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チャート愛好家。ビルボードジャパンや米ビルボードのソングスチャートなどを紹介します。

歌手によるラジオ番組の代打ナビゲートは音楽業界の新プロモーション?

これって音楽業界の新たなプロモーションになるのでは? そう感じた今週の”代打”攻勢。

1月24日にシングル「東京」、2月21日にアルバム『I』をリリースするJUJUさんが今日、LiLiCoさんの代打ナビゲートとして番組を4時間半進行することに。J-WAVEでは以前レギュラー番組を持っていたことはありますが、あくまでも歌手の個性(パーソナリティ)がクローズアップされた類の番組であり、生放送の情報番組を担当というのは異例ではないかと。

しかしこういった例は今週他にも。

竹内琢也さんはFM802のDJ。プロのラジオDJの代打が歌手というのには驚きますが、よくよく考えたら向井太一さんは昨年11月にアルバム『BLUE』を、RIRIさんは来月アルバム『RIRI』をリリース予定J-WAVEでJUJUさんの楽曲がよく流れるようにFM802でも両者(の曲)が愛されているゆえの起用でしょうが、これまでならば別のラジオDJ(たとえば春以降のレギュラー起用を見越してのテスト的な側面も有り)が代打を担当するのが通例だったのが、リリースを控えた(もしくはリリース後間もない)歌手が登場するのは新たなプロモーションの形ではないかと思うのです。そう考えると、スペシャルウイーク(聴取率聴取週間)にも関わらず『GOOD NEIGHBORS』(J-WAVE 月-木曜13時)レギュラーのクリス智子さんの代打をOKAMOTO'Sのハマ・オカモトさんが務めたのもなんとなくしっくりきます。

(とはいえOKAMOTO'Sにおいては最新作『NO MORE MUSIC』のリリースが2017年8月であり、ラジオ出演は発売から4ヶ月経過。それゆえ同作品のラジオでのプロモーションとは異なる気もします。そして大事な聴取率聴取週にクリス智子さんが代打の件で一日不在というのは、もしクリスさんの意向ではなかったのだとしたら彼女にも、番組ファンにも失礼ではないかと個人的には考えています。)

 

ラジオの生放送に歌手が、ゲストではなく代打として登場するとなると、曲紹介等でのラジオ技術が必要になるはずですが、一度きりの代打ならば許してもらえるのかもしれません。ただ、今後このような代打登場が増え、リスナーが”この代打はプロモーション目的だな”と察するようになると、ラジオ技術も問われていくことになるかもしれませんので、局側は最低限の技術を歌手に伝えてほしいと思います。そして同時に、こういう方法は歌手側が潤うとしても、他方ラジオ専属DJにとっては活躍の機会が減りモチベーションが下がりかねないのではと懸念しています。局側はその点をしっかり感じてほしいと強く願います。