWEET VOICES -Gentle Boyfriends-』(2009)にて比較的容易に手に入るかと。歌詞は下記に。

ボサノヴァ風アレンジに乗せて歌われるは、"手繰ってなぞって掠って閃く、"弄って嬲って舐ってしくじる"...これがサビのフレーズなんですからものすごい挑戦的ですよね。しかし、こんなに強い言葉が羅列されているにもかかわらず、まるで小洒落た店のBGMに用いられてもおかしくない(し一聴してエロソングだと気付かせない)のはキリンジの凄さではないかと。こちらも堀込高樹さんによる作詞。

 

他にも、たとえば星野源にも。

星野源「桜の森」

アルバム『YELLOW DANCER』(2015)収録。共に収められた「Snow Men」共々エロティックなメタファーが満載で、詳細は別名"スーパースケベタイム"として出演した『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(TBSラジオ 土曜22時)の書き起こしを引用させていただくのでそちらを是非。

調べていくうちにこの記事に出会ったのですが、「Snow Men」のメタファーはこれ!と直接的に書かれるとちょっと引きますね。キリンジ星野源さんのような隠喩こそ日本人らしいわびさびがあって心地よく聴こえるのかもしれません。

 

※ 追記

そういえば、平井堅さんもそういう曲多かったなあと思い出した次第。

平井堅「CANDY」

2009年のシングル。平井堅さんのシングルには時に"ご乱心"なものもあって(たしか、この表現を用いたのはミッツ・マングローブさんだったと記憶)、この曲はまさにその系統。

"candy"には、魅力的な女性(もしくは男性)という意味もあるのですが、この場合は…おそらくここで書かれているほうでしょう。平井堅さんの、こういう曲をシングル化までしてしまう策士っぷりたるや凄いなと実感させられます。