イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

『NHK紅白歌合戦』の出場条件を自分なりに整理し、出場希望歌手を書き連ねてみる

今年も残すところ2ヶ月足らず。今月は『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)の司会者ならびに出場者が発表される模様です。さてこのブログでも紅白について、幾度となく触れてきたのですが、現段階で自分が考えている”出場条件”をざっと書き連ねてみます。

① 社会的なヒット (オリコンよりもビルボードジャパン重視)

NHKへの貢献度 (レギュラー番組起用・朝ドラやスポーツ中継の主題歌、『SONGS』への出演等)

③ 事務所のパワーバランス

④ ベストアルバムのリリース

⑤ アイドル、アニソン・動画・ボカロ等、演歌については純然たるCDセールス

⑥ 音楽家の追悼企画にて代表曲を歌っていること

①については以前も掲載しています。

ここ数年の”シングルCDは出さないが(世間的に)大ヒット”という作品が今年は少ないように思われます。ただ、今年はレコード会社や歌手の思惑とは異なるところからサプライズ的なヒットが生まれ、後にCDリリースに至った...というパターンがあり、ビルボードジャパンにランクインし社会的なヒットと認められてからレコード会社が動く状況がみられます。

②において、大きなスポーツイベントは少なかったため、今年においては朝の連続テレビ小説関連が目立つのですが、Mr.Childrenはオリンピックテーマソングでの出場時以外出たことがなく、また松たか子さんは『アナと雪の女王』が大ヒットした年の紅白に出場していません。桑田佳祐さんもカウントダウンライブがあり、今年においては難しいかもしれません。ただし、『SONGS』出場歌手については出やすい傾向あるようです。

③は言い換えると”事務所内、もしくは事務所同士の思惑”といえます。あまり考えたくはないことですが、たとえば事務所を離れた方に出場を打診したとして、前事務所から共演NGを叩きつけられるということも出てきます。そのため辞退理由が”本人の意向”等と言葉を濁される場合もあるので注意が必要です。この件、④および⑤については①で掲載したリンク先に軽くですが記載。⑥は今年においては平尾昌晃さんの企画が用意されるのでは?との見方があります。

 

さて、これらを踏まえて出場が見込まれる...というか、【個人的に観てみたい、出場してほしい歌手】を書いてみます。

 

 

・オースティン・マホーン

ブルゾンちえみさんネタに用いられ、今年上半期大ブレイク。幾度となく来日を果たしたほかCDとしても夏にシングル、先月にはアルバムと日本独自でリリース(アルバムについてはオースティン・マホーン、来月日本発売のアルバムはオリジナルアルバムではない?(9月20日付)に掲載)。もしかしたらブルゾンさんの関連で紅組発となる可能性有り。

 

エド・シーラン

来日公演延期を謝罪する意味でのパフォーマンスに期待(ゆえに、昨年のポール・マッカトニーのような日本に行きますアナウンスではなく、事前収録であれどパフォーマンスする予感)。こちらは今年下半期になってビルボードジャパンソングスチャートで「Shape Of You」がロングヒット、またアメリカでは通算12週もの1位を獲得しました(この記録については米ソングスチャート、エド・シーランが12週目の1位に。3曲が新たにトップ10入り(4月18日付)に掲載)。

 

・荻野目洋子

ダンシング・ヒーロー」のリバイバルヒットについては荻野目洋子「ダンシング・ヒーロー」が次週以降チャートを駆け上がる予感(11月2日付)等を参照。そして。

 

三浦大知

荻野目さんと同じ事務所に所属。昨年春のMステ出演で一気にその実力が知られ、そのまま熱が冷めることなく今に至っている気がします。シングル「EXCITE」がセールスチャートを制し(オリコンより)、めちゃイケでチャート上も再浮上。『うたコン』では歌謡曲のカバーにも挑戦したほか『SONGS』への出演も決定しています。

 

ただ、この二組が出るとなると、来年の引退を宣言した安室奈美恵さんの”最後の紅白”出演は難しいのでは?と勝手ながら危惧しています。エンタテインメント界内部からも高く評価されていますが、前事務所との折り合いが...という話を耳にすると、現在事務所に所属する人たちとの共演は難しいのではないかと。尤も彼女が出ようと思っていればの話ですが。

 

菅田将暉

『おんな城主直虎』終盤の露出の多さ(イコールNHKへの貢献度)、今年CDデビューやラジオレギュラー出演等でさらなるブレイクを果たした方。そして彼が出るならば期待したいのが。

 

・米津玄師

おそらく地上波未出演の”最後の大物”であり、ネットとの親和性の高さもプラスポイント(紅白では以前からYouTuberを出演させており、ネットへの働きかけには積極的だったといえます)。アルバム『BOOTLEG』は初週15万前後の売上が見込まれる他、自身の作品のみならず菅田将暉さんやDAOKOさんとのコラボ曲がいずれもビルボードジャパンソングスチャートトップ10入り(最新11月6日付チャートでは100曲中6曲もランクイン)。米津さんを軸にメドレー形式で歌うのもありかと。

 

・Doughnuts Hole

松たか子さんの出場が前提となるため、以前『アナと雪の女王』大ヒットしながらも出場しなかったことを踏まえれば微妙かもしれませんが、『わろてんか』主題歌に起用されており出場はあるでしょう。そうなれば主演ドラマ『カルテット』でのユニット出演(初披露?)にも期待。実際、ユニットのひとりである高橋一生さんは『直虎』『わろてんか』に出演。曲提供した椎名林檎さんは先日NHKでオリンピック関連番組に出演しており紅白出場は確定かと。また松たか子さんのオリジナルアルバム、椎名林檎さんのカバーアルバムに「おとなの掟」が収録(それも12月6日同日発売)...となると期待は高まる一方。実際、「おとなの掟」はビルボードジャパンソングスチャートでトップ10入りを果たしています((追記有) ビルボードジャパン最新チャート、『カルテット』主題歌がトップ10内に初登場(2月16日付)より)。米津さんによるメドレーとの対決という形で、椎名林檎さん関連メドレーというのがあればなあと。

 

 

あくまで個人的な期待であることをあらためて前置きしますが、この人選+安室奈美恵さん出場ならば嬉しい限りです