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青森県在住。毎週日曜日17時から、FMアップルウェーブ発の番組の一員として参加。音楽・ラジオ好きによる"日々の音"やメディアの話

カルヴィン・ハリスの新曲と次のアルバムの構想(そして今回も収録漏れ必至?な曲)

最新5月5日付の米ビルボードソングスチャートではJ・コールがアルバム収録の12曲全てをトップ100に送り込んだため(今の米ソングスチャートの見方、そしてダリアス・ラッカーと現在のフーティー・アンド・ザ・ブロウフィッシュ(5月2日付)参照)、チャート上では赤丸がついていながら(前週より勢いが増していながら)、前週と順位が変わらないかむしろ低くなっている曲があります。こちらもその中のひとつ。

カルヴィン・ハリス&デュア・リパ「One Kiss」(64→64位)

ミュージックビデオは現地時間の5月2日に公開されているため、次週以降のチャートでは動画再生分がストリーミング指標に反映されることに。昨年リリースのカルヴィン・ハリスのアルバム『Funk Wav Bounces Vol. 1』が80年代R&B感を強く表した素晴らしい作品でしたが、収録曲のソングスチャートにおけるリアクションが芳しくなく、トップ40入りが2曲にとどまる状況でした。一方でこの曲は既に、イギリスではありますがチャートを制し(最新週も1位で、3週連続首位をキープ)、また日本では『J-WAVE TOKIO HOT 100』(J-WAVE 日曜13時)の最新チャート(4月29日付)も制覇。今回は前作とは少し路線を変え90年代前半のダンスミュージックを敷いた楽曲となっており(それこそ個人的にはクリスタル・ウォーターズ等を思い出した次第です)、アナログテレビ的なザラつきや残像、合成の粗粗しさが特徴的なミュージックビデオも含め、総じて非常にキャッチーなのです。アメリカでもJ・コールや次週大量チャートインが予想されるポスト・マローン等ヒップホップの荒波に負けず、もっと伸びて欲しいと思っています。

今回の楽曲、一説にはパーティーネクストドアをフィーチャーした「Nuh Ready Nuh Ready」に次ぐ、来るべきアルバムからのシングルとのこと。たしかに、ミュージックビデオの"質感"は共通していますね。

仮に今度のアルバムが90年代前半感で統一されるのだとしたら...一昨年リリースされ全米3位を記録しながらも未だオリジナルアルバム未収録だったこの曲が今回も外されるのではないかと懸念しています。

あくまで個人的ながら、一昨年の作品の中で最も好きな洋楽曲ゆえ寂しさは募るばかりです。