イマオト - 今の音楽を追うブログ -

旧ブログ名:face it。音楽チャートアナライザーとして、ビルボードジャパンや米ビルボードのソングチャートなどを紹介します。

後出しデラックス・エディションは企業体質なのか?

昨日はこのようなエントリーを掲載したのですが。

書いた後に伺った、地元の新譜CD販売店でみかけたこれらCDも実は”出し直し”であり、AIさんだけではなかったと痛感した次第です。

 

11月15日発売。一昨年末リリースのベストアルバムに2曲を追加収録(ただし元のベストアルバム、初回限定盤AおよびBに収録されたボーナス・トラック2曲は削除)。追加分のうち、「新しい明日」は今週金曜スタートのドラマ『マチ工場のオンナ』(NHK総合)主題歌。

11月8日発売。一年前リリースのアルバムに3曲を追加収録。うち2曲はSEKAI NO OWARIがEnd of the World名義で参加し、「Hollow」は『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で披露済。

 

この2作品は、昨日紹介したAI『和と洋と。』(『和と洋』のデラックス・エディション)に比べれば、元の作品からデラックス・エディションに至るまでの期間が長めに設定されています(DNCEは1年、松田聖子さんは2年)。とはいえ期間の長さに関係なく、元のアルバムを持っている方が追加収録分欲しさに買うとなると音源はほぼダブるわけですから、やはり不親切さは否めません。そして昨日紹介したAI『和と洋と。』もそうでしたが、昨日今日で取り上げた3作品はいずれもユニバーサルミュージック発なのです(AI『和と洋と。』はこちら)。AIさんにおいては複数回、後出しデラックス・エディションを実行しているので彼女側の問題とも指摘しましたが、ここまでくると企業体質もあるかもしれません。

 

自分の考えは昨日載せた通りなので詳細は割愛しますが、簡潔に申せば、やり過ぎだと思います。