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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

ドリカムを見事に自分のものにした三浦大知さんによる2曲

最近になってようやく、10月に放送された『めちゃ×2イケてるッ! ダンシングヒーローゴイゴイスーペシャル』をちょっとずつ、時間があるときに観ています。フジテレビ系圏外の青森県では2ヶ月近く遅れて今月上旬OAされており、今からでも青森で三浦大知さんの魅力に気付く方が出てくれば嬉しいなと思いながら。

 

さて、番組序盤、”イベント出演等で多忙な三浦大知さん”を表すVTRとして、このイベントにおける共演映像が挿入されていました。

DREAMS COME TRUEとの共演で、彼らの代表曲のひとつである「決戦は金曜日」を三浦大知さんが歌っていたのですが...あくまで個人的にはちょっとした違和感を抱いた次第。上記ライブレポートを後で発見し、同イベントにおいて三浦大知さん版による「決戦は金曜日」(カバー集『The best covers of DREAMS COME TRUE ドリウタ Vol.1』収録)を一度歌った後、両者でのオリジナルアレンジによる披露だと知ったのですが、ドリカム版「決戦は金曜日」のオケに三浦大知さんの声を合わせるよりも、三浦大知さんによるカバーバージョンのほうがしっくりくるなあと思ったのです。この三浦大知さん版については以前紹介しています。

オリジナルも好きなのですが、”三浦大知らしさ”の観点でオリジナルを咀嚼し、きちんと自分のものに出来た『ドリウタ』収録のカバーの素晴らしさに圧倒された身には、そちらをより推したいと思っています。

 

さて、三浦大知さんとドリカムといえば、ドリカムが提供したこの曲についても述べなければなりません。

三浦大知「普通の今夜のことを - let tonight be forever remembered -」(2017)

最近になって、期間限定の動画が公開されました。

配信のみでリリースされ、来年3月発売のベストアルバムに(フィジカルでは初めて)収録されるのがこの曲。三浦大知さん版のリリース直後、ドリカムがアルバム『THE DREAM QUEST』(2017)にてセルフカバーしており、この曲も両者のバージョンが存在するのですが、個人的にはこの曲についても、三浦大知さん版を強く支持したいところ。ドリカムが「24/7 -TWENTY FOUR/SEVEN-」(2000)等でみられるような、彼女たちが得意とする90年代R&B風なアレンジを敷いたのに対し、三浦大知さんのは70~80年代前半のソウルミュージックマナーなアプローチ。三浦大知さんのほうがより古いサウンドを踏襲しているのですが、むしろそのほうが時代を経ても色褪せないだろう音に聴こえる気がします。ちなみに三浦大知さん版において、サビ頭を聴いて思い出したのが、こちらも古き良きソウルミュージックを意識したであろうエリック・ベネイ「You're The Only One」(2008)。

割とシンプルなアレンジの上で各楽器が温かな音色を添えることにより、よりエバーグリーンな音になっているかのよう。ちなみに三浦大知さん版から他にも思い出した曲があり、それがデバージの名曲群。具体的にどの音が似ているとかというよりも、アレンジが持つその美しさが共通するかのよう。

最新トレンドを取り入れるだけではなくこういう音にも挑戦し、しっくりハマるということに、三浦大知さんの深さを実感した次第。どんな曲も、一度三浦大知さんが解釈してしまうと他の方が手出しできないくらいの高みに達するんじゃないでしょうか。