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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

再掲・New Agenda

人種差別主義者によるデモが発生する事自体がおぞましいことなのです。しかもデモ反対派に車が突っ込み死傷者が出るという状況に唖然としています。

更におぞましいことには、人種差別主義、白人至上主義者はこのデモでトランプ大統領を称えているのです。

”Heil”とは万歳の意。ゴスペルでも使われているはずの言葉であり、人種差別主義者にとってトランプ大統領は”神”なのかと...開いた口が塞がりません。

その称えられた側は。

この問題において人種差別主義者を名指しで非難しないのみならず、暗にオバマ前大統領の名前をちらつかせて自身の責任を回避しようという...自分はこの点において、トランプ大統領を”最低”だと糾弾しました。

北朝鮮の問題においてはあまりにも強気であり戦争すら起きかねないとおぞましさすら感じるのですが、他方人種差別主義者には弱腰...トランプ大統領の支持者はおそらくこのような人たちであり、大統領もそれをよく分かっているのでしょう。敵味方をあまりにもはっきりと蔑視ありありで区別する人が最高権力者たる社会は今の世界に大きな歪を与えており、いつ銃爪が引かれてもおかしくない状況を作り上げているという意味において、トランプ大統領には退いていただきたいと強く思います。

 

 

4年前、ジャネット・ジャクソン「New Agenda」を紹介したエントリーを掲載しました。

本文では直接言及しなかったものの、日本において安倍政権が、野党や東アジア諸国を平然と敵認定する、その姿勢を憂いたことが掲載の背景にあります。『日本を、取り戻す。』というキャッチコピー登場時からその姿勢を疑問視していた身として、急激に政権支持率が低下した今、市井の多くがその姿勢を認識してきたのではと感じています。

荻上チキ・Session-22』(TBSラジオ 月-金曜22時)、7月31日付Main Sessionについてはこちらで聴くことが出来ます。

 

今の日本、そしてアメリカの政権に共通する敵認定、蔑視上等という姿勢が強硬な人種差別主義者を生みもしくは育んでいるような気がしてなりません。彼らにとって最高権力者は自分の歪かもしれない考えが間違いないことの理由となる絶対的な存在、すなわち”神”なのでしょう(それゆえ、彼らに一縷でも思いやる心があったとして、”神”の存在が暴走に走らせることを許してしまうのでは、と)。日本ではアメリカほどの動きはないかもしれませんが、ネット上で溢れるヘイトスピーチの数々には閉口するばかり。尤も、反政権の人々の中にも叩くことを正義としてヘイトを振りかざす人がいて、右でも左でも極端に振り切った人間による議論を無視した行動、言動の刃には辟易してしまうのですが。そういった差別上等の方には改心の余地がなければ退出していただきたいところですがそれも極端な発想にほかならず、ならば「New Agenda」での宣言の如く強い思いをもって話し合い、諭し、そして慈しむ場を設け、柔和を目指さないといけないと考えます。だからこそ、こういう問題が起きる度に何度でも声を上げていこう、このエントリーを再掲していこうと考えた次第です。

 

人種差別を振りかざす人間の改心には一縷でも期待出来るとして、しかし彼らの心の拠り所が存在する限り、またも暴走を繰り返しかねないのではという懸念を覚えます。その意味において、崇められる人々にはその座から退いていただきたいと強く願います。そもそも多様な人間の集まりたる国において、その多様性を認められない人が首長に就く段階で大きな矛盾を孕んでいるのですから。