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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

干すことを堂々と言えるメディアと自浄作用のない芸能界を憂う

SMAP解散、および独立に関する動きについては、ここで二度ほど私見を述べました。

 

そのメンバー3名の移籍が発表されました。

稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの移籍を応援します。

そして、芸能界に蔓延る慣例が絶対正しいとでもいうべきメディアの報じ方、ならびに慣例そのものにどっぷりと浸かっている芸能界そのものを変えないといけないのでは、と思い今回記載します。

今朝の記事でスポーツ報知は『3人とも事務所退所となると、今後はいばらの道となることは確実』と記載。また同日付の紙面ではやや大きく”最低2年か”と記載されていることも確認しました。移籍後2年はテレビに出られないことが慣例という暗黙のルールには溜め息。才能ある者がいとも簡単に干されることが如何に愚かなことか、書き手もそして芸能界自体も分かっているはずです。そもそも

報じているメディア自身が”干す”わけですからその報じ方は矛盾と言える

【追記あり】先月のBPOへの視聴者意見の飛躍的増加に関する私見(2016年2月10日付)より

自身が”干す”側にいるにも関わらずスポーツ報知はよくぞ無責任に記事を書いたり発言したり出来るものだと。無論これは、他のメディア全体にも言えることです。

 

(ちなみに、『今後はいばらの道となることは確実』という表現自体にも引っ掛かるものがあります。例えば、2国間の対立に新たな火種となるかもしれない事態が発生した際のニュースの終わりに、”今後2国間の関係悪化が懸念されます”という一文が原稿に含まれていることがよくあるのですが、その事態を機に逆に協力する可能性もゼロではないわけです。つまり一文を挿入することで、メディア側の憶測や、もっといえば希望を記事に織り込んでいるわけです。受け手の冷静な解釈が必要になってきます。)

 

 

干すことについて書くならば、たとえば先日観客動員200万人を突破した映画『この世界の片隅に』の主人公の声を演じたのんさんがほとんどテレビに出られないことなどを見れば、その慣例が強く存在していることは明らか。芸能界が、タレントが独立または移籍する前の事務所の意向を(それが大きければ大きいほど)絶対とみなし、移籍等しようとするタレントを裏切り者として陥れるそのやり方はあまりに不健全です。そしてその不健全な矛盾をなぜ誰も突こう、壊そうとしないのかが、傍から見て異様というか恐ろしいとすら。その不健全な芸能界を反社会的と揶揄する声もありますし(実際の表現はもっと直接的)、たとえば今回の記事における”決別”という表現にも気持ち悪さを感じてしまいます。まだ芸能界内部からの声は聞こえてきませんが、解散報道時にもあまり聞かれなかったことを踏まえればダンマリかもしれませんね。

 

 

無責任のメディア、自浄作用のない芸能界...これらがこの1、2年のSMAPの動きで明らかになりました。非常に残念です。なんとかして打破したいものです。